iPad WiFiモデルの感度は本当に弱いのか? SpeedTestXで速度測定してみた

WiFiの電波が弱く、アンテナがあまり立たないiPad。自分の部屋だとiPhoneが2~3本たつのに、iPadはたったの1本。

iPad WiFi 32GBで気付いたこと、今後の必需品 ([の] のまのしわざ)

・WiFiの感度が悪い

これはアメリカですでに指摘されていたことですが、iPhone/iPod touchと比較して感度が悪いです。私が使う部屋では特に弱く、無線LAN親機があるリビングでも3本マックスにならないなど多少感度に不安があります。

これだけ電波感度が悪いとiPhoneと比べてさぞかし転送レートも悪かろうとベンチマークしてみました。


(iPad: SpeedTestX HD リビング)


(iPhone 3GS: SpeedTestX リビング)

なんどやっても結果は同じ。1~2割ほどiPadの方が速いのです。同時に走らせても、別個に走らせてもiPadが速いことに変わりません。

もしかしてSpeedTestX HDと通常版の違いかと思い、iPadで通常版を動作させてもみました。


(iPad: SpeedTestX 自室)

(iPad: SpeedTestX HD 自室)

HDと通常版でさほど違いません。

実はこのベンチマークを動作させるとiPadのアンテナが1本から3本に上がるんですね。もしかしたら通常は消費電力を抑えるために電波を抑え、通信がはじまったら後から電波強度を上げているのかもしれません。

ダウンロードの速度はCPUの処理速度にも依存しており、初期型iPod touchで同じSpeedTestXを動作させると1000kbpsしか出ませんでした。A4プロセッサの高速さがここでも出ているのか知れません。

ということで、iPadのWiFiが弱いというのは表面上の問題で、実際の通信速度には影響なさそうです。