前回までのあらすじ横浜の自動車メーカー・ショールームで行われるレース。レーサーたちの賭けレースとは別に、誰が勝つかを賭けるギャンブラーが集結していた。
北川がお弁当箱から取り出したマシン、それは赤のホイールを装着したとても綺麗かつ精悍なマシンだった。
北川「浜田、これを使え。なるべく見せびらかすようにしてな。」
浜田「これはごっつう、綺麗にできとるマシンですなあ。」
学生「うーん、どこかで見たことがあるような...」
浜田は北川にいわれるまま、マシンを手に持ち、受付にと向かっていった。そうでなくても大男である、目立つ上に赤のホイールが眩しい綺麗なマシンは、ミニヨン・レーサーだけでなくギャラリー、そしてギャンブラーの注目の的となった。