少年であった大人なら、必ず知っているTAMIYA、「田宮模型」。その歴史を社長自らが自らの言葉で語ります。戦後の混乱の中から世界に認められる企業へ。ある意味、トヨタ、ホンダ、ソニーと同じくらいのステータスがあるのです。
ホンダF1が海外で評価されたように、そのキットを海外に展示して評価を得たこと。
今当たり前のようにプラモデルの部品を数十円単位で注文できるようにしたこと。
例えお孫さんからのプラモデルの部品請求でも、一般顧客と等しく扱うこと。
スケールモデルである車をそのままスケールダウンしても格好よく見えないのでわざと形を変更していること。
私たちが当たり前だと思っている常識をTAMIYAが作ってきたんだという、ある意味衝撃的でした。今もTAMIYA のプラモデルを持っていますが、他のメーカーのプラモデルとは比較にならないその精度の高さに驚きます。
また最後のミニ四駆の誕生秘話や、世代交代の怖さなどはビジネス的にも興味深いです。プロジェクトXになってもおかしくない!
この本は数年前に立ち読みで読んじゃったんですけど(笑)、是非本棚に入れたいものです。
関連書籍:
田宮模型全仕事ビジュアル版 〈2〉カー、モーターサイクルモデルズ
関連リンク:
田宮模型歴史研究室
このサイトの方がさきのビジュアル版のモデルを担当しています。