うちの子はシュタイナー幼稚園(シュタイナー教育にのっとっている幼稚園)に通っているのですが、友人から
「シュタイナー教育って何がいいの?」
と聞かれて困ってしまいした。というのも自分も特徴をよく掴めてなかったからです。そこでシュタイナー教育、正確にはヴァルドルフ教育のFAQページを見つけたのでご紹介。
2.ヴァルドルフ教育のユニークな点は何ですか。その他の教育(公教育、モンテッソーリの教育、非学校教育)との違いは何ですか。
ヴァルドルフ教育のユニークな点を最も良く言い表しているのは、「自分で、自分の生活についての意味を与えることのできる個人を創り出すこと」という、この教育の定めている目標です。
ヴァルドルフ教育の目的は、子どもの全人教育すなわち「頭と心と手」を教育することです。カリキュラムは時間の許す限り広範なものとし、アカデミックな科目と芸術や運動とのバランスを図っています。
ヴァルドルフの教員は、一人一人の子どもの中に学ぶことへの真の愛が育つように努力しています。学問を教える際にも芸術や運動を自由に取り入れることによって、生徒の中で学習への内発的な動機付けがはぐくまれます。競争によるテストや評点によるランク分けは必要ではありません。
ヴァルドルフ教育の際だった特徴には次のようなものが含まれます。・年齢が若いうちは学問をあまり重視しません。ヴァルドルフ幼稚園の体験にはアカデミックな内容は存在しません(前段階の予備的な訓練はたくさん行われますけれども)。1年生にも学問的なことは最小限しか教えません。読みは2、3年まで教えられません。ただし文字は1、2年で慎重に導入されます。
・小学校(1-8年)の間は、生徒には担任(またはエポック授業)の教員があてがわれます。その教員は、同じクラスを(理想的には)小学校の全8年間受け持ちます。
・主流の学校で「付け足し」と考えられているいくつかの活動が、ヴァルドルフ学校では中心をなす科目となっています。たとえば芸術、音楽、園芸、外国語(ふつう小学校から2科目)などです。低学年では、すべての学科が芸術的な手段を用いて始められます。なぜならば、子どもたちは、無味乾燥な講義と機械的な暗記学習よりもその方が良い反応を示すからです。子どもたちは全員リコーダーと編み物を習います。
・1年から5年までは教科書は全く使いません。子どもたちは全員、「エポックノート」をもっていますが、それは、その学年に生徒が自分で書いたワークブックです。本質的に生徒が自分の教科書を作ります。それは経験したことや学んだことの記録です。上級の学年は、エポック授業を補うための教科書を使用します。
・ヴァルドルフ学校において学ぶことは競争的な活動ではありません。小学校のレベルでは評点はつけません。教員は学年末に子どもについての評価を記述します。
・電子メディアとりわけテレビは低学年では極力控えるように指導されます。
教育についての独自の捉え方から、その手法は独特で特徴的なものになっています。
一方で特徴的なものを推進する見地から、現代社会で一般的になっているものを排除する規律もあり、議論を呼んでます。