随分と長く使っていたiLink(IEEE1394)接続 外付 250GB HDDがほぼ一杯になってきたので、今回新しくUSB2.0接続外付 500GB HDDを買いました。
写真右側、I-OデータのUSB2.0外付けハードディスク HDCN-U500 です。
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購入のポイントは、、、とりあえずAmazonで調べたらこれが一番手頃だったからという理由です。というのもとにかくHDDはなくなってくるし、緊急避難的に１個買ってみました。
さて今回USB接続タイプの外付けハードディスクは初めてです。USB2.0は規格上iLink S400よりも転送速度が上ですが、今までIEE1394(iLink/Firewire)接続タイプを使っていて、どうもUSB接続タイプは遅いんじゃないかというイメージがありました。
シリコンバレー ２４時: USB 2.0 と IEEE 1394 は どちらが速いのか
この記事のベンチマークでは、1394 の方が USB2.0 に比較して 若干速い という結果が出ている。
今回実際に比べてみたのですが、意外な結果が分かりました。
以下詳細。
ベンチマークにはHD Tune（フリーソフト）を主に利用しました。
仕様
DELL Optiplex GX520
CPU Pentium4 HT 2.8GHz
Memory 1GB (512MBx2)
HDD 160GB(内蔵SATA2)
OS Windows XP Pro
USB接続機器
Xmod (USBオーディオ)
カードリーダー・ライター
USBディスプレイアダプタ
iPod touch
Canonプリンタ(電源off)
上記の状態でHD Tuneを使った結果
内蔵160GB HDD。SATA2接続
HD Tune: SAMSUNG HD160JJ/P BenchmarkTransfer Rate Minimum : 16.6 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 62.8 MB/sec
Transfer Rate Average : 50.5 MB/sec
Access Time : 17.6 ms
Burst Rate : 99.9 MB/sec
CPU Usage : 3.1%
ソニー 250GB 外付けHDD IEEE1394 400Mbps接続
HD Tune: Maxtor 4A250J0 BenchmarkTransfer Rate Minimum : 20.2 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 32.5 MB/sec
Transfer Rate Average : 29.8 MB/sec
Access Time : 22.5 ms
Burst Rate : 26.9 MB/sec
CPU Usage : 2.8%
I-Oデータ 500GB 外付けHDD USB2.0接続、マッハUSBオン
HD Tune: I-O DATAHDCN-U BenchmarkTransfer Rate Minimum : 27.8 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 28.6 MB/sec
Transfer Rate Average : 28.4 MB/sec
Access Time : 13.6 ms
Burst Rate : 17.7 MB/sec
CPU Usage : 14.3%
案の定というか、IEEE1394よりも若干劣るスペックとなりました。しかしFDBENCHを使うと値は逆転。
FDBENCHこのソフトはHDDやフラッシュディスク、USBフラッシュドライブの性能を測定します。
Read、Write
シーケンシャルリード、ライト時の速度KByte/secRandomRead、RandomWrite
ランダムリード、ライト時の速度KByte/secCopy
Read,Write,Delete 回数/分または速度KByte/秒
内蔵160GB HDD。SATA2接続
ソニー 250GB 外付けHDD IEEE1394 400Mbps接続
I-Oデータ 500GB 外付けHDD USB2.0接続、マッハUSBオン
これはマッハUSBが効いている？
アイ・オー、USBを高速化する「マッハUSB」をダウンロード提供マッハUSBのユーティリティをインストールして有効化すると、対応機器のUSB 2.0のデータ転送速度を高速化できる。同社の測定によると、最大で27.3%の高速化を実現したという。この技術は、USB 2.0のパケットサイズを大きくしてボトルネックを減らしている。Gigabit Ethernetのジャンボフレームのようなものと考えると分かりやすいだろう。サイズの小さなファイルにおいてもパケットサイズを大きくしているため、ファイルコピーの性能も向上するという。
ということでマッハUSBをオフにして計測。
確かに速度は低下し、IEEE1394接続よりも遅くなりました。
ということでもう一度HD Tuneで計測することに・・・やっぱり遅くなり、時間がかかるので何気にiPod touchを外してみたのですが、、、
HD Tune: I-O DATAHDCN-U BenchmarkTransfer Rate Minimum : 17.9 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 29.2 MB/sec
Transfer Rate Average : 21.0 MB/sec
Access Time : 13.5 ms
Burst Rate : 22.4 MB/sec
CPU Usage : 18.2%
なんと！外したとたんに転送速度が激速に。
USB接続機器によって速度が変わるという予感があったのですが、どうもビンゴです。ということは他のUSB機器を外すと速度が変化するのではないか？ということでさらに調査。
上記したすべてのUSB機器をオフにした時の結果はこちら。マッハUSBをオフでもIEEE1394と同等の性能が出ています。
HD Tune: I-O DATAHDCN-U BenchmarkTransfer Rate Minimum : 29.5 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 32.9 MB/sec
Transfer Rate Average : 32.6 MB/sec
Access Time : 13.3 ms
Burst Rate : 27.6 MB/sec
CPU Usage : 13.6%
同じ条件でマッハUSBをオンにすると、20%ほど高速化されました。
HD Tune: I-O DATAHDCN-U BenchmarkTransfer Rate Minimum : 35.9 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 39.9 MB/sec
Transfer Rate Average : 39.5 MB/sec
Access Time : 13.3 ms
Burst Rate : 24.9 MB/sec
CPU Usage : 7.5%
次にUSB機器を以下の順番に接続していき、速度低下の具合を見てみました。
10% xmod USBオーディオ
20% カードリーダー
35% USBディスプレイ
45% iPod touch 32GB
80% プリンタ Canon
HD Tune: I-O DATAHDCN-U BenchmarkTransfer Rate Minimum : 23.7 MB/sec
Transfer Rate Maximum : 39.7 MB/sec
Transfer Rate Average : 31.7 MB/sec
Access Time : 13.5 ms
Burst Rate : 16.6 MB/sec
CPU Usage : 18.4%
見て明らかなように、iPod touchを接続するとガクンと落ち込みます。最初は確かにsyncするのですが、syncしていない充電状態でも最初の結果のように速度低下の原因となっているのです。
今回の実験結果から、
・IEEE1394接続がUSB接続機器に左右されず高速
・USB2.0接続は他のUSB接続機器に影響を受ける
・特にiPod touchは速度低下が著しい
ということが分かりました。今後の外付けHDDの購入時にはIEEE1394接続にした方が無難かもしれません。まあiPod touchを接続しなけりゃいいんですが。
【関連リンク】
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もこ
こんにちは。
オイラはiPhone使ってます。SIMロック解除し日本語化にも成功しました。日本国内ではiPodtouchとして、海外ではiPhoneとして使用してます（ちょっと自慢・・・）。
tnoma
＞もこさん
おお、きちんとiPhoneを電話として使うひとはじめてみましたw
回りでは結構もっているひと多いんです。実は私も使ってないけど借りていたりして・・・ww
匿名
つかiLinkが死に体だからかあまりHDDは売ってない気が
tnoma
iLinkは確かにマイナーですね。
IEEE1394.bに対応したものが出れば選択肢が増えて嬉しいのですが。