ミニ四駆小説「流しのミニヨン・レーサー北川」:第4話 賭けレース #mini4wd

前回までのあらすじ

流しのミニヨン・レーサー北川は「新宿」に行く時機を見計らっていた。そこに高尾のミニ四駆専門店の店主から渡したいものがあると言われ、「高尾」に行くことにした。

高尾駅。


(Flickrより:イメージ写真)

浜田「おお、天狗やないか。でかい鼻やのお」

学生「この近くにある高尾山は天狗の里と言われ、昔から天狗伝説が伝承されているところですね。それとこの駅舎を見て下さい、重要文化財に指定された大社駅をデザインした曽田甚蔵がデザインしたもので、昔ながらの構造がノスタルジックですよ」

高尾駅 (東京都) - Wikipedia

関東の駅百選に選定されている社寺風デザインの北口駅舎は、大社線大社駅を設計した曽田甚蔵が設計、1927年(昭和2年)に竣工した2代目である。これは、元々大正天皇の大喪列車の始発駅として新宿御苑に設置された仮設駅舎 (995m²) を移築したもので、初代駅舎の木造平屋建て90m²から木造平屋建て298m²と大規模になった

北川は物見遊山の二人を無視し、足早にミニ四駆専門店高尾サーキットへと向かう。