自転車は自爆テロ、ドライバーは恐怖に感じている

6月1日、道路交通法が改正され自転車の取り締まりが強化されました。しかし「自転車は車両、車道を走る」を曲解、拡大解釈して車道を縦横無尽に走る自転車も同時に増えています。特に夜の幹線道路、自転車は暗闇に紛れて見えません。にもかかわらず猛スピードであちこちから飛び出てくる状態で、危険極りないです。

人間魚雷、自爆テロ

その自己中心的な走りは、自動車やバイクを運転するものからは脅威、テロそのもの。

「ぶつけられるものなら、ぶつけてみろ。こっちは交通弱者なんだ、事故ったら責任は全部そっちにとってもらう」

という勝手論理で、猛スピードですり抜けをしていくものの多いこと。そのスピードも30km/h以上は当たり前、ひどいものは車両を右から抜く、右折レーンを曲がっていくなどまさに無法地帯。昔の暴走族と同様です。

自動車、バイクが自転車を嫌う理由はここにあります。

同じ車両であり、車道を共有する仲間であれば、守るべき最低限のルールを守ってないこと。

そして事故が起きた場合の責任は、交通弱者保護の観点から、ルール無視をした自転車ではなく、ルールを守っていたとしても自動車、バイク側が負わなければならないこと。

これでは人間魚雷、自爆テロといってもいいほどの脅威です。

自転車テロに人生を狂わされてしまう恐怖

車道を走る自動車、特に商用車や貨物トラックは伊達や酔狂、自分たちの健康増進や楽しみのために走らせているのではありません。仕事をするため、生活を守るために車両を走らせています。

にもかかわらず自転車自爆テロに突っ込まれて怪我されたらどうなるか。運転者には免停に罰金、負傷者への慰謝料、さらにはその間業務ができないことにより収入減や、会社内での減給や降格人事など様々な「罰」を受けることになります。交通ルールを守っているにも関わらずですよ。

ですから特に職業ドライバーは自転車を毛嫌いするのです。なぜなら実際に同僚でそれで人生狂わされた人を間近に見ていますから。

自転車がクラクションをならされることも多いでしょう。その時自転車に乗っている人は不快に思い、さらにはクラクションの乱用だ、違反だと怒っているひとまでいます。

しかしそれは自転車の運転や存在が危ない、だけではなく自分の生活が脅かされていることに対して恐怖を感じ、警告を与えているのです。