私の話ではありません、うちの息子13歳です。昨今はゲームゲーム、とにかくゲームをし続けてないと死んじゃう！ くらいゲーム好きな息子です。ゲームは一日30分まで、という規約があるのにWii Uでスプラトゥーンを30分、スマホゲームでちょこまかとスキマ時間でゲーム時間を重ねていきます。土日は1時間ですが、隠れてやっているようで、まったくもって油断も隙もあったもんじゃないですね。
が、しかし、父親の私としてはこの状況を看過するつもり。なぜならゲーム時間を厳しく規制したところで（親がしてほしい）勉強をするわけでもないし、そもそも勉強したからといってじゃあ社会で役立つかというとそんな保証もないし、だいたいにおいて私自身がゲームがしたくてコンピュータを習い始めて、プログラミングを独学で勉強した経緯があるので、その子供である息子がゲーム好きになるのはもう仕方がない。
ならばむしろ将来役にたつであろうプログラミングに興味を示してもらい、勉強してもらったほうがいいでしょうと。
私が中学生のころは情報といえばマイコン雑誌。マイコンBASICマガジンは当時300円でたっぷりと投稿ゲーム（99%がクソゲー）のソースコードが入っていたので、それを入力したり、移植したりして勉強しましたよ。
ところが今ではなんとそういうスクールがあるというじゃありませんか、それがライフイズテック！ Life is Tech! (LiT)
関係性明示
さてこのLiTを知ったのが業務上。私が今働いているミスルトゥという会社がLiTに出資しているのです。とはいえ、今回息子をLiTのキャンプに入れるにあたり、自費で参加していますのでご安心を。
ライフイズテック、7億円の資金調達...引受先一覧に本田圭佑選手 | リセマム
LiTは3つの柱から成る
Life is Tech ! | ライフイズテック | 中学生、高校生のためのプログラミング教育・ITキャンプ／スクール
LiTは都内にある教室、塾として通う「スクール」、夏や冬休みを利用し合宿形式でいく「キャンプ」、そして今後は「オンライン」で学べる学習プログラムの開発に力を入れていきます。
オンライン学習プログラムはMOZERとよばれ、現在「進撃の巨人」とコラボした「みん撃」を展開中。
Life is Tech ! 『MOZER』コラボ第一弾 進撃の巨人公式ファンサイト「みん撃」をスタート | ライフイズテック株式会社
今後こちらの内容拡充を進めていくようです。
冬キャンプに参加
八王子在住のためスクールに通うのは難しく、今回は冬休みを利用して参加できる「キャンプ」に参加しました。こちらは２回開催なのですが申し込み締め切り間際だったので、すでに募集が終わったプログラムもたくさんあり、選択肢が狭かったなかから「iPhoneアプリ開発コース」を選択。
クリスマスキャンプ2016！ Life is Tech !（ライフイズテック）
アプリ開発以外ジャンルとして IoT、写真、デザイン・アート・ミュージック、WEB制作、ゲーム開発などがあり、簡単にいうとデジタルハリウッドの中高生版といったところ。
難易度や対象学年など細かく書いてあり、中学一年生で初めて参加するので簡単なものを選びました。
東京集合、合宿場所は伊豆・修善寺
冬キャンプは 3泊4日の合宿形式。簡単にいえばスキー合宿のようなものです。集合は東京駅や三島駅、現地などから選べますが、今回は東京発にしてもらいました。八王子からだとほぼ始発で行くことになりますが、バスに乗るこむところから団体行動、社会との交わりははじまりますので。ここで友達ができればめっけもん。実際すぐに友達はできたようです。
遠くは仙台や、なんと海外からわざわざライフイズテックのためだけに帰国して参加する生徒もいたとのこと。どれだけライフイズテックに魅力を感じているんだろう！
昼はアプリ開発、夜はイベントに人狼大会
IT合宿なので、ハッカソンのようにみっちり教育しそうですが、そういうのは昼間だけ。アフターファイブは楽しい夜イベントが毎日あり、さらに相部屋では就寝時間を超えても「人狼」をやり続けたということで、修学旅行といったノリだったようです。
指導してくれるのは大学生を中心としたメンターで、自由にさせてくれてよかったという感想でした。
息子の感想 vs DVD
いかんせん反抗期の中一、「どうだった」と聞いてもあまり口多くありません。「楽しかった！」しか言わないので全然様子が分かりません。数少ない感想の中から証言をピックアップすると・・・
・楽しかった
・とにかく楽しかった！（表現力が乏しい）
・ご飯がうまかった！（そこか？）
・から揚げ最高！（バイキング形式で、どうも子供たちが好きそうなメニューを取り揃えているらしい）
・おいしかったので滅茶苦茶たくさん食べた！（最近は余り食べないので珍しい）
・夜のイベントが楽しかった。特に体育館で風船とばしたもの！ 後であの風船はどうなるんだ？（LEDを中に仕込んだ風船をいっせいに飛ばしたらしい）
・就寝時間超えて夜中3時までやってた「人狼」が最高だった。オレ強いよ！強すぎて村人でも信用してもらえない（メンターいわく、静かにしていればOKとのこと。またそういうのを想定し朝は遅めの時間割になっている）
・午前と午後に学習タイムがあるけど、プログラムしないでゲームばっかりやってた人もいた（どうも終わったら自由らしい）
女の子の比率は300人中50人くらいということで、そのほとんどは写真か、映像編集といったデザイン系とのこと。
まあそんな感想なので全然様子が分からないわけですが、高いお金を払った親としては不満なわけですよ。でも大丈夫、それを見越してかDVDがついてきます。
このDVDは4日間の様子をスライドショー的に写真をまとめたもの、うちの子も冒頭にばっちり映っていました。しかも通信欄的にメンター2名の暖かいメッセージがあり、子供の様子がどうだったのか伝わってきました。
子供の興味を引き出す技がすごい
今回LiTに行ってもらい、改めてLiTのすごさが伝わってきました。簡単にいうときちんと生徒目線なんですよね。中高生が何をしたいのか、何を楽しむのかそういうことに配慮し、その上で目的であるIT教育をしっかりするという形を具現化しています。
デザインもしっかりしているし、何よりきちんと説明している、DVDがついてきたのは正直驚きました。この短時間で編集して生徒全員分のを焼いて手渡ししていることに。
「中高生向けのキッザニア」を目指すんだ、というのを聞きましたが実際それはできそうな感じがしています。
CTOには元セガ、スクウェア・エニックスCTOの橋本さんが就任し、ゲームのユーザーを楽しませるノウハウを存分に発揮してくれることでしょう。
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このライフイズテックを立ち上げたのが水野雄介氏。
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水野氏：21世紀を生きる、これからの子どもたちにとって、英語とITは必要最低限のスキルになるのではないでしょうか。全員がプログラマーになる必要はありませんが、プログラミングができるといろいろな可能性が広がります。たとえば、政治や選挙に不満があったとして、ただ文句を言うのではなく、自らWebサイトをつくって、自分の考えを世に問うこともできます。これは一例ですが、プログラミングを学ぶことで、選択肢が広がります。
子供たちのことや日本の将来のことまでよく考えているナイスガイです。
IT教育、勉強と思わず、楽しみながらやりつづけているとふと気づくとうまくなっている、そんな感じで成長していけるといいですね。
ところでうちの息子はどうなったの？
アプリ開発、とりあえずちゃんとできてました。
題材が大好きなスプラトゥーン、どんだけ好きなんだと感心。ちなみについにレベルは最高のS+になりました。好きこそモノの上手なれ。夢中になること、集中すること、それがこの時期に必要なことだと考えて、しばらくは泳がせるつもりです。