F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ:チケット&ライドはトヨタカンバン方式の応用

週刊プレイボーイで知ったのですが、今回の富士スピードウェイでのF1チケットはチケット&ライドという方式をとってますが、これはなんと、トヨタお得意のカンバン方式の応用だとのこと!

2007 FIA F1世界選手権フジテレビジョン日本グランプリレース専用チケットサイト

道路など周辺環境に配慮し、お客様のスムーズな来場を図るため、観戦チケットと来場時の最終アクセスをセットにしたシステムがチケット&ライドです。愛地球博などでも採用され、スムーズな会場移動手段として好評を得ましたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。 富士スピードウェイでのF1GP開催時には鉄道利用が便利な鉄道駅の近くに無料シャトルバス乗り場を設置した「鉄道&シャトルライド」と指定駐車場(有料)へお車で来ていただき無料シャトルバスにご乗車いただく「パーク&シャトルライド」、旅行会社などが企画し直接場内へ到着する「ツアーバス等」の3種類が基本となっております。

トヨタ生産方式 - Wikipedia

カンバン方式

上記「7つのムダ」を排除し、極力在庫を持たず、必要なものを、必要なだけ、必要な時にジャストインタイムで生産するなどの特徴を持つ。

使用した部品の補充を知らせる「帳票」をカンバンということから、カンバン方式とも呼ばれる。

一般にはジャストインタイム生産システムと知られている。

お客を部品みみたて、シャトルバスをトラック。各シャトルバス乗り場が部品の生産工場で、富士スピードウェイは組み立て工場。

各部品工場で部品(お客)を集め、ジャストインタイムで工場(富士スピードウェイ)へと運びます。

たしかに今回バスの待ち時間もなく、とてもスムースにアクセスすることができました。さすがはトヨタです。

一方で人の流れを広域に分散化したことで、地元経済への好影響が少ないと指摘されています。それはそうですよね、地元はスルーしてバスで直接富士スピードウェイに行くのですから。

そしてもうひとつの問題は、そのスピードウェイの中のショップ、特にお食事どころが貧弱という点です。土地のおいしいものを出すわけでもなく、貧困な品揃えに高価なお値段。今回カレーを食しましたが、これが1000円とは、軽いめまいを覚えました。

ということで通はカートにクーラーボックスを載せて食糧を予め調達して乗り込んでいるようです。明日はそれを真似てみたいと思ってます。

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