数年に1度は必ず出る「S2000後継車種が出る」報道。
⇒ ホンダS2000の後継モデルを開発中 - 海外ニュース | オートカー・デジタル - AUTOCAR DIGITAL
この手の報道の特徴は、具体的検討に入った、開発に着手したなど、動きがあったことを示す証拠があるというもの。写真は最近お得意のフォトショップ仕事で、NSXやS660を切った貼ったした、架空のもの。ウブな若者だったころは、毎回心踊らされていましたが、スレたおっさんともなると、まったく微動だにしません。むしろ発売されても微動だにしないかもしれません。
アイドルとつきあえますよ、くらいリアリティがないものです。
ホンダS2000の後継モデルを開発中 - 海外ニュース | オートカー・デジタル - AUTOCAR DIGITALこの新しいS2000の最大の障害は、適当なプラットフォームがないことである。ホンダは前輪駆動のためのアーキテクチャーはもっているが、後輪駆動のためのシャシーのベースとなるものが、現状ではないことが問題だ。
ほらね。前提条件すら満たせない。
むしろマツダと提携してロードスターのエンジン・ミッションをホンダ製にして出しますよ、くらいな方がリアリティがあるってものでしょう。それがFIAT 124スパイダーなわけですが。
何度も指摘しているように、もうFRというレイアウト自体が懐古趣味以外のなにものでもなくって、効率重視の現代にあってはその存在価値すら危ういということです。
⇒ ホンダ最後のFR。S2000の袋小路と孤独 - のまのしわざ
だからS660みたいにSの名前をつけているけどFRを捨てて、横置きエンジンをそのまま後ろにもってくるミッドシップにしないと難しいわけです。まああれはビートですけど。
まあここはいっそのこと、ホンダ・シビックRのフロントエンジンをミッドシップにもってきて、改めてデカ・ビート、ビート2000とかの名前にして、リアル・スポーツとか、生まれはサーキット、育ちはニュルブルクリンクみたいな、ハード・ガチ・スポーツをやめて、ユルスポ（緩いスポーツ）路線でどうですかねえ。コペンみたいな、まあビートですけど。
出すなら今のうちに出さないと、じきにポルシェ・ボクスターがダウンサイジング・4気筒ターボを出してきて、マーケットが（さらに）なくなっちゃいます。