あちこちで人気沸騰の新刊がこれ、「スケーラブルWebサイトの作り方」です。
Building Scalable Web Sites
Callum Henderson
仕事柄、"スケーラブル", "scalable"が耳タコ。しかもこの本、あのFlickrの技術者が書いているということで、"Flickr Way"という文字も表紙に書いてあるように理論ではなく、Flickrで実践していた経験に基づいた書物だということでもはや一見の価値あり。ということで柄にもなく予約して買ってみました。
まだChapter4までしか読んでませんがこれはエンジニアだけではなく、Web Serviceの技術系の会社を作る人や、シニアマネージャーも読む価値があります。タイトルは「スケーラブルWebサイト」となっていますが、これまでの章では開発の基本となる体制やツール、work flowに関しても触れられていてよくまとまっています。実際自分の今までの経験と現在の経験と照らし合わせてさほどずれてないし、新しい発見もありました。
それは「開発チームのスケーラビリティ」です。つまり小さなチームであればこの方法はworkするが、大きくなると別の方法が良い、といった指摘です。Webサイトが巨大化するということは当然ヒューマンリソースも追加投入され、チーム自身も巨大化します。そのときにチーム自身のスケーラビリティを確保することは、Webサイトのスケーラビリティと同じ位大事なことだということを再認識しました。
逆に大きなチームでworkしていた方法論を小さな会社やサービスではworkしないということも意味します。肝に銘じてさらに読み進めるつもりです。