サイゾーといえば、タブーを恐れず挑戦する雑誌として有名です。なので昨今のトヨタの所業にもメスを入れ始めたようですよ。
トヨタ本著者が語る トヨタ批判本に共通する問題点 : 日刊サイゾー──『トヨタの正体』では、多額の広告費によってマスコミのトヨタ批判が封じ込められている、との指摘も出ています。
井上 確かにそうした面はあると思います。ただそれは、トヨタではなく広告代理店が意図してやっている部分がある。ある雑誌でトヨタ批判が相次いだときに、それまで誌面に入っていたトヨタの広告が消えました。編集者に「トヨタに止められたのか?」と訊いたら、「トヨタではなく、代理店が配慮して止めた」と答えました。巨額の広告費を出しているトヨタを、代理店が慮ることが多いのです。
トヨタはKYでも広告代理店は空気読みまくりらしいです。
●「トヨタ式改善の進め方」:世界一の企業トヨタが世界一のKY企業となった理由 ([の] のまのしわざ)
●s/トヨタ/富士スピードウェイ/gして読みたい一冊「トヨタの闇」 ([の] のまのしわざ)
そしてトヨタのエコ戦略についてはこう切り込んでます。
トヨタが排ガス規制に反対? “エコ”という利権と矛盾(前編) : 日刊サイゾー〝地球に優しい企業〟というイメージが世間一般に広く浸透しているが、企業戦略には矛盾が生じているようだ。
「国内では大々的に報じられませんが、アメリカでは、GMやフォードなどの自動車メーカーと共に排気ガス規制に反発し、環境保護団体から猛抗議を受けています。さらに富士スピードウェイという自前のサーキットを持ち、F1に参戦していることから、“エコ偽善者”と揶揄する声もあります。また、大手家電メーカーの松下電器産業も09年度までに約30万トンのCO2削減を明言しているほか、環境キャンペーン『エコアイディア』を全国各地において展開する一方で、環境破壊のスポーツといわれるゴルフの現役高校生プロ・石川遼と所属契約を結び、今年9月にはトーナメントを主催。しかも、同社はトヨタのF1チームスポンサーにもなっています(苦笑)」(全国紙経済部記者)
「エコ偽善者」としての事例は確かに事欠きませんね。あくまでもイメージのエコ、マーケティングのためのエコ推進ですから、CO2削減という意味のエコとはまた違うといったところでしょうか。
●ニューズウィーク記事「トヨタはエコ偽善者か」 ([の] のまのしわざ)
●トヨタが環境保護活動を推進するポール・マッカートニーにCO2のビッグプレゼント ([の] のまのしわざ)
●asahi.comによると、レクサスを空輸したマッカートニーさんに批判!? ([の] のまのしわざ)
●トヨタが排ガス規制に反対? “エコ”という利権と矛盾(後編) : 日刊サイゾー