名前は大事。ホンダ次期ビートがS660になったわけは?

次期ビートがS660となって2015年デビュー予定ですが、なんで名前がビートじゃなくなったのでしょう。

以下、あくまでも推測ですからね。

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ビートとは?

ホンダ・ビートとはBEAT、それまで2輪で使われていた名前を4輪のミッドシップ軽オープンの名前として冠したものです。

このビート、シートがゼブラ調だったり、ロゴから受ける印象は明るく楽しく。メーターがバイクのような3眼式の独立メーター、エンジンもMTRECと呼ぶ4連スロットルで8000回転回る3気筒エンジンを搭載して、4輪バイク的なイメージでした。

ハンドリングはというと、超安定志向で終始アンダーステア、ドリフトはできず、あくまでもビービー言わせながら走る、どちらかというと原チャリに近いもの。

Sの系譜

ホンダにとってSは特別な意味を持ちます。4輪参入の狼煙であり、ピュアスポーツのSです。それはS500からはじまるS600/S800の第一世代もそうですし、1999年デビューのS2000でもそうです。

S2000もビートと同じくオープンカーですが、デカ・ビートと呼ばれることはありません。明らかに出自が違うもの、コンセプトは「本籍はサーキット」です。

HONDA | S2000 | Memories of S2000 ∼ 生産を終えるS2000へのメッセージ ∼ ・ 開発責任者 上原 繁

我々はS2000を、リアルオープンスポーツという、他に類がない、唯一無二のものにしたかった。そうした想いが最初からあり、最後までぶれることなく完成へと至りました。その想いは、「ボディ剛性が低いオープンカーでは、本格的なスポーツカーが出来ない」という一般常識への挑戦だったのです。 ですから、S2000の本籍をサーキットと決めました。オープンカーとしてはかなり硬派なポジショニングです。

S660の名前に変わった意味

実はホンダは一度もビート復活、とはいってこなかったはずです。これまでもEV STERというデザインスタディモデルを出し、それが好評だったのでS660として軽オープンスポーツとして出すと。雑誌や我々が「ビート復活!」とウキウキしていってたのですが、唯一気になったのが先日のモーターショーのとき。

メディアが「次期ビートは・・・」ときくと、ホンダ広報の人が必ず言い直すんです。

これはビートではありません、S660です!

別にビートでもS660でも同じじゃない・・・なんでそこまで言い直すのかな、と不思議だったのですが、改めて気付きました。

これは緩いスポーツカーではない、硬派なスポーツモデル、ホンダ・スポーツなんだと!

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そうなると話がちょっと違ってきます。つまり終始アンダーの安定志向のビートではなく、第二世代SのS2000に通じる、カミソリのようなコーナリング。

Sに込められた意味がそうだとしたら、かなり走りに期待です。S2000も相当やり過ぎ、販売的にはビミョーでしたので、そこだけが心配ですが。

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Sの走りに必要な装備かも...

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