八代:日本書紀、万葉集で歌われた「水島」は今も昔も神々しかった

さて眼鏡橋(石橋)と並んですきなのがパワースポット巡り。これからそんなパワスポをたくさんご紹介していきます。

まず第一弾は八代海にちょこんと飛び出た岩石の島、水島。

砂洲のようになっていて島本体は岩でできていますが、みた瞬間「これは!」と思うほどの景観でした。そのように受け止めたのは私だけではなかったのでしょう。万葉集でも「神が住んでいるかのよう」と歌われてますし、日本書紀では景行天皇ご行幸の際に清水が湧き出したと言われてます。

熊本県八代市

水島は、球磨川河口の堤防から50mほど離れた所にある小さな島です。日本書紀の景行天皇18年4月の条に、「天皇がこの島で食事をなさろうとした際、水が無かったので、小左(おひだり)という人物が天地の神々に祈ったところ冷水が湧き出したので、それを天皇に差し上げることができた。そのためこの島を水島と呼ぶ」という記述があります。  

万葉集では長田王により「聞きし如まこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島(人の言うように、貴く不思議にも神々しく見えることよこの島は)」と歌われています。