コミュニケーション力

余りに最近ラジコンの話が多いので、たまには本のご紹介。


コミュニケーション力

いわずと知れた声に出して読みたい日本語の著者、齋藤 孝さんによる本です。以前ムダな会議に悩まされた時期に会議革命を読んでとても参考になったのですが、自分に何が必要かなあと書店をうろついて目についたのがこの本でした。

話を上手にはずませるコツとして「そいつつ、ずらす」という作法を紹介しています。これはface to faceのときはもちろん、ブログのエントリー自身からはじまり、引用やトラックバック、コメントのときにも応用できると感じました。人気のあるサイトやカリスマ的な人の語り口調は結構こういうのが多いのではないかなと。ひとつの話題に固執するのではなく、うまーくずれていってまとめるというワザです。モダシンさんや、眞鍋かをりさんのブログのエントリーを見るにつけ、「うまいなぁ」と感嘆することしきりです。見習いたいものです。

productiveな会話にするために、座る位置はナナメ45度を推奨しています。カウンターのように横に座るでもなく、テーブルのような対面に座るわけでもない、
(○が人、■がテーブル)

○■
 ○

といった位置関係です。ちょうど秋葉原のじゃんがらラーメンの奥の壁の側にあるテーブルのような配置ですね!?

会議革命でもあったのですが、会議室で会議をする非効率、非生産性が日本企業の生産性を著しく阻害していると指摘してますが同感です。複数人数の会議では参加者全員が目を直接合わせることが出来る配置が望ましいとのこと。つまり「アイコンタクト」が重要であるということです。ただこれを実現するためには通常の会議室では不可能です。そこで簡単な解決方法として、参加者の人数などにより会議室を作り変えることを提案しています。つまり机や椅子を移動してしまうんですね。椅子だけより集めて円を作れば否応無く目は合います。

私はIT系の仕事をしていますので、PCに向かうことが多いですが仕事のほとんどは人とのコミュニケーションだと思っています。そうなるとこのコミュニケーション力も技術力のうち。ちょっとしたことに気をつけて向上させていきたいものです。