あいにくの雨模様ですが、晴れて中学校に進学しました、子供。
なんだか上着はブカブカですが、卒業するころにはピッタリになっているのでしょうか。
成長には色々な段階がありますが、心技体、知力、体力、精神力を伸ばして行くことが必要です。何もしなくても食べているだけで身体は大きくなり、運動が比較的好きなのでメキメキと体力を伸ばしていますが、今後は知力、そして精神力を伸ばすことも大事。知力はもちろん、子供から大人への変革、つまり思春期を迎えて、中二病を発病する頃。この中二病をうまく通過していかないと、一生中二のまま、なんてことになりかねません。
中学からは男子校となり、中学高校一貫教育の男子校だった私にとっては見なれた光景。
とはいえ、中学の入学式に男親が参加するのはなんかずっと違和感があったんですよね。うちの父は小学はもちろん、一度も入学式や卒業式に来たことはありません。授業参観もないです。
唯一参加したのは、中学受験の面接の時のみ。てっきり母親が来ると思っていたので、この時は驚いたものです。
学校行事に参加しないのはひとつには週休1日制だったことや有給休暇がなかったか、制度はあれど実質とれなかったのか。男親が教育の場に出て来ないことはうちの父だけではなく、世相全体がそうだったように思います。むしろ出てくるのはどちらも気恥ずかしいというかなんというか。
そんな気恥しい思いがあったので、私自身が中学の入学式に参加するのもどうかなとも感じるわけですが、時代が変わっているし、別段いかない仕事上の理由もなかったので行ったという経緯です。
このサレジオ中学というのは変わった学校で、カトリックということもありますが、その出自が戦災孤児を保護する観点にあり、極端な少人数制が特徴です。
(※ 神奈川県のサレジオ学院とは異なります)
なにせ1学年1クラス、31名。
小学校も少ないですが、中学で多少多くなったとはいえ、3学年合わせても80名程度です。少人数と思っていた我が母校も1学年定員180名ですから、その少なさは群を抜いています。どこの過疎の村ですか、という風情。でも場所は国分寺です。
部活は全員参加が基本で運動部しかありません。うちの母校も全員参加でしたが、文化部もあり、運動が好きではなかった私は物理研究部に入り、それが今の仕事の基礎となっています。
子供はバスケが好きなのですが、残念ながらバスケ部は存在しません。そのため、体力作りのために陸上部みたいなポリスロン部に入るようです。
学校自体はバレー部が強く、強豪ということで数多くのバレー志望の子たちが外部から入学していきます。そのため、背がでかいでかい。うちの子は160cmくらいありますが、170cmくらいの子がぞろぞろ。
となると親も大きくって、180cmくらいの母親、190cmオーバーはあろうかという父兄もいて驚きました。
小学校の社屋も面白い作りでしたが、中学の造りも興味深いです。
小学校は1学年1クラス、1つの屋根の離れの家、という別荘かコテージといった作り。
中学校は廊下とクラスが一体化した作りで、あけっぱなしで授業していました。窓側はベランダがあり、こちらもほぼ一体化しています。そのため非常にルーミーで、開放的。
この学び舎で3年間、どんな中学生活を送るのでしょうか。成長が楽しみです。