次から次へとまさに「景気の悪い」ニュースばかりです。ホンダがアキュラブランドの国内導入の白紙撤回、そして次期NSX開発の中止を表明しました。
Honda 2008年 年末社長会見 骨子<販売>
・ 国内販売では、軽自動車や小型車へのシフトが進む市場で、ホンダカーズとして販売網の強化に取り組む一方、2010年を目処に導入を予定していたアキュラについては、昨今の環境変化を鑑み、計画を白紙に戻す。<研究・開発>
・ モデルについても、V10エンジンを搭載した「NSXの後継車」については、開発を中止する。
年末社長会見の一部ですが、2008年度の3回目の下方修正を含んでですから、本当に厳しい状況におかれていることが伺いしれます。
Business Media 誠:ホンダはなぜF1から撤退するのか?――社長会見を(ほぼ)完全収録 (4/5)直近の経済危機で、多少原油(価格)が下がったり、原材料(価格)が下がったりという変化はありますが、これは経済が回復すれば当然また(価格が)高い状況に行くわけです。この数年間、BRICs諸国の経済発展が非常に目覚ましく、地球上の資源の需給バランスが大きく変化したとわれわれは認識しています。 従って新しい時代では、原油が高い、原油が使えない、原材料もそれほど豊富に使えない、高い原材料を使わないといけない(という状況を考えなくてはいけない)。これは、従来とは全く違った価値観で車を作る技術が必要なのだと思っています。
2008年は本当に歴史に残る年になったのかも知れません。
まあそんな状況なので、次期S2000開発なんて夢のまた夢、現行S2000もいつ生産中止になるかわかったもんじゃありませんね。欲しい方は今すぐディーラーにGOです。