大瀬テント村で海水浴キャンプ

夏といえば海、海といえば海水浴! せっかく海にいくならキャンプもしよう、温泉も入りたいということで子供をつれて今回行ったのは西伊豆、大瀬崎にある大瀬海水浴場&大瀬テント村。

海に行きたい!キャンプに行きたい!そんなあなたに【大瀬テント村】
大瀬海浜商業組合・大瀬海水浴場

いまどきのキャンプ場はクルマがキャンプサイトに入れる「オートキャンプ」が主流、場合によってはAC100V電源も完備されるなど便利が売りですが、そんな時流に逆らうかのように山の斜面に存在するのがこの「テント村」。キャンプというよりも「野営」と言った方が似合います。

そしてその「野営上等!」「不便が楽しい」というのが我が家のポリシーです。

そんな大瀬キャンプ村、・・・まず場所が分からない!w

いや場所が分かるんですけど、道、看板が不案内で曲がるところが分からないんです。一旦海水浴場の駐車場までいってしまってUターンして戻ると看板が...なんで来るときの向きに看板ないの?

次に恐ろしいのはキャンプサイト近くの駐車場へアプローチする坂道。道幅が狭い上、まったく前が見えません。ヘアピンの上にひねりもあり、後輪が浮き上がってブレーキがロックするほど。これ危なくない?

アプローチですでに難易度は高く、これぞ野営という雰囲気。そうですね、あうクルマはジムニーとか、軽トラとかがオススメです。

そして着いた場所は森の中の斜面。あまりに急坂のためキャンプサイトは段々畑のようになっており、とにかく健脚でなければつらいです。バリアフリー、なにそれ?

こんなときは装備品をミニマムにしているうちのMINI Clubmanは最適。荷物を運ぶもの比較的楽、キャンプサイトを設営します。ミニバン+軽バンできたグループに

「え、このクルマできたんですか? 荷物積むの上手ですね!」

と驚かれたほどです。ドヤ。

キャンプの施設はこれまたミニマム。トイレと炊事場、かまど。以上。以上!

潔い! そして必要にして十分!

実戦投入、ファイヤーボックス

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先日のキャンプでその威力に感動した焚き火台ファイヤーボックス。早速購入し、今回初投入です。

先日指を鉈で切ってしまいましたが、今回は軍手装備&ノコギリで細かくカット。なんだか子供はこういう作業は進んでやりますね、楽しいみたいです。

焚き火台で起こした炭を、折りたたみステンレスBBQコンロに移してBBQです。3人家族であればこれで必要十分。

暗い、かゆい、ざわざわ、むしむし

夜は暗いです。とにかく暗い。明かりは水場のところにある街灯2つのみ、トイレにはありませんから自分で明かりを確保する必要があります。うちのキャンプサイトは電灯、LED系がいくつかありましたが、太刀打ちできず。ガスランタンが欲しいですね。

そして困るのが虫の天国ということ。蚊が凄い、最初の夜は蚊除けを持ってなかったので凄い刺されました。そこで蚊除けスプレーに蚊取り線香を調達したのですが、それでも全然効果はなく・・・これは覚悟必要です。

夜は海岸のザザザーという波の音に加え、風があると森がザワザワとし、上からパラパラと何かがおちてきてテントのタープがポツポツいうという、結構騒がしいです。そして野生の何かがいるらしく、とにかく賑やか。

暑くはないのですが湿度が高く、蒸し蒸しするので快適、というほどではありません。

しかしまさに夏キャンプ! という雰囲気。

なおお風呂はないので、海水浴場そばの旅館のお風呂を有料にて貸してもらうことができるとのこと。うちは買い出しついでに伊豆長岡の野天風呂「光林」まで行きました。

大瀬海水浴場まで徒歩2分

テント村のメインストリートを下って行くと、あっという間に大瀬海水浴場に着きます。高低差は約20m、下るのも結構大変ですが、上るのは息が切れます。ただ津波がきても大丈夫ですね、避難スポットにも最適。

この日は風がつよく、色々なものが飛ばされていました。うちもゴムボートとバスタオルが飛ばされ、バスタオルは行方不明に。浜辺にあるたくさんのコンクリートブロックの理由が分かります。

ここ大瀬崎はダイビングスポットとして有名で、海水浴客よりもスキューバの方が多く見られます。スキンダイビングでシュノーケル&ゴーグルで潜るのも魚がたくさん見られて結構面白いですね。

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この日とにかく難儀したのは強い風と沖合への潮流。ゴムボートにのってどんぶらこ、としたかったのですが常に漕いでないと沖合に流されようとするのは台風接近の影響ということ。海岸の雰囲気としてはとてもファミリーでくつろげました。

キャンプに来るひとも海水浴とセットで楽しまれるようで、ロングステイが多いようでした。

実は17年ぶりくらいに西伊豆にきたのですが、道が整備され都心からも非常に気やすくなっています。東名経由で伊豆長岡まで自動車専用道でほとんどこれますから、トータルで2時間ちょっと。伊豆長岡からの海岸線沿いの光景はドライブに最適です。