今回ご招待を受けて、ヤマハ MotoGPライダー親睦会にいってきました。
(左:バレンティーノ・ロッシ選手、右:ホルヘ・ロレンソ選手)
今回来場したのは、今週末行われるMotoGP日本グランプリに参戦するバレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手。なんでも本日日本に到着したばかりでジェットラグがひどい中での参加だったようですが、明るい笑顔が飛びでるなど楽しいひと時を過ごすことができました。ありがとうございました。
まあ当たり前といえば当たり前なんですが、お二人がバイクにまたがるともう、サマになりすぎです。
いつも乗りなれているはずなのに、メーターをみたり、クラッチレバーを握ったりして、こう、馴染んでいるを確かめている風でもありました。
海外(おそらくイタリア)メディアの方のカメラに向かって笑顔で手を振ってます。いやあ、なんかカワイイです。女性ファンもきっと多いことでしょう。
さてもうひとつの目玉。それはMotoGPマシン YZR-M1からフィードバックしたスーパースポーツバイク、YZF-R1の国内導入です。会場には白と青の2台が展示されていました。
詳細本文 | ヤマハ発動機株式会社「YZF-R1」は“Ultimate Cornering Master 1000”をコンセプトとした製品で、MotoGPマシン「YZR-M1」同様の“クロスプレーン型クランクシャフト”を備える水冷・4 ストローク・並列4気筒F.I.(フューエルインジェクション)エンジンを採用。鮮明感のあるトルク特性によるリニアな駆動力特性、高いコーナリング性能が特色である。ボディは、ヘッドライト一体式のエアインテーク、アップマフラーなどで躍動的なアート感を演出させた。
※クロスプレーン型クランクシャフト
高回転型エンジンで、鮮明感のあるトルク特性を引き出すクランクシャフト構造。ピストンの慣性力によりクランクの回転速度は1回転の間で僅かに変動しておりトルクの変動を生み出している。通常の並列4気筒エンジンでは、外側の2気筒と内側の2気筒が同じ動きをするので、回転変動が増速し回転速度の変動量は4倍となる。クロスプレーン型クランクシャフトでは、このトルク変動を相殺するため、左側2気筒、右側2気筒のそれぞれ隣り合うピストン配置を4分の1回転(90度)ごとにし、クランク変動を相殺、高回転型エンジンにおける鮮明感あるトルク特性を引き出している。
クロスプレーン型クランクシャフトというのが摩訶不思議ですが、これが今回のポイントだとか。この採用により、パルス感があり、アクセルの開閉に追従する過渡特性が「スウィートな」エンジンができたとか。
YZF-R1 | ヤマハ発動機株式会社「Sweet」。バレンティーノ・ロッシが、2004年のマレーシアセパンサーキットにおいて、初めてYZR-M1をテストライドしたときのコメントである。このたった一言の中に、クロスプレーン型クランクシャフトエンジンを搭載したYZR-M1のすべてが集約されていた。
今回の親睦会でロッシ選手に「スウィート(sweet)」の真意について再度確認すると、「スムース(smoooth)」と言い換えてもいいかもしれないそうです。私の解釈でいうとsweetは
「まろやか」
という感じで、日本酒に例えると
「大吟醸」
ってところでしょうかね。
大吟醸バイクのYZF-R1、エンジンだけでなくそのデザインもVMAX同様エッジがきいていてかっこいいですね。特にマフラーまわりがカッコよく気に入りました。
フロントはエアインテークとプロジェクターヘッドライトをまとめたデザインでこれまた精悍です。まあそれと同時に影に隠れているラジエータ、でっかいですねぇ。
レーサーレプリカ全盛世代を過ごしたものにとって、やっぱりこういうバイクにはあこがれますねぇ。ヤマハといえばフェーザーに乗せてもらったことがあって、カッチリ回るエンジンという印象がありますが、古すぎますか、そうですね。最近はとんとバイクにご無沙汰なのですが、VMAXの時同様、なにかがムズムズしてきます。
これで八ヶ岳とか北海道いってみたいですねえ。はぁーいいなあ、バイクのある生活。
それにしてもロッシ選手、ふつーのバイクでも似合いすぎです。
[R1スペシャルサイト、YZF-R1 | ヤマハ発動機株式会社]