Hondaのハイブリッドカー、2代目となる新型インサイトを見にいってきました。
実車をみるまではトヨタのハイブリッドカー・プリウスそっくりと思っていたのですが、実際にみてみるとかなり印象は異なります。どちらもそのメーカーっぽいデザイン、曲面から構成されていて、それぞれ個性があります。5ドア、尻すぼみのデザインという空力的に有利なデザインにしたら同じような外形に帰結したということですね。パクリかえしたわけではなく、そもそものデザインのルーツをたどると初代インサイトであり、そしてバラード/サイバーCR-Xなのです。
サイバーCR-Xはシビックのコンポーネンツをフル活用しながらも流麗な空力デザインになっていますが、これはジウジアーロという噂です。初代バラードCR-Xで不評だった後方視界の悪さを「エクストラ・ウィンドウ」という形で解消しているのがデザイン上の特徴で、これはインサイトにも受け継がれています。
インサイトにはこのエクストラ・ウィンドウの上の部分にライン状にハイマウントストップランプが埋め込まれています。このリアデザインは初代インサイトを踏襲していますが、もうひとつ、NSXにも似ています。そもそも初代インサイトはNSXと同じく、オールアルミボディ。軽量化と高剛性を併せ持ち、そういう意味ではインサイトはNSXをも始祖に持つのです。
さて一時サイバーCR-XのSiR(EF8), B16A VTECエンジン搭載に乗っていたのですが、あのデザイン、高い動力性能、圧倒的にシャープなハンドリングは本当に気に入っていました。すぐにシビック typeR (EK9)に乗り換えてしまったのですが、パイロンジムカーナならCR-X最強ですね。
そのCR-Xの問題点はというと、後席の居住性。足元がとても狭く、天井も頭にせまりくる上、ガラスが真上になるので照りつける日差しで暑いことこのうえありません。
2代目インサイトもこの伝統がかすかに残っています。全長もホイールベースも十分なので、後席自体に不満はないのですが、かなり天井がせまり、特にサイドがすぼまっているので頭まわり、いわゆるヘッドスペースがタイトです。
身長171cmの私がのって、多少髪の毛が触れるくらいでした。ただし私は車に乗るときだけ姿勢がいいので多少崩してのれば大丈夫でしょう。
また同様に前席も意外とフロントウィンドウが迫ってきており、シートを前に出すとAピラーがかなり気になります。同様にヘッドスペースはタイトな印象です。
空力をよくするため、キャビン上部をかなりコンパクトにしているのがよくわかります。この点シビックハイブリッドとは大違いで、シビックは3ナンバーで横幅が広い上キャビンフォワードでボンネットが短く、ダッシュボードが深くなっているのでキャビンは余裕がありました。
(左:インサイト、右:シビックハイブリッド・エンジンルーム)
写真が不鮮明で分かりにくいですが、エンジンルームはシビック・ハイブリッドよりもインサイトの方が余裕があります。ホンダは2代目ストリームあたりから超キャビンフォワードをやめて、3角窓も控えめなものも用意してきていますが、インサイトもその系統のようです。新型フィットは逆に超キャビンフォワードで、三角窓は逆に大きくなってますが。
空力といえばこのようにストレーキはもちろん、裏側はほぼフルカバーされてます。特にリアのバンパーまわりの覆い方は念いりで、いわゆるパラシュート効果(バンパー内に空気だまりができてドラッグが発生する)を抑えています。さすがですね。
足回りはといえば175/65R14のタイヤを装着。
標準でホイールカバーが装着されていますので、見た目は悪くないです。リアブレーキはドラムでした。
直上にあがるハッチバックのおかげで、のけぞる必要がありません。床位置もなかなかよく、荷物の出し入れはやりやすそうです。これならラジコンの荷物もたくさん載せられそうです。
ちょっと気になったのは深さ(高さ)がさほどない点ですが、床面はボードを折りたたむことでさらに10cmくらい深くすることが出来るので、問題なさそうです。
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ディーラーの方のお話だと、先日の土日はかなり人出が多く、見積りだけではなくただ見に来たかたもいたそうです。やはり注目度が高いようですね。ちなみに私のブログのアクセスもかなり「インサイト」で検索されてきている方が多いです。
そういうわけで、お忙しそうだったので今回は写真をとっただけ。ハンドリング等は試乗した時に確認してみたいです。
【インサイト・CR-X関連】
●Honda | 公式中古車検索サイト | CR-Xのカタログ CR-Xの在庫情報
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