この春、注目のダイソンの革新的新製品はEVではなく定番のアレ #dysonjp

お久しぶり。あたしよあたし。

ダイソンのイノベーティブなコタツを待ち続けているアタシよ。

この冬、注目のダイソンの革新的新製品はコタツではなくアレ #dysonjp - のまのしわざ

この春、注目のダイソンの革新的新製品は花粉、ネコ、タバコにきくDyson Pure Cool #dysonjp - のまのしわざ

Dysonの新製品はコタツではなく、ドライヤー。しかも #ダイソンヘアードライヤー当たる ぞ! #dysonjp #dysonhair - のまのしわざ

そのアタシにdysonから招待状が届いたの。普段は都内の真ん中のオシャレな場所で発表するのに今回は街はずれの倉庫街っていうんだから、最初アレって思ったね。

はっはーん、これは来たね。アレが来たよねって。

そのアレってもちろんコレ。

ジェームズ・ダイソンがEV参入の狙いを激白:日経ビジネスオンライン

英ダイソン、EVの電池革新でトヨタに挑戦:日経ビジネスオンライン

全個体電池をひっさげて、これまで見たことのないような形で出すっていうんだから期待が高まる。もしかしたら普通の乗用車じゃないかも知れないのよ。

これまで見てきた中で最大規模の発表会会場。そこにはいかにも自動車が登場してもおかしくない広いランウェイが。

来たね、こりゃ来たよね。EVだ、EVに間違いない。

発表の際にどーんと、向こうからこのランウェイにEVが登場するのよ。

モーターの進化

ダイソンのEVが全個体電池を採用するのはもちろん大事なんだけど、実際に駆動するのはモーター。ダイソンデジタルモーターはもうこんなに進化している。

超小型、そして高回転高出力になってるの。その回転数はなんと12万5000回転/毎分。


コード付き掃除機で使った最初のダイソンデジタルモーターV1を凌駕する性能なのに、重量は1/8と超小型。この小型化がEVの心臓部となるのね、わかる。それ大事。

このDDM V10(ダイソンデジタルモーター)を使った新しい製品が今日、この場で発表されるのよ!

サー・ジェームス・ダイソン登場

サー・ジェームス・ダイソン登場!

彼がわざわざ東京まで足を運んで発表するんだから、ただならない新製品に間違いない。ついに発表される、最新のEVはどんなものよ! 

その前に16年前、日本市場向けに導入したDC12の歴史を振り返っている。そう、未来を見つめるにはまずヘリテイジを大事にしないとね。

ここでMINIが登場! このMINIは姿形を継承しながらも中身は大きく変化、進化しているということを紹介。きた、自動車来てる!

そしてまるでターボチャージャーに使うような形状のインペラーが登場! まさかEVなのにターボチャージャーがついているというの? そりゃ間違いなく革新的、イノベーション! あ、同じことだった。

過去これだけモーターが進化している、というチャートをみせながら、いよいよ最新のEVを発表よ!

新製品登場!

そしてベールを脱ぐ、これが、ダイソンの考える最新のイーーーブーーーーーイ!

ブイ?

・・・なんかスティック型掃除機に見えるけど、そんなはずはない。そうか、これはニンバス2000だ。

ニンバス2000とはハリーポッターにでてくるほうき型パーソナルモビリティ。空中も浮遊でき、もちろん排ガスゼロ、ゼロエミッションビークル。しかも掃除もできる。さすがイギリス、歴史とファンタジーと最新テクノロジーをまとめ上げることができる唯一の国だわ。だてにサーの称号をもらってない、ジェームス・ダイソン卿!

さあ、これにどうやって乗るのかしら。

ノーズのノズルから吸引したエアをダイソンデジタルモーターで一気に加速、そのままストレート構造で後方の排気へと直線的に抜くからきっと推進力はジェット推進方式だね。効率的かつ高回転、高吸引力が実現できてる。

ジェームス・ダイソン卿自らが実演

さあ、いよいよ実演よ! これにのって会場をダイソン卿が飛び回る、はず!

床はもちろん

高いところも

ソファだって


あっという間にお掃除よ。。。。って、


掃除機なのか! 掃除機だったのか! 最新の製品って!!


最後はスタンドに戻して充電。

ここはEVっぽいけど、乗らなかった、最後まで乗って動くことはなかった・・・

いや、まだあの広いランウェイが残っている。

ランウェイで吸引力比較

ニンバス2000ならまたがるはずなのに、誰もまたがってない!

うぉー、綺麗に床を掃除できているのは、唯一ダイソンのみだあ!

ってことは、これはやっぱり、掃除機なのか! まさかコードレス掃除機なのに、コード付き掃除機よりも綺麗にゴミを吸い取っているわよ!

最後に再びダイソン卿のドヤア。

公式サイト ダイソン・サイクロン V10

動画でダイジェストをどうぞ

次こそEV

EVじゃなかったけど、ストレート構造で吸引力アップ、稼働時間は60分となってコード付き掃除機市場を破壊しようってのは、さすが破壊的イノベーション企業ならではの発想。

固定電話が全部携帯電話、スマホに置き換わって今の子どもは固定電話を知らないように、コード付き掃除機を見たことも知らない子も今後はでてくるのは自然なこと。

でも私はまだあきらめない。だって、


V10には過去15年間で累計3億5千万ポンド(約511億円)を投じ開発にこぎ着けた新型モーターを載せ、毎分の回転数を12万5千回に引き上げて吸引力を高めている。モーターやバッテリーの改善は「掃除機とクルマどちらにも使える」(ダイソン氏)技術だという。

英ダイソン、EVまず日本で発売も  :日本経済新聞


そう、モーターの進化はこれまでにない全く新しいEVを作るためのキーテクノロジーだから。

ニンバス2000のような、掃除もできて空も飛べるEVだってできるはず。それがダイソンの考えるまったく新しいEVのはず。だから待っている。コタツくらい待ってる。

公式サイト ダイソン・サイクロン V10