庶民のスポーツカー、アルトワークスが帰って来ました。そのハイライトは5速マニュアル、そしてレカロシート。なにより軽量な車両重量が大きな武器となりそう。
そこでホンダ S660とスペック比較をしてみます。
全長は同じ3395mmと軽自動車枠めいっぱいながらも、プロポーションはこれほどまでに異なります。アルトワークスが普通のアルト、つまり足車をベースにしているために車高は1500mmとかなり高いのです。デザインで車高が低く見えますが、これは幅よりも高さの方が大きい、いわゆる「食パン」カーの一種。
一方で武器はその軽量さ。FFモデルで 670kgと、S660の 830kgと比較してなんと 160kgも軽いのです。実に大人2名分。
ここから考えると、加速は明らかにアルトワークスの方が軽快ということ。
コーナリング性能は重心やタイヤグリップによって左右されますが、どうでしょうね。この160kgの差を埋められるほどでしょうか？
そしてアルトワークスといえば4WDモデルに注目。そのトラクション能力でアンダーパワーとはいえすべてを効率よく路面に伝えきると、軽量さとあいまって路面の悪い場所では無敵の強さ、速さを誇るはず。4WDモデルは +50kg、720kgでそれでも軽量さを保っています。
モータースポーツでの活躍が期待されますね。はやく試乗してみたいものです。