トヨタによる、TVCMで謝罪、リコールのお知らせが開始されています。
ところがその内容がちょっといただけないとの評判。
誠意の伝わらないトヨタの謝罪CM - 吉井誠のペルソナ手法日記ところが、今回トヨタのリコールは、最近販売された自動車ばかり。 しかも通常自動車販売店を経由して購入しているでしょうから、そのほとんどは自動車の所在はわかっているはずです。 にも関わらず、これ見よがしに謝罪CMを流すというのは、本来の目的での謝罪ではなく、「これだけ費用をかけて謝罪している」という自己主張に見えてしまって、かえって気分を害するのではないでしょうか?
現在進行形で販売しているプリウス、SAI、レクサスHS、購入できないプリウスPHVの宣伝でもしているかの様に見える、非常に不快感を与えるものになっているように感じます。
確かに不特定多数に販売され購入者の身元も分からない一般消費財と違い、車は登録制。しかも昔のものならイザ知らず、すべてここ1年未満に販売されたもの。TVCMを使って広くリコールの協力を呼びかけるようなものではありません。しかも以前から指摘しているように、プリウスのブレーキ問題はそれ自体が致命的な欠陥でも、即重大事故につながるものではありません。
そう考えるとやはり色々な打算があるように見えてしまうのも仕方ないでしょう。
どこかでトヨタの問題は「驕っている」ことではなく、「驕っているように見えること」との指摘がありましたが、まさに今回もそうかも知れませんね。