修行の道は険しく、厳しいのです。
高所恐怖症の人にはまったくオススメできない上に両手両足をフルにつかい、木の根や鎖につかまって上がるところ多数のリアル・フィールドアスレチック。それがこの三徳山三佛寺投入堂への道。
六根清浄 - Wikipedia六根は人間の認識の根幹である。それが我欲などの執着にまみれていては、正しい道(八正道)を往くことはかなわない。そのため執着を断ち、魂を清らかな状態にすることを言う。そのため不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、感じないために俗世との接触を絶つことが行なわれた(山ごもりなど)。
かつては登山の際に掛け声としても用いられ、落語の「大山詣り」などにもその様子が描写されている。戦前までは富士山への登山の際にも掛け声として用いられたことが知られている。
さて我々は穢れた魂を清らかにできるでしょうか。
その模様はGoPro HERO3でどうぞ!
なんでまたこんな岩山の凹みに...
しかもこの場所、山のどこからも見られない! この下は絶壁になってて、滑落したらまっさかさまに落ちてデザイア、です。
建材はこの近くの山から出るものではなく、遠い地域から運ばれたことまでは分かっていますが、未だにどうやって作られたかが謎のまま。なので「今日のえいっ」、じゃないや、
「えいっ、と投入れた」
とされて、「投入堂」との名前がついたとのこと。
まさに日本最後のミステリーゾーン、鳥取ならではの場所です。
このあとまた時間をかけて降りていくのですが、膝にきついのはこのくだりの方。また事故が多いのはほとんどが下りということで、気を引き締めていかなければなりません。
我々は無事帰還でき、六根清浄できたのですが、バスの中ではすっかりまた汚れた人間に戻っていました。残念。
ちなみに足元は溝のあるしっかりしたシューズが必要。NGだった場合はその場でワラジ(500円)を買って履きかえる必要があります。でもワラジの方がなんか趣あっていいですね。
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