最近子供が iPhone/iPadのゲーム「サムライ VS ゾンビ」にハマっています。
基本無料なのですが、どうしてもクリアできない面に直面し、課金アイテムが欲しいといいます。これ1回きりだから、一生のお願いだから、といってきたが、親(私)の答えは最初から決まっていて
「ダメだ。18歳になったら、いいよ」
です。
なんで、と色々言ってくるので会話しながら理由を説明してみると
・1回といって1回では済まない。一度味わったら、2回、3回と発展する
・いつのまにかにお小遣いが全部消える
・止められない
と言っていました。予め用意していた答えではないので、改めて自分で再認識、これって薬と同じじゃないかと。
これにめげず、子供は
「自分は他の人と違う。1回で止めるから」
というのです。確かに1回で満足するかもしれません、しかし果たしてそうでしょうか。これも、
・自分だけは酔わないといってお酒を飲む人と同じ
と答えを返し、やっぱり中毒だということを理解しました。
あまりに融通がきかない親に捨て台詞で
「18歳になったらゲームなんかしないよ!」
とも言っていたけど、いやいや、世の中18歳以上がゲームに没頭してます。
▼毎日ペンション生活? TV禁止、自転車禁止、ゲーム禁止の子供の日常 ([の] のまのしわざ)
余りに腹だたしいので、そういえばうちは基本ゲーム禁止だった、ということで「全面禁止」という強硬策を施行。その場で iPadを没収です。「基本ゲーム禁止」は「全面禁止」ではなく緩やかに運用していたので、子供は
・課金アイテムを得ようとしすぎると、ゲームが全面禁止になりかねない
余りに要求を増やすと、反動で現在許されている(または緩やかになっている)ものまで規制されかねないという、社会のシステムを理解したらしく、殊勝になりました。
そのあと考えてみると課金はクレジットカード決済、クレジットカードが18歳以上の年齢制限があるのはやっぱり社会の認識として
・ファイナンスの責任がもてる
・中毒性への耐性を持っている
と線引きしているのではないかと思った次第。
これを説明したらなぜか子供は納得してました、不思議。運転免許と同じだからでしょうか?
p.s.
これFacebookに書き込んだところ反響が大きかったのでブログにも文言修正し転載。
ただ今のうちに馴らした方がいい、18歳まで禁止していたあとでハマるとヤバイ、などといった意見もありました。そういったのは子供の特性、つまりは血筋を見極めたうえで各家庭で判断すればいいと思います。