昨日の五反田カレーの会でもっとも衝撃的だったのは、大学時代に購買していた Oh!XというX68000専門誌のライター、西川善司さんに出会えたことでした。
ちょうどX68000用3Dシューティングゲーム、SIONのゲーム音楽が収録されたCDが出るとのことなのでご紹介です。
サイトロンディスク ステーション黎明期を彩った家庭用ゲーム機。古くはセガマークIIから、MSX、PCエンジン、メガドライブ、X68000まで、ゲーム業界各ハードを代表する屈指のオピニオンリーダーがセレクトした、名作・名曲と謳われるゲームミュージックの数々を、9CD+1DVDに収めました。
当時はFM(OPM)8音源+ADPCM音源を使いこなしてより迫力のある音楽が競うように出ていて、ゲーム自体の魅力もさることながら音楽の良さもゲームの善し悪しを決定する重要なファクターでした。さらなる品質を求めてMIDI音源対応するゲーム音楽も多く、MIDI音源を持っている人がうらやましかったですね。ただSC音源とGS音源でしたっけ?互換性の問題があってどのMIDI音源を買っていいのか分からないという悩みもあったようです。さらに良い音楽をユーザーに届けるのに技術的なbreak throughが必要で、限られたハードの制限をソフトで補っていくスタンスに興奮を覚えました。
X68000はマイコン時代でいえば8bit時代から連綿と続いた独自アーキテクチャPCの最後期の一機種です。その後一時代を築いたPC-9801ですらIBM-PCアーキテクチャへと移行して、メーカーや機種を超えた共通アーキテクチャとなってしまいました。それはそれで大きな技術革新がworldwideで起きる革命でもあったのですが、一方で私のPCに対する思い入れや愛情といったものはX68000が最後となりました。またX68000のゲームがやりたいものですね。