さてマンガン電池ミニ四駆耐久レースであれこれと戸惑ったのが電池サイズです。100円ショップで購入したという、えのもとサーキットさんから供給されるワンメイクオフィシャルマンガン電池 E-POWERのサイズが小さい小さい。ということで今回はマンガン電池、アルカリ電池、ニッカド、ニッケル水素電池を比較してみました。
使用した電池は、以下のとおり。
エネループ
volcano NZ
Ni-Cd AA1000
パナソニックEVOLTA
ミツビシ
黒(ダイソー)
KEEPMAX
E-POWER
単三形電池(LR6、AA)の規格は以下の通り。
電池の知識:電池の規格について|社団法人電池工業会50.5 14.5
高さ50.5mm以下、直径14.5mm以下と定められています。これと比較するとサンヨー・エネループが規格ギリギリサイズで、一般的な電池は余裕をもって収まっています。しかし見ての通り、えのもとオフィシャルマンガン電池E-POWERは若干どころかスカスカ、一回り小さいといっても過言ではありません。
そしてそれを色濃く反映しているのが重量。エネループが26.3gあるのに対し、E-POWERはほぼ半分、たったの13.8gしかありません。
同じ単三形電池でここまでサイズが違い、重さも違うのですからビックリしますよね。なのでエネループを使ったあとにE-POWERを入れると接点が接触不良となり走らないのもうなずけます。単にマンガン電池の性能が低いだけの問題ではなく、接点圧が低くなるのも一因でしょう。
また+端子回りの肩も問題になります。
教えて! Watch 単三アルカリ乾電池のサイズ規格ただ、エボルタの大きさに関して最もトラブルが予想される点は、外形寸法そのものの問題よりも、+極周りの通称「肩」と呼ばれる部分の高さにあるようです。 全長は同じでも+電極側の肩が高いことから、結果的に+電極の“出っ張り”が短くなり、電池の逆挿し防止のために+電極の突起部の形に合わせて造られた電池ボックスでは、+電極が接点に届かず通電しないといったことがあるようです。 「JIS C 8511」では+電極側突起部のサイズも最小1mm以上と規定されており、エボルタもこの規格には準拠しているのですが、従来の乾電池の+電極が大きかったために、電池ボックス側の逆挿し防止部も大きめに造られてしまっているものがあるようです。
ただ、じつはこの問題を引き起こした“大先輩”ともいうべき製品が、エネループの初期ロットでして、その後に改善されました。
ミニ四駆の電池ボックスは比較的中庸に作られているので、エネループを入れるとキツキツ、特にMSシャーシに(初期型?)エネループを入れると肩がぶつかっていれられないなどの問題もあります。軽量センターシャーシは問題ありません。
電池ひとつとっても奥が深いですね。
【2009/12/26 追記】
セリアで購入したマンガン乾電池のデータを追加しました。
高さは平均的なものの、直径、重量はE-POWERに近く軽量コンパクト(?)です。
【2010/01/02 追記】
ダイソーで購入したマンガン電池、GP社製のデータを追加しました。
直径、重量はE-POWERに近いですが高さは平均以上あります。
tti
楽しく読ませていただいてます。
単三の記事 素敵です。
リンクさせていただきました。事後ですが・・ご承諾ください。m(__)m
tnoma
> ttiさん
リンクの件問題ありません。ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。