MINI 5DOOR COOPER S の実用性、居住性を写真つきで紹介

MINI 5DOORのプチ試乗レポートに引き続き、今回追加されたリアドアを中心に実用性と居住性を見てみます。

リアドア

リアドアはちっちゃくってサッシドアです。乗降性はお世辞にもよいとはいえず、狭い場所にくぐって入るという趣。ただ四角いので頭をぶつける心配はないでしょう。どちらかというと足がつかえ気味です。

一度収まれば3ドアモデルよりも延長されたホイールベースのおかげで膝元は余裕があり、座るのもラク。

ドアヒンジはフロントドア、リアドアともに削りだし。ここは大事なポイントです。

リアシート

Clubmanや3HBは4名乗車ですが、5名乗車可能です。カップホルダーが中央にあるためちょっと無理やり感がありますが。

多少気になったのは背もたれの角度で、少し起き気味です。これはVW Polo/Audi A1でも感じたことですが、これは昨今のヨーロッピアンコンパクトの傾向でしょうか。角度は

(起きてる) Polo < MINI 5Door < MINI Clubman (寝ている)

という感じでした。

左右独立のマップランプも装備。

トランクスペース

トランクスペースはClubmanより多少多い278Lの容量。

床下もワンタッチでポップアップして深さを稼ぐ工夫がしてあります。

ハッチバックは内側が随分狭くなっているのがボディ剛性をかせぐためでしょう。この太いフレームがボディ剛性を予感させます。

3ドアとほぼ同じ形状のリアウィング。

リアウィンドウはClubmanはもちろん、3ドアに比べても寝ており、積載量には不利。デザイン優先です。

フロントドア

ひとまわり小さくなったフロントドア。

センターピラーは太く、しっかりしてます。これもボディ剛性を予感させますね。

その他

試乗車は 205/40R18のタイヤホイールを装着していました。硬質な乗り味ですが、さほど乗り心地は悪くありません。

ガソリン給油口は先代の左から右へと移動。間違えそうです。

全体的な印象はクロスオーバーに似ている感じで、棲み分けをどうするのか今から心配。

居住性は当然クロスオーバーの方が良いですが、重心が低くクイック感があるのは5ドアモデル。次世代クロスオーバーはどうなるんでしょうね?

3ドアモデルだとやっぱり狭い、荷物がのせきれないという向きにはこの5ドアモデルはピッタリで日本人向きモデルといえそうです。やっぱりクロスオーバーとの棲み分けが心配w

(写真:MINI 八王子