ミニ四駆小説「流しのミニヨン・レーサー北川」:第13話 グレーゾーン #mini4wd



前回までのあらすじ

流しのミニヨン・レーサー北川は木更津へやってきた。インテリジェントバッテリーの力で浜田は優勝したが、一体インテリジェントバッテリーとは何か?

浜田は優勝賞金を手にし浮かれているが、学生はどうにも腑が落ちていない。

学生「北川さん、このバッテリーの正体はなんですか?」

北川「...絶対に負けないインテリジェントバッテリー。試走したとき予めコース情報をとり、内蔵されたGPS、Gセンサーの情報から状況判断、最適な電流を流しモーターの速度をコントロールしてコーナーやジャンプ台では減速、直線では加速する。さらに相手のマシンの状況を判断し、ペースを相手に合わせて、ギリギリのところで勝てるようにペース調整するんだ。通信機能を使ってこのスマホでモニタリングもできるし、いざとなれば『いっけーーーーーっ!』と大声出せば加速する機能もついている。なあ、これなら浜田のマシンでも勝てるだろう。」