今夏の親子旅行の行き先は北陸。毎回テーマをもって旅行へ行くのですが、今回はこちら。
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「ノーカーナビ」
カーナビ、iPhoneの地図など電子機器を使わず、ローテク、紙地図を使うこと。そしてこれを見るのは息子の役目。
そもそも助手席はナビゲーターシートという名前であり、ナビをするのが本来の役割。カーナビが普及し、これだけスマホが常態化するともう一つの呼び名、パッセンジャーシート＝乗客となり、まるで飛行機のようにTVをみたりゲームをして目的地に着くのを待つだけ、という受け身な姿勢に終始します。特に前回の旅行のときはまったく景色をみず、ずっとiPad/iPhoneでバッテリーが切れるまでゲームを続けることに私が激怒。これはいかんと「使命」を与えることにしたのです。
この息子への「使命」は実は私にとっても「試練」になることを意味します。というのは私自身北陸は行ったことがなく、まったく土地勘がないのです。私もiPhoneでカーナビを使わないので、まさしく紙地図だけが頼り。
旅行に行く前に予告していたこともあり、子供は嫌がることもなく高速道路地図をみて今どこか、どちらにいくかほぼほぼ正しくナビゲーション。読めない漢字をアドバイスすれば、意外とやるもんです。
そうして金沢東ICで降りたところではたと目に入った看板、それは「兼六園」。
私「行ったことないよ、兼六園。そこに行こう！」
行き当たりばったりです。
兼六園にいってみると隣にはとても綺麗な石垣が。そうです、金沢城です。
そこには私の大好物、石垣が、しかも色とりどりの石垣があるではありませんか！ これには一人小躍り。
たっぷりと石垣を堪能し、そこから念願の砂浜をクルマで走れる道路、千里浜ドライブウェイへ。そうです、ここをオープンカーで走りたかったのですよ。
砂浜に入った瞬間に目に入った海水浴場。
「海に入ろう！ 泳ごう！」
砂浜を50mも走らないうちに、いきなり海水浴です。
ここで日没までの短い時間、海水浴。夕方というのに暑い気温に生ぬるい海水でタップリと海を堪能しました。
そして夕日の千里浜ドライブウェイを走り、近くのキャンプ場へ。
▼キャンプ｜世界農業遺産「能登の里山里海」へようこそ｜休暇村能登千里浜
すでに日没、受付が閉まっていて一時は泊れないかと思ったものの休暇村のエントランスで無事受付。しかも大浴場にも入れるということで、ラッキー。真っ暗になる前にテントを張らないと大変ということから急いでテントをはり、風呂に入って、近くのスーパーに食材を買いに行き、夜8pmから夕食。七輪を持ってきたので、炭火で焼き肉。
何年ぶりかに飯盒でご飯を炊くことに。ちゃんと炊けるのかなあと思いつつやってみたら、なんと見事に炊けた、凄いうまい！
あとは網で買ってきた焼き肉、ほたて、ソーセージを焼いてホクホク食べて満腹。
ビールも飲み、すっかり眠くなったものの、息子はこの時間から学校の宿題をやる、日記を書くと大張りきり。なんでも母親が「どうせ旅行先でやらないでしょ」といったのを気にして、見返すためにやるというのです。意外に頑張るんだねえと思いつつ、テントは占拠されているため外のビニールシートの上で寝ることに。
ところがです。
夏真っ盛りにも関わらず、夜は涼しい風が吹いてきて、しかも地面から冷えてきます。単なる1枚のビニールだけでは冷たさが伝わってきて、長袖のシャツにトレーナーでは太刀打ちできず。結局夜中に息子が広々寝ていたテントに潜り込み、息子を端っこに寄せて寝ることに。さすがはテント、しかも発泡つきのアルミシートを敷いていただけにとても温かい。寒さはしのげてよく寝られます・・・
・・・
ふと気付くと朝、あっつ！ あっつ！！
広い場所にテントを張ったのですが、直射日光でテントが温室状態に。日没間際に慌てて張ったので、そこまで考えられませんでした。回りをみるとちゃんと松林の中、日影にテントを張っていますよ、さすがです。
そもそもS2000でキャンプ、というのは結構無茶。トランクはまさにギッちり、この中にテントはもちろん、椅子に七輪、炭、海水浴道具にカメラ、ビデオまで入っているんですからね。それでも昔S13シルビアでキャンプによく行っていた経験から、こういうミニマムの場所に荷物を入れるのは得意なのです。なんかやりがいを感じますね。
2日目は宇奈月温泉、トロッコ電車に乗って秘境温泉を目指します。
（続く）
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