先日「ビールの綺麗な注ぎ方」をご紹介しましたが、さらに「美味しい注ぎ方」は別であることを発見しました。
ビールの味は泡が決める上手に注がれたビールは泡が長持ちし、液体を飲み干した後、グラスに泡だけが残る。ところでこの泡のみを口に入れると意外にも苦みが強いことに気づかされる。ビールの苦味は泡に集まるのだ(ホップの苦味成分が麦のタンパク質と結びついて泡を形成するため)。つまり泡を立てれば苦味が抜け、逆に泡を立てないと苦味が抜けないということになる。
注ぎ方がうまいビールはきめ細かい泡を立たせることによって、適度に炭酸を抜くと同時に苦味も消し、腹も膨れずすっきりした味のビールになる。
一方泡を立てないでゆるゆると注ぐと、炭酸は逃げないし泡も立たないから、腹もすぐに膨れるし苦味も残る重い味のビールになる。
そういう意味では泡の立ちにくい小さいコップ(何故か洒落た料理屋とかでよく出てくる)というのは、最初から美味しいビールを飲むのに適していないということになる。また、ビールの注ぎ足しがいけない理由の一つにもこの「泡が立たない」ということがある。
つまりビールの味は泡で決まり、泡をきちんとたてることで苦味が抜け、適度に炭酸もぬけるのでお腹も膨れずスッキリとした味わいになるということです。
では家庭で美味しくビールを注ぐには?