大雨に台風にと天候がころころ変わった先週末。神宮花火大会が開催され、いま働いている職場がその目の前のビルということで、屋上で花火観戦をしてきました。オフィスはなかなか自由な感じで、サクラダ・ファミリアのように常に工事してます。
屋上はまさに花火観戦会場。特別にあけてくれて、ファミリー連れも多く、直前まで大雨が降ったのにもかかわらず多くの人で賑わっていました。
問題は連れて行った中学生が、同僚の方の小学5年生とポケモンGOで意気投合。花火をみずにずっとゲーム三昧になってしまったこと。すぐさま打ち解けるのはいいんですけど、せっかくのリアル体験がもったいないなあ。とはいえ、まあこの時期の男の子にとって花火は「受動的」すぎるイベントでちっとも面白みが分からないのも仕方ありません。これが大人になってくると、あの花火はなんという名前で花火師がどう仕掛けて、1発のコストやら、花火大会を延期するか否かの判断をどうするか、雨で不発になったり、打ちあがらずに地上で爆発したりとそんな裏方の話に興味が深まってきて、それを知ったうえでみてようやく感動するという、まあ回りくどい蘊蓄オヤジにしかなりえないので。
花火大会のもうひとつの問題は混雑。
昨今都市化と次世代交通について勉強している我々にとって、このイベント時の交通規制や混雑はひとつの課題。分散化すればいいのに、まあとにかく日本の交通管制はほんと安全優先で非効率的すぎることばかり。非常時の避難誘導が思いやられるよなあと思いつつ、我々家族は一路最寄りの駅とは逆方向、原宿に退散。
ポケモンGOがあるからうちの子はホクホク、さらになぜか子供のいいだしっぺで英語で会話していくことに。
中学1年生なのでたいした英語はできないものの、不思議なことにこちらがいうことはだいたい理解しているようす。親の使う英語も短文で、中学生レベルの英単語、構文しか使わない、使えないレベルというのもありますが、ちゃんと意思疎通ができるんですね。
これで思い出したのが、アメリカ留学時の英会話スクール、ESL。
先生がちょっと変わった人で、元軍人で、バスケが好きで、本業は小説家、しかし売れないから英会話を教えているという。大学のESLなのでだいたいの講師は大学教授なのですが、そういう人も混じっているそうで、その人の教育方法がむしろ体験的というか、生徒同士で話をさせることをうまく活用していたんですね。先生いわく、「生徒同士がしゃべりあった方が、上達が早い」とのことでした。
そのかいあってか、ロシア語なまりの英語とか、フランス語なまり、ギリシャなまり、スペインなまり、台湾なまりなど様々ななまりに対応できるようになりました。ほんと、時制ができないとか、冠詞を全く使わないとか、外人の英語のテキトーさ加減に驚いたけど、なのに堂々と使っているのでその度胸も見習いましたね。
そしてもう一つのポイントは、クラスが終わったあとでみんなでお茶や、飲みにいったときのこと。日本人が6人いて一人でも外人がいたら英語を使わなきゃいけないこと。外人は一人だから、普通に会話しているときは日本人同士で話すことにもなるんですけど、それでも英語。つまり日本人同士なのに英語でしゃべっている状態。
日本でそれやるとなんか気恥ずかしいし、お互い下手な英語なのが分かるのでやめがちなのですが、なにせ日本語が通じない外人がいるから仕方ない。でもこれはこれで面白くって、日本語に紐づく敬語とか、回りくどい話し方がなくなって、ストレートに通じるんですよね。あと比較的ポジティブな論調になりがち。やっぱこういうのはそれぞれの言語特性や言語に紐づく人格形成があるんじゃないかなあと思いつつ、適当な英語をしゃべってました。
子供との英会話はそれを彷彿とさせましたね。一応小学5年から英語やっているから約2年以上、あれだけきちんと英語を理解できるんなら、もう外国に放り込んでも大丈夫でしょう。次の休みで短期留学でしょうか。
ついでに初PCデビュー。食品サンプルの作り方を検索してプリントアウト、それをもって学校で作るんだとか。子供のスマホ、ブラウザ禁止だからねえ。