「日本は原子爆弾をつくれるのか」山田克哉著

つい先日弾道ミサイル・テポドンが世間を騒がせましたが、日本にとって脅威なのは日本全土を射程におさめ、核が搭載可能なノドン。すでに数百発ほど配備されているとのこと。

北朝鮮主催のミサイル祭りについてメモ - (tez'tumblr)

# 今回のテポドンの技術力は日米が予想していたより大幅にアップしている。特に1段目のロケットを切り離して2段目のロケットに点火するのはロケット技術の中でかなり難しい技術になる。この部分だけでも北朝鮮に取っては成功だったと言える。

# このロケット技術で北朝鮮が目指すのはアメリカ本土への核攻撃であろう。正直、今回の発射において日本はどうでも良かった。と言うのも日本に向けては既に中距離弾道ミサイル「ノドン」が100-300発程実戦配備されている。

そういったこともあり、ここ数年日本でも核武装論が出たり消えたりしています。政治的、マインド的に核武装を論じる以前に、そもそも核開発が技術的・科学的にpossibleなのか否かを論じたのがこの書、「日本は原子爆弾をつくれるのか」です。