新曲が売れなくなったもう一つの理由と森高千里戦略

音楽が売れない、CDが売れない、と言われて久しいですが、その理由にインターネットの発達によって違法ダウンロードがあると言われています。

一方で、新曲が売れなくなったもうひとつの理由として、もう新曲が飽和した、という指摘がありました。その理由はこうです。

元々音楽の流通の手段はライブであり、生中継(ラジオ、TV)が中心でした。その後レコード、カセットテープでのメディア流通が盛んになることで音楽は爆発的に普及していきます。

ここにCDが出現するわけですが、それまでのメディアは繰り返し再生すると破壊される時限メディアだったため、古い音楽は自然と消耗し、消えていきました。レコードにしてもカセットテープにしても何十回も聞いていると音は劣化し、場合によっては音飛びなど聞ける状態ではなくなるためです。

ところがCDは半永久的。いつ聞いても最初にきいた時と同じままです。