機動戦士ガンダムSEED PHASE-07(第7話)宇宙の傷跡

前回総集編か?と書いてしまいましたがそうありませんでした。ごめんなさい。

要塞アルテミスで補給を受けるつもりだったアークエンジェルは、あてが外れて補給なしのまま宇宙をさまよう。仕方なくデブリ帯と呼ばれる、漂流物が集まる場所で拾いものをしようとする。

さて一方のクルーゼ、アスランはザフトの本拠、プラントへと戻る。それは中立のオーブのコロニー、ヘリオポリス崩壊の経緯報告のため。ザフトは評議会と呼ばれる意思決定機関がある。

評議会の議長はシーゲル・クライン、ラクス・クラインの父。ラクスはアスラン・ザラの婚約者で、アスランの父、パトリック・ザラも評議会の委員。シーゲル・クラインはハト派で地球との共存を望んでいるが、一方のパトリック・ザラはタカ派で地球側をまったく信用していない。そんな性格の合わない二人の息子、娘が婚約者というのも何故なのか不思議なのだが。

ラクス・クラインはアイドルで歌姫。この時点では時空要塞マクロスのリン・ミンメイかと思ったが、シリーズ中盤からの振る舞いでまったく違ってくるのだが。

アスランは婚約者ラクスと会えるかと思いきや、会えない。というのもラクスは「ユリウスセブンの悲劇」「血のバレンタイン」と呼ばれ、このナチュラルとコーディネーターの戦争のキッカケとなったユリウスセブンの弔問イベントに出かけたため。

アークエンジェルはデブリ帯に崩壊したコロニーの残骸を多く見つけ、そこから水を補給することを思いつく。しかしそこに何故かザフト軍が通りかかって交戦状態になる。そしてまたもやキラが救命ポットを拾ってくるのだが、そこに乗っていたのが何故かラクス・クラインだったところで今回はオシマイ。

なかなか気付きづらいのだが、たまたまユリウスセブンの残骸に弔問イベントに来たラクス・クラインの船が遭難し、救命ポッドに乗っていたという設定。そしてデブリ帯といっても、アークエンジェルがアプローチした場所はユリウスセブンの残骸が数多く残る場所だったという、なんというご都合主義、いや偶然。しかしこれでメインの登場人物が揃い踏み。

さて、今回のフレイコーナー。前回の「そーよ、この子よ。だってコーディネーターだもん」発言を仲間にたしなめられて謝ることを強く勧められる。

「サイがそんなにいうんなら・・・」

と自分の意思ではなく、言うには言う。そして基本的には人がいいキラが

「いやいいんだ、本当のことだし」

と答えると内心、そうでしょ、本当のことだから私何も悪いこといってないじゃない位の反応。反省の色なし。しかしこんな反省の無さが彼女と仲間との距離をどんどんと離していくのだが。

来週はアークエンジェルに現れた、第2のコーディネーター、ラクス・クラインがどんなことになるのやら。