八代城跡

八代市の中心部にある八代城跡に初めて行ってみました。

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八代市中心部の松江城町にある八代城跡。幕府の「一国一城令」にもかかわらず、島津の牽制などから、八代城は熊本城の「支城」として生き残ったが、明治以降は開発の波を受けて城下は大きく変わった。

中心部にあるというか、八代市自体がこの八代城を中心として構築されたといっても良いでしょう。市役所など市制に関わる施設はこの城下町で構成されているからです。市役所、図書館、市民ホール、裁判所、博物館などが隣接していました。結構ここは何度も車で通っていたのですが、立ち寄ったのは初めてです。

意外にも(失敬)見応えのある城壁に感心してしまいました。先日見た人吉城には規模も高さも及ぶべきところは無いのですが、城壁が美しいのです。なんでも「白鷺城」と当時呼ばれており、それは石灰岩を切り出して城壁にしたので真っ白だったからだそうです。実際よくみると階段など足があたる部分は磨り減って白くなっていることから分かるように、磨けば真っ白に輝きそうです。そうなるとまた見え方も違ってくるでしょうね。城壁の一部が白っぽくなっているのはその名残です。

そしてここもまた「転落、滑落危険」です。階段手前には警告の看板があるのですが、それだけです。こちらの地方では at your own riskの精神が根付いているのかもしれません。私はそれで良いと思うのは、やはりここの出身だからでしょうかね。

たまたま七五三の季節で八代宮は多くの参拝客で賑わっていました。400年の歴史がある場所で祝う七五三はとても良いものでしょうね。何世代にも渡って同じところで写真を収めたりすると不変な背景とのコントラストが出て面白そうです。

ということで、お散歩に結構良かったです。滑落・転落には十分お気をつけて。