国道20号線が甲州街道なのでこれはだるいゾーンと思いきや、調べてみると県道30号線大月上野原線が旧甲州街道、甲州古道ということが判明。上野原の街並みから一気に古道風味に溢れ、各宿場町はこじんまりとしながらも破壊が進まず当時の趣を留めている。
古道は尾根沿いを行くため眺めもよく、犬目宿では特に眺望が良い立地。それまで絡みつくようにしていた中央本線はトンネルと河川沿いの谷あいを行くため離れたが、中央道は切り通しが中心で、古道の破壊がひどい。
それでも一部はまさに当時そのままの山道が歩け、意識は一気に200年前。
さらに北条氏との激しい領土争いがあったために古戦場も多く、それに至っては500年前である。
歩きやすいのにこれだけの内容、今日は収穫が多かった。
上野原市は古道への案内看板がこれでもかとあって分かりやすかったが、大月市になった途端に皆無。こういうところで地域の歴史文化への理解度が露呈してしまう。大月市にはもう少し頑張って欲しいところ。