交流分析とエゴグラム

最近はマネージメント職がメインなので組織とか、人事とか、まあ悩みは尽きません。人間相手ってほんとうに大変ですね。

そこで最近思い出したのが10年以上前に研修で受講した交流分析とエゴグラム。エゴグラムは自分自身を知るのに役だち、交流分析は人との接し方を振り返るのに良いツールとなります。こういった研修を受けさせてくれるのが大企業の良いところですね、小さい企業はなかなかそんな余裕はありません。

交流分析
一言でいってしまうとうまく交流(ストローク)する方法を見つけるために、まず相手の言動をどのタイプなのか見極め、それに適切な対応のタイプの交流の仕方を見つける良いツールとなります。タイプは簡単にわけるとParent, Adult, ChildのPACに分けられ、PACモデルと呼ばれます。

しかし若いころはそんなの分かっていてもなかなかそれが出来ず、いろいろと若気の至りがありましたね(遠い目)。特にメール、MLの中でのやりとりはいけません。履歴が残るし、他の人も見ているし。同じことで掲示板やチャット、ブログも同様でしょう。ただ人間味があるという意味ではたまには炎上するのもひとつの手です。よくあるでしょう、喧嘩するほど仲がいいというか、喧嘩したあと友情が芽生えるアレですよ。ジャンプの法則。

次に自分がどういった特性を持っているのかを知ることができる性格判断といっていいのかな、エゴグラム。

エゴグラム

エゴグラムの見方
CP: 信念に従って行動する厳しい父親のような親の心です。自分の価値観や考え方を優先して理想を求めます。CPが強すぎると尊大で批判的になりがちです。
NP: 思いやりを持って世話をするやさしい母親のような親の心です。親身になって人の面倒を見る優しさが特色です。NPが強すぎるとおせっかいになります。
A: 事実に基づいて物事を判断しようとする合理的な大人の心です。データを集めて理論的に処理していきます。Aが強すぎると打算的で冷たい人間に見られます。
FC: 自分の欲求のままに振る舞い自然の感情を表す自由な子供の心です。明るく無邪気で行動的です。FCが強すぎるとわがままで他人への配慮に欠けてきます。
AC: 自分の本当の気持ちを抑えて相手の期待に応えようとする順応した子供の心です。ACが強すぎるとイヤなことをイヤと言えずストレスをため込むことになります。

CP, NP, A, FC, ACの5つのパラメータに分類し、それぞれが特性をもっています。極端なはなし、藤子不二雄の漫画のキャラクターはそれぞれのパラメータを強烈な個性にふると出来上がります。

CPが高い:どらえもん
NPが高い:しずかちゃん
Aが高く、ACが高い:出来杉くん
Aが低く、FCが高い:のびた
ACが低く、FCが高い:ジャイアン
ACが高く、FCが高い:スネ夫


3つで選択する簡単なエゴグラムによる性格診断
こちらは5段階評価で行う方。■こころの翼式 エゴグラム■

私の結果は追記に後述。10年前にやったのと随分と違う結果になっているような気がします。大人(親)になったってことですかねえ。

また面白いのは人に評価してもらう方法。つまり自分からみた自分の評価と人からみた自分の評価は違うという点ですね。

図にすると4象限に分けて

1) 自分も他人も知っている自分
2) 自分だけが知っていて他人が知らない自分
3) 自分も他人も知らない自分
4) 自分は知らないで、他人だけが知っている自分

このうち自分による性格分析は1), 2)にあたり、他人にやってもらうものは1), 4) が反映されます。それを知ることで1) 2) 3)象限分を推し量ることができるというわけです。当時の研修では直属の上司にやってもらいました。ほぼ同じような評価だったのですが、やはり若干違い意外に思ったものです。

今度会社全体でやってもらうか(w 温泉合宿の時とかいいかもしれませんね。

以下、私のエゴグラム。