日本社会は自転車利用者の尊い犠牲を欲しているのだろうか

私は(公道で)自転車には乗りませんが、気になっているのが道交法の改正。

改正道交法の施行期日決定!2013年12月1日から、自転車が通行できる路側帯は左側だけになります | CyclingEX

もともと自転車は「車両」であり、車道を走るのが基本。歩道はあくまでも認められた際に例外的、標識で明示された際のみ通行可能というのが大前提です。

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さて、時代は昭和40年~50年代、場所は京浜工業地帯。産業道路と言われる幹線道路はトラックにダンプが競うようにして走っていた頃。当時車道を走っていた自転車は左後方が見にくいトラック、ダンプに毎日巻き込まれてタイヤに踏みつぶされるという凄惨な事故が毎日のように発生していました。それこそ小学生から老人まで、老若男女を問わずです。

その教訓からトラック、ダンプには通常のミラーだけではなく、

・左下を見られるミラーの追加
・左ドアの下側を透明化
・巻き込み防止用のバー

が義務付けられました。他にも追突時に潜り込んでしまうことを避けるためのバーの設置など、交通事故の歴史はダンプトラックとの事故の歴史といってもいいかも知れません。

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あれから幾星霜。交通量は増えたものの、道は広がらず。