今までのレジェンドは方向性が曖昧でしたが、これで世界レベルのスポーツ高級車になるかもしれません。
ホンダ アキュラ「RLプロトタイプ」をニューヨーク国際自動車ショーで発表RLプロトタイプは前・後輪の駆動力配分制御と後輪左右駆動力の独立制御により走行状況にあわせて四輪すべてに最適な駆動力を瞬時に自在に配分する、世界初の四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD※」を採用している。またエンジンは最高出力300馬力を発生する3.5L V型6気筒VTECエンジンを搭載し、運転する楽しさ「ドライビング・プレジャー」を高い次元で実現している。
最も特徴的なのはSH-AWDと呼ばれる四駆システムですね。
映像を見るとわかりますが、これはスポーツカーの動きです。あれだけロールしていて、前に進んでいくのが不思議。しかしそれはこの本の左右比例型四輪モデルを見ると理解が出来ます。
車はなぜ曲がるか?―限界コーナリングのダイナミクス─ MECHANISM SERIES
三田村樂三 著
山海堂
通常のデフは左右均分型で、ロールすると荷重が抜けた内輪の荷重にトラクションが制限されますが、この機構を使い左右比例型にすると左右輪の荷重に比例したトラクションがかかることになります。
いわゆるLSDで左右輪を直結した状態と同じですが、デフフリーの状態から直結状態、さらには増速するのを可変にすることでハンドリングにも寄与しています。
一度乗ってみたいですね。