いい、いいと評判の新型MINI(F56)を試乗してきました


(写真:手前・新型MINI COOPER S、奥・MINI Clubman)

[試乗場所⇒MINI 八王子

我が愛車MINI Clubman。4m以下の全長で5ナンバーとしてはパワフルな175馬力(前期型)とオーリンズショックへの変更で走りは軽快。ワインディングから高速道路まで楽しく走れます。

新型MINIは大きくなってなんかイマイチだな~と思っていたのですが、試乗してみて少し考えが変わりました。いやなにこれ、すごくいいじゃない!

スペック的にみても、全体的にパフォーマンスがアップ。例えば0-100km/h加速をみてみると。

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MINI Cooper Clubmanは、1.6リットル4気筒ガソリンエンジンを搭載。BMWの「バルブトロニック」を採用している。最大出力120HP、0-100km/h加速は9.8秒、最高速は200km/h。

MINI Cooper S Clubmanは、1.6リットル4気筒ガソリンエンジンを搭載。インタークーラー付きターボチャージャー搭載の直噴エンジンだ。最大出力は175HP、0-100km/h加速は7.6秒、最高速は222km/h。

R56 MINI JCW 3HB 211ps, 280Nm 0-100km/h 6.5秒

上記がR55/R56型。

新型MINI

【COOPER 】
0-100 km/h加速はわずか7.9 秒(欧州仕様車),19.2Km/ℓ(JC08モード、MT車)

【COOPER S】
停止状態から100 km/hまでに要する時間はわずか6.7秒(欧州仕様車 AT車)。最高速度 233km/h(欧州仕様車 AT車)

仕様が異なるので直接比較は難しいのですが、1.5L 3気筒ターボ、136馬力であっても0-100km/h加速がなんと7.9秒と現行MINI Clubman 7.6秒に肉薄するではありませんか。

これまで Cooperは 9.8と、1.6リッターNAであるがゆえに明らかな差がありましたが、今回のモデルチェンジでもっとも大きくパフォーマンスが上がったといってもいいでしょう。

一方の新型Cooper Sの方はというと、AT車で6.7秒。これまでのMINI JCW 6MTの6.5秒に肉薄と、動力性能は申し分ないです。

それでいてアイドリングストップなどの最新技術で燃費性能も高く、非の打ちどころがないです。

カーエンタテイメントシステムが刷新され、BMW流のナビゲーションシステムはまさに未来感タップリ。メーターリングのLEDライトで操作に対してのフィードバックがあるところなど、UIも洗練されています。

このLEDはレブリミッター表示機能もあるようで、ファッション性だけでなく機能性も十分です。

左足ブレーキを使う私にとって重要なペダル配置と大きさ。

多少右寄りかな、と思ったのですが、現行MINI Clubmanと大差ないようです。ペダルがプラスティックのままなのは残念。

オプションとなるHUD、電動でディスプレイ部分が上下に可動しますが、これもまた未来的でカッコイイですね。速度とターンバイターン式でナビゲーション表示があります。

一方おおきかったタコメーター表示が左側にちょこんとついてしまい、分かりにくくなってしまいました。ここだけは残念なポイント。

走りのコメントについては動画でどうぞ。

新型MINI COOPER 1.5L3気筒ターボ試乗動画【ワンダードライビング】

新型MINI COOPER S 2.0L 4気筒ターボ試乗動画【ワンダードライビング】

2Lターボは当然として、まあ、とにかく1.5Lターボがいいんです、これがやっぱり一番のポイントでしょうか。

その1.5リッターエンジンは BMW i8と同じという噂で、それならそりゃいいよねと納得です。