多忙につき書評エントリーが滞ってます

仕方ないのでここで書評を書きたいものをリストアップし、数行レビュー。

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
速水健朗

私はケータイ小説とも、ヤンキーともまったく縁がないと思っていたのですが! 実は意外にもイニシャルDや浜崎あゆみを通して「ヤンキー文化」に染まっていたことを発見しました。つまりぜんぜん他人事じゃなくって、自分のことだったんですね。「ヤンキー文化」はいいかえるとサブカルチャー、いや「被差別文化」とこの本ではいわれていて、それって昔の漫画やアニメと同じ扱いなんですよね。ガンダム、なにそれ、ロボットマンガかよ、みたいな蔑みっぷり。文壇とかならまだしも、文壇の中でもサブカルに属していたSF界からの蔑みようがすごかったですね。まあそれはスタジオぬえとサンライズの確執もありますが。

栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版)
中尾 佐助

宮崎駿監督が感銘を受け、「トトロ」「もののけ姫」「崖の上のポニョ」など日本を舞台にした作品を作るきっかけとなった学説。とにかく1行目の出だしで惚れました。

「文化」というのはすぐ芸術、美術、文学や学術といったものをアタマに思い浮かべる人が多い。(中略)しかし文化という外国語のもとの意味は、英語で「カルチャー」、ドイツ語で「クルツール」の訳語である。この語のもとの意味は、いうまでもなく「耕す」ことである。地を耕して作物を育てること、これが文化の原義である。

農業がアグリカルチャー、agri-cultureといわれるので文化とはすなわち農業と密接にかかわるのです。だから日本人の場合は稲作、米ですよ米。宮崎駿監督は照葉樹林文化で森にひかれたようですが、私はやはり弥生人の末裔として強烈にイネをプッシュしたいです。

戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA
押井 守

またこの本か!と思われますけど、押井守監督のいう「軽空母」について一言書いてみたいです。自衛隊においては非常時といえば、実戦よりも災害救助の方が圧倒的に多いんですよ。そうなると潰しのきかない高価なイージス艦よりも、災害救助に役立つ「軽空母(強襲揚陸艦)」がいいんじゃないの?というお話。

Make: Technology on Your Time Volume 04
オライリー・ジャパン

そして最後はMake:04。oobaさんから譲っていただいた本で、もう電子工作魂が揺さぶられっぱなしです。それにしてもいつのまにか、この世界ではphysical computingが一般用語になってきましたね。ええ、その言葉を発明した人のところに留学してました。

ということでまだまだ書きたいことがいっぱいあるってのに、時間はないし、寝てないし。あー、今日は歯を磨いて寝ます。