「放射能」入りの雨に打たれながら美味しんぼについて考えてみた。

あれの一番の問題、というか、みんなが腹立てているのは「漫画」にも関わらず、全然面白くない、つまらない点ではないかと。主張の善し悪しや、表現の自由なんて高尚なレベルにいく前の時点でつまづいている。

むしろ「漫画」としてのエンターテインメント性、フィクション性をもっと生かして、

今、福島は鼻血の湖があちこちにできている。
有効活用するために習字の先生はこの赤い水をつかって指導している。
ヘモグロビンは酸化するとすぐに黒くなってしまうために鮮度が重要。

のような展開をみんなが希望していたはず。

つまり。

イニシャルDで実在の峠を走っているけど、AE86が速くって、オーラが出たり、見えたり、空飛んだりしても本当じゃないわけです。非実在86。あるいみそうあってほしい、という願望を具現化しているから面白いわけで、、

そっか、原作者はそうあってほしいという願望を具現化してあのストーリーにしたのか。やっぱり狼少年は悲劇を望むようになるのね。

放射能被害の発生を声高に訴えてきたオオカミ少年は、悲劇を望むようになる : アゴラ - ライブドアブログ

簡単に言うと、「原発は危険だ危険だと言い続けて来た人にとっては、原発事故で健康被害が起きてもらわないと自分が嘘をついたことになるので都合が悪いため、明るいニュースを喜ばない」という話です。オオカミ少年は悲劇を望むようになる、というのはそういうことです。

以上、単なる独り言です。