昔ライダーでしばらくお休みしていて、再びバイクに乗る人たちのことを「リターンライダー」と呼びます。見事なまでの和製英語。
これに倣うなら、森高千里ライブに参加する人を「リターン森高」といってもいいんでは?
ということでリターン森高として森高千里ライブツアーに参加してきました。
森高千里 Autumn Tour 2014~LOVE~
ライブハウスだけど席あり
森高千里の暖かい配慮により、ライブハウスなのに席が用意されて着席可能。席は入場時に2次元バーコードを読み取りレシートで出てくるタイプのため、入場しないことには分かりません。
開演時間が迫り、同伴者が揃ったところで入場。前回のコットンクラブの最前列中央という異常なまでのラッキーを引き当てた後となっては、もうどこも一緒だよね、と思いつつ入ると・・・
3列目!
なんとまだまだラッキーは続いている模様。中野サンプラザ公演の5列目の記録を越えています。
3度目のデビューをする森高千里。森高千里ライブにはじめて行ってきました。 - のまのしわざ森高千里デビュー25年で初めてライブを見に行けた今回、なんと前から5列目の席という幸運。
視力が落ちているにもかかわらず、うかつに双眼鏡を忘れてしまったのですが、前から3列目なら問題なし。美しいお姿を拝見できますよ。
物販
もはやライブはライブだけに終わらず、ショッピングを楽しむところでもあります。コンサートグッズ、物販コーナーではTシャツからタオル、お弁当箱にエチケットセットなど様々な趣向を凝らしたグッズが販売されています。この物販も楽しみのひとつ。今回もTシャツ、タオル、パンフレット等を買いその場で着替えです。
なお、最前列中央の席が幸運にもあたった人は、ライブ中に森高千里からグッズ紹介のときに「持ってないの?」と聞かれるので、必ず購入、できればすべてのグッズを揃えておくことが求められます。覚悟するように。
なお私もコットンクラブの時にはLOVEのCDを持って行って森高さんに手渡しました。つまり私のLOVE CDは森高千里の指紋つき! だからどうということはありませんが、何かの時には鑑識に回します。
ライブ映像の公開
森高千里の音楽ビジネスの展開の仕方は常に注目です。今回の注目はライブ映像の一部を1週間後にはyoutubeにアップしているんです。えっ!?
収録映像は、2014年10月27日Zepp Tokyoで行われた「森高千里 Autumn Tour 2014 ~LOVE~」より
1週間後ですよ、しかもまだツアーの最中でこの映像に出ている楽曲、衣装でやるんですよ。チラ見せじゃなくて1曲フルですからね。
ノリノリのスタッフ
3列目の右側という好位置でライブを楽しんでいたわけですが、ふと気付くと舞台袖のスタッフがすごいんです。森高のフリコピ完璧、ずっとノリノリで踊っているんですよ。
もう夜の煙突とか、ミーハーとか、すごいんです。もちろん歌詞も完璧で歌ってます。でもたまにPCに向かって何かを操作しているし、ただ袖でみているだけではなく、仕事をしている風。一体何の担当なのか分かりませんが、あれほど歌って踊れる舞台袖のスタッフを見たことはありません。おそらく参加者含めて1番ライブを楽しんでいた人でしょう。
さてビデオを見て「なんか客が大人しいな~」なんて思われた人もいるでしょう。あるブログをみると
「ノリが悪い、ふざけるな!」
という指摘までありましたが、いやいやちょっと待って下さいよ。
森高が45歳ですよ。ファンの我々はいくつだと思っているんでしょうか。アラフィフですよ、オッサンですよ、Zepp Tokyoなのに椅子が用意されちゃうんですよ。若いときとは違うんです。疲れるんです。四十肩なんです、腕が上がらないんです。
動きは地味でも、よく見て下さい、数センチの身体の揺れを、肩より下の拍手を、そして映像では見えていませんが目の輝きを。リターン森高の我々の生きる活力です。
私が参加した11/4はやたらめっぽうコアなファンが多く、声援が凄い、MCの間の会話が凄い。まさにアイドルコンサートの様相を呈しており、それを森高がさらっとあしらう姿がまた印象的。さすが宅八郎に見込まれ、フィギュアにもなった森高だけのことはあるというほど。
笑顔の森高
これまでのコンサート、コットンクラブでのディナーショー、森高さんの表情は結構堅く緊張やテレが伝わってきました。久々のコンサートであり、練習不足、体力不足、初めての挑戦といった不安をかかえていたからです。
しかし今回のライブは笑顔笑顔笑顔。自由に、楽しくやれている雰囲気が伝わってきてこちらも楽しくなってしまいます。森高千里といえば学園祭クイーンであり、全国都道府県ライブを成し遂げたライブの女王、ライブはホームなんです。
そして改めて思ったのはその美貌。
アイドルに限らず、女の子を可愛くとるコツというのは顎をひいて上目遣いをして、多少ハイキーで明るさを飽和させると綺麗になるんです。
逆にライブのカメラで下からのアングルというのはあおり気味となり、コントラスト強めでなかなか厳しい環境。にもかかわらず、美貌が美貌のまま。
明るい表情とあいまって、うーん、美しい。45歳とは思えない、というかありえない。妖怪オバさんにならない、といっても過言ではないほど。笑顔はまさに太陽、LALA SUNSHINE。
加齢とうまくつきあう方法
いくら妖怪じみているとはいえ、若いままではありません。実際には加齢を重ねていき、絶えず変化をしていきます。逆にこの加齢のおかげで、コットンクラブでのディナーショーでしっとりと歌い上げたり、今回のセットリストではKISS THE NIGHTといった初期のナイト系の曲を聞かせてくれました。
当時10代だった森高にとって背伸びした楽曲だったものが、今歌うといかにも大人の女性が訳知り顔になるわけですから、加齢も悪くないものです。
ちなみにナイト系の代表曲、 OVERHEAT. NIGHTのPVはこちら。
3.5インチFDでデータロードするところから、時代でしょ~。コスチュームも背伸びどころじゃありません、迷走時代の産物です。でもこれもまた森高なんですよね。この振り幅の大きさがデビュー25周年を迎えて活動再開した森高の武器になっているんです。
だからこそ公式チャンネルでPVをきちんとアップしているわけですよ。
さ来週にまたZepp Tokyoを見に行き、年明けにはブルーノートでのライブが発表されました。こちらも見逃せません。
⇒ JCB Presents Chisato Moritaka Special Live In Blue Note TOKYO 出演決定! | 森高千里 オフィシャルウェブサイト