ミニ四駆小説「流しのミニヨン・レーサー北川」:第32話 新ファクトリー #mini4wd

前回までのあらすじ

流しのミニヨン・レーサー北川がサラに翻弄されているその時、浜田と学生はユキと飲んでいた。ユキは賭けミニ四駆レースのために立法すればいいといい、政治に興味のない学生を叱った。

闇の組織、ダーク・ゴーストの幹部が集まって会議をしていた。

幹部A「新ファクトリーの稼働状況はどうだ」

幹部B「順調だ。品川から川崎の工場跡地に移転し、敷地は4倍、装備も充実してこれまで以上にミニ四駆の量産が可能だ。特にカーボンパーツは素晴らしい、ドライカーボンのオートクレーブを備えてオリジナル形状のドライカーボンを製作できるようになった。さらに加工はこれまで手作業で行っていたところを機械による切断と削り加工が可能、しかもミクロン単位の精度で行える。」

幹部C「つまり井桁超大径マシンが量産できるということだな、我々は」