子供に「ねえ、なんでそんなに石橋がすきなの?」と聞かれて、さて。なんでこんなにすきなんでしょうねえ、多分、
「そこにあったから」
というのが理由だと思いますが。それはともかく通潤橋を見ていてあることに気づきました。それは米が日本人にとっての最大にして最高のエネルギー源であることに。
通潤橋の目的は白糸台地に水を引くことでした。この地方実は水には困っておらず、台地の下、谷あいには水はふんだんに流れていたとのことです。しかしこの水を台地の上に引き上げることは当時できませんでした。井戸を掘ろうにも、井戸から組み上げることもきっと重労働だったことでしょう。そのため水をふんだんに利用する水田耕作以外を営んでいたことが容易に想像できます。