【Amazon】 Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング
先日発売になった『Amazon Kindleダイレクト出版完全ガイド』。この出版記念トークイベントにゲストとして勝間和代さんが登場。相変わらず切れ味鋭いビームサーベルで、固定観念をバッタバッタとなぎ倒す姿は気分爽快でした。これを誰が名付けたか、
「勝間無双」
【Amazon】 ガンダム無双3
詳しくはtogetterのまとめを見ていただくとして、今回はちょうどイベントの前後に電子出版をしたミニ四駆小説「流しのミニヨン・レーサー北川」と「月刊ミニヨン技術」創刊号に振り返ってみます。
▼「個人出版」を語り尽くす! 『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド』出版記念トークイベントのまとめ、これが勝間無双か! - Togetter
勝間無双は終盤になればなるほどヒド素晴らしいのです。端的な言葉ですべてを言い表します。
勝間「プロモーションの話が聞きたいと思うが面白ければ売れる。以上」 #KDPGUIDE
— コグレマサト (@kogure) May 31, 2013
無双絶好調! 売れなかったら著者に力がない。 #KDPGUIDE
— のまのしわざ (@noma) May 31, 2013
勝間「言っちゃっていいですか?なんで素人の本が売れないか。単純に読みにくい。読んでる時のテンポ感は読んでる人、書いてる人でないと出ない」 #KDPGUIDE
— コグレマサト (@kogure) May 31, 2013
素人とプロの差はどこか。それは読む量であり、書く量であると。
文章がうまくなりたければ一日10万字読む一日5000字書く10倍じゃ足りない、20倍必要!ん〜日々鍛錬#KDPGUIDE
— さわだゆたかiMovieクリエイター (@goyutaka) May 31, 2013
これは文章テクニックだけではなく、書く文章のネタ元にもなります。ですから勝間さんは書きたい本がいくつもあると、ネタは尽きないと豪語します。
現状でも1コインキンドル本を6冊出しており、毎日継続的に売れているそう。
毎日コツコツ売れていく。六冊出していると、だいたい二三冊買っていく。戦いは数だよ、アニキ。ドズルか、 #KDPGUIDE
— のまのしわざ (@noma) May 31, 2013
ここ、とても大切なポイントです。
勝間さん、これまで一切内容に触れていないのです。つまり内容をどうするか、タイトルをどうするか、一切いいません。ただいうのは数字、数だけなのです。経済評論家だから数字に強い感心があるだけではありません、ここにポイントがあります。
kindleのベストセラーは読者が作る、紙の読者は出版社が作る #kdpguide #opencu
— ayako miyazaki (@sdfg158) May 31, 2013
商用はカテゴリミスマッチの問題が壁。評価される前に出なくなるが、KDPは取り敢えず出てから評価される。 #KDPGUIDE
— のまのしわざ (@noma) May 31, 2013
出版社の最大の壁はこの数、部数です。部数が売れない企画はどんなによい企画であっても出版されることはなく、日の目を見ないのです。
しかし電子書籍はこの障壁がありません。個人出版が可能なのです。
そして本の評価は編集者や出版社の企画会議ではなく、ダイレクトに読者に委ねられるのです。これが電子出版の醍醐味といっていいでしょう。
一方で読者の品質も問われる時代になってきました。いわゆるクソレビュアー問題です。しかしこれも本の時代よりも電子書籍の方が流量が多く、クソレビューが流されていくといいます。
勝間「レビュアーの数が多い。数を比較すると紙よりも。紙の本では悩んだクソレビューが埋もれてくんですよ(笑)アクティブな参加者が多い」 #KDPGUIDE
— コグレマサト (@kogure) May 31, 2013
電子書籍になることで、レビューも汲み取り式から水洗式へと進化しているのでしょうか。
勝間さんの1コインキンドル文庫のレビューをみると、ここぞとばかりに誤字脱字、文体の不統一を上げ連ねて低評価をつけるレビューが散見されます。挙句のはてに最近の交通事故のゴシップまで持ってきてくる始末で、これは本の内容の評価、レビューとしてまったく関係なく、単なる誹謗中傷の域にまで入っています。
有名税といえばそれまででしょうが、電子書籍の健全な発達や、そもそも日本人の文化程度、社会性を考えた時にこれはまたいかがなものかと思う次第です。日本語は世界の中でもとても綺麗な表現をもつ言語で、日本人は心優しい親切な民族ではなかったのでしょうか。
・・・
このイベントの前後に、ワンダードライビング・ブックスから2冊の電子書籍を出版してみました。
いやあもう賛否両論、両極端に分かれて大変です。辛辣な批判は凹みます。こ、これが勝間和代さんがみてきた時の涙なのか...
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ええい、まだだ、まだ終わらんよ! ってかはじまったばかりだよ!
電子書籍時代の新しい雑誌の形態 [電子書籍] All Aboutオールアバウトの社内で、密かに盛り上がりつつ有るミニ四駆。某恵比寿内でミニ四ファイトが行われようとしているまさにその時、Kindleでミニ四駆の雑誌が創刊されるという情報がガイドの元に舞い込んできました。
ガイドはニッチな市場に向けて、広告を入れずに、セルフパブリッシング的に雑誌を発行するという手法は、会社規模で考えなければ成り立つモデルではないかと思っています。
そして、6月1日ついにミニ四駆の電子雑誌『ミニヨン技術』がKindleで発売されました。
勝間さんの1コインキンドル本はシリーズもの、そしてこの「ミニヨン技術」は月刊誌です。これが意味するものとは、戦いは数だよ、兄貴です。
▼ドズル「戦いは数だよ」ギレン「(お前が言うな)」 - ガンダム速報
勝間さんがビグ・ザムとすると、私はボール・GMくらいの戦力ですが、ソロモン攻略戦で活躍したのは実はこの大量のボール・GM。
「わはは、このビグ・ザム量産の暁には、連邦などものの数ではないわ」
確かにそれは真理なのですが、大作を量産するのは無理ってものです。であればヒットにバント、フォア・ボールでいいから塁に出て、小出しにしていく方がやりやすいです。
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まさにボール。
ソーシャル時代は賛否両論、ダイレクトに帰ってくるのでそれをみて誌面を作りなおすことが可能なのがいいですね。もう2号の準備中です。
一部で好評の表紙、グラビアも充実ですよ。ご期待下さい。