DIALY OF JANUARY 1999



1月 31日(日)晴


ツインリンクもてぎ

サーキットライセンスをとった。37,000円なり。うー、最近金遣いが荒いよな。今年は稼ぎすぎたので、確定申告もしなきゃいけなさそうだし、ちょいと出費がでかい。こないだ国庫に9万円も納めたばかりだというのにね。

ネットワーク対戦

話題のセガラリー2、ネットワーク対戦がようやくできた。朝おきて、すぐに電話したらつながった。いや、こりゃいいよ。敵車の動きはカクカクするものの、全国の同士とチャットして、対戦するこの感覚は新鮮だ。キーボードが欲しいんだけど、どこも品切れ、売ってない。ネットワーク対戦はこれからの基本だろう。そして、これに課金することはリーズナブルだと思う。それだけの価値はあるし、対価を払ってでもやりたい。それだけのコンテンツを持っていて、実現できるところがこれからの勝者になれるだろう。


1月 28日(木)晴


今日は何の日?

待ちに待った、セガラリー2発売日ぃー。ということで、かっちまいました、ドリキャス本体とセガラリー2。BIC CAMERAで買ったんだけど、パッケージの微妙なところにシールがはってあって、メモリーカードがいることがわからなかった。ふざけんなー>BIC CAMERA。しかもポイントカードは翌日からしか有効じゃないとかいって、これだからヨドバシに客が流れるんだよ。ぷんぷん。

気を取り直して、家で早速セットアップ。で、セガラリー2をはじめる。しかもいきなり「Network Play」だ。電話する。つながらない・・・。なんべんやってもつながらない。サーバは16個あって、それぞれちゃんとコールはしているようなんだけど、いかんせん電話番号が出てないからどこに電話してるか全然わかんないんだよね。リダイアルは自動的に 60秒後にやってくれる。しかもサーバを順番にインクリメントしてトライしてくれるんだけど、つながらなければ意味がない。

仕方ないので、普通の ARCADEモードで遊んでみた。さて、いかに。

depowered by Windows-CE (TM)

ウワサどおり、すっげー綺麗。なんか、今までのセガサタとか、プレステなんて、霞んじゃうくらいほんと、ゲーセン並みのクオリティにはびっくり。さ、しかし問題はこれからだ。ゲームスタート。凄い加速で、1コーナーに飛び込む。その瞬間に事件は起こった!!

フレームレートがとたんに落ちたのだ。なんか、30フレームから15フレームくらいな感覚。本当はどうだか知らないけど、とにかく一瞬落ちる。プレステが最初でて、リッジやってトンネルを抜けたところでフレームレートが落ちるんだけど、あれと比べると全然短く、ほんと一瞬なんだけど、高速なだけに目立つ。このフレーム落ちが、とくにドリフトすると起きる。どうやらドリフトアングルをつけると、視点がコースの外に向くのだが、これがいけないらしい。あと敵車もいけないね。このフレーム落ちが頻繁におきるせいで、なんかやる気を削がれてしまう。このフレーム落ちの多さはイニシャルD(プレステ版)なみだ。

この感覚はどっかで味わったなあと思ったら、そう、PC版セガラリー(1)だ。Pentium 200MHz 以上、DirectX3用として、確か2年前ほどに出たのだけど、これがフレームレートが15くらいで、確かに綺麗でセガラリーなんだけど、フレームレートの低さと、落ちで全然ゲームにならなかった。で思い出した。ドリキャスは Windows-CEで、しかも DirectX5だ。道理でPC版くさいわけだ。マイクロソフトの悪影響か?

ネットワーク

げんなりしちゃったので、標準添付のインターネット端末ソフト、DREAM PASSPORTを試す。登録には名前、住所などを入れる必要があるんだけど、キーボードがないから、いちいちボタンでソフトキーボードを押すことになる。これがまた入れづらいことこの上なし。これで漢字変換もしなきゃいけないのが面倒くさい。そ・し・て、登録でフリーダイヤルに電話をかけると・・・ また通話中だよ。登録もできやしない。どーなっちょるんだ、セガ!!

しかたないので、再びセガラリー2をはじめる。やっぱ network 対戦はサーバにつながらない。で、少し脳みそを使ってみた。

このネットワーク対戦、2人から4人までできるらしい。1サーバにもしかして、4人までしか接続できないのでは? もしそうなると、64人しか接続できなくなる。多分このソフト、何万本も売れて、何万人もアクセスにきているはずだから、チケットぴあ状態になっているに違いない。とゆーか、ネットワーク対戦するために、このソフトを買っているのだから、何万人分の回線を用意するのが筋だよな。

So-netは40万人

インターネットプロバイダ So-netの会員数は 40万人。ドリキャスは春までに20万台出荷するらしい。この勢いでいけば、1年以内に余裕で40万人は超えるよね。でもその時に、プロバイダサービス、ネットワーク対戦サービスを追従して行えるのかはなはだ疑問。今でさえつながらない状態なのに、ドリキャスの出荷のペースに合わせられるかねえ。おそるべし、ドリキャス。なんでもいいけど、もう1時間ほどリダイアルしてるのに、つながらない。しかも電話番号がわからないぞ。これじゃテレホーダイも設定できないから NTTはうはうはだ。NTTにだけもうけさせてどうするのよ、セガさん。

遺産

ネットワークとか、サーバとかって、構築するのは大変なさわぎだ。でもどこかに凄い投資をして、活かされなかった遺産があるのだ。それは、バンダイの Pipin。バンダイの収益を悪化させ、一時はセガとの合併の話も動いたあれだよ。あのPipinはそれは凄い数、凄いパワーのサーバと回線を持ったらしい。しかもまだ持っているらしい(^^; 合併さえしてればねー、この遺産を有効に活用できたのに、惜しいことしたね。

ということで、明日はメモリカードとキーボードを買ってやるー。メールや、チャットするのに、ゲームパッドじゃ話しにならん。だいたい、このドリキャス、会社のお金で買ってるからね、ちゃんと本業のチャットをリサーチせねば。もちろんセガラリーの腕前も業務で磨くけど。


1月 27日(水)晴れなのに、ASLは雨あめアメ


我慢できん!

もう、我慢できない、ということで本日会社をさぼって練習へいってしまった。予報が晴れ、しかも降水確率0%なのを確認していったのに、成田の向こう側は雨あめアメ。氷のように滑る路面になってしまい、練習にならないくらい、曲がらない、止まらない。とはいうものの、サイドひきひき、我慢のドライビングで走ってきた。なんだか最近車出すと必ず雨降るなあ。雨男?>自分

そんな本日は、そのあとガレージグループ4へいき、そして夜は虎ノ門で講義。ハードスケジュールだ。もう寝る。

ミューサーキット

すまないねえ、追加したよ。


1月 25日(日)雨あめアメ


天の恵み

雨である。久々の、49日ぶりくらいの立派な雨。つめたく、身に染みる雨だが、と同時に植物にとっては天からの恵み。そして乾燥肌、女性の美肌にとっても恵み。

そして今日、待望の免許返還。この1ヶ月はみじかかったものの、免許がなく、車を運転できない不自由さは身にしみた。普段クルマの便利さを享受している身としては厳しかったね。例えば車で40分でいけるところを、バスを乗り継ぎ、徒歩でいくと約2時間だったりする。いつくるとも知れぬバスを凍えながらまつ、なーんて、刑務所の門で仮出所を待つ健気な奥さんのようだ。

そもそも、免許とは何か。免許とはその名のとおり、免れる、許されるという意味だ。つまり免許とはお上が「そちが公道で運転することを許し給うぞ」「ははーっつ」とひれ伏して受け取るものなのだ。ここでいうお上とは、公安委員会であり、警察庁である。国が特別に許すもの、それが免許。医師免許もそうだろう。

なわけだから、免許を取り上げるのは、お上のまっとうな権利であり、義務である。そうなるとお上から再び免許を授かるというのは、「天の恵み」に違いない。しかし天にましますわれらの父は、尊敬できる人でなければならないのだが、どーもここでいうお上はそうではない。だから反抗しちゃうんだろうねえ>みんな

咆哮

そして5週間ぶりにシビックを起動。久々に運転することはいつもながら(なんでいつもなんだ??)緊張する。というのは、すっかり速度感がなくなっているのだ。人間というのは、所詮動物であり、感覚で危険を察知する。普段の生活の速度感というのは、歩いていれば歩いている速度、そして自転車に乗っていれば自転車の速度だ。その速度で安全に走行できてはじめて「安全な速度感覚」を得ることができる。例えば夜、目をつむって自転車をこくのは怖くてできない。でも真っ暗な中で手探りで歩くことは可能だ。つまりは安全な速度とは、十分に認知された環境下で繰り返し行った結果である。

そして今日は、雨、そして夜。まわりは見えないし、速度感は鈍っている。そのおかげで第三京浜は 60-70km/hしか出せない。一般道は原チャリにおいてかれるほどだ。昔免停45日をもらい、その前に仕事の事情で30日ほどクルマのってなかった期間があった。合計75日、実に2ヶ月半ほどクルマにのってなかったら速度が怖いのなんのって。友人の車で高速道を 140km/hで走られたときには、「ごめん、怖いから速度落として」という始末。まるでジェットコースターが怖い女の子と同じ。

とはいうものの、久々に VTECの咆哮を聞くとしびれるね。やる気になってきた。よし、練習するぞ。

鰻上り

某3Dチャットのアクセス数が鰻上りだ。12月末とくらべて、1.5倍以上の伸び。いったい何がおきてるんだ?いったいこのままどこまで伸びていっちゃうんだ?? サーバー増強してよかった! でも原因不明のトラブルもあるし、あー、1999年は熱いぜ。


1月 23日(土)晴


デロンギ

朝ノックで叩き起こされた。宅急便だとさ。はて、いったい何が届くんだろうと思ったら、先週インターネット通販で注文したオイルヒーター(ラジエータヒーター)だった。すっかり忘れていたが、土日の朝指定だったのだ。はー、ちゃんと着くもんだねえ。

今回衝動買いしたのは、イタリア製、デロンギというメーカーのオイルヒーター。オイルヒーターとは昔懐かしい、スチーム暖房と同じく、ヒーターで発熱し、一回それをオイルに蓄熱する。熱せられたオイルはプレートを上り、空気を熱する。放熱されたオイルは再び下り、下のヒーターで再びは蓄熱するという仕組みだ。この仕組みのよいのは、エアコンやファンヒーターと違い、風を起こさないし、ストーブなどの燃焼系の暖房器具と違い、空気を汚さない。電気ストーブと違い、赤外線であたったところが暖まるのではなく、空気自身をあっためる。例えばこれからの季節、花粉症の人など外気を入れたくない人や、気管支が弱いひととかにはぴったりのヒーターだ。こんなにいいものなのに、余り一般的ではないのは、いくつかの欠点があるからだろう。まず、電気代が結構かかる。結局ヒーターなので、1200Wの電力をくう。それにすぐにあったまらない。蓄熱と放熱を行って、じわじわと室温をあげる仕組みなので、致し方ないところ。ただこれらはタイマーを使うことでいくらか緩和される。

さて、実際のところはどうか。届いて早速わくわくしながらキャスターを組み立てた。さーって、スイッチオン、、、とその前に注意書きをみる。何々、発火のおそれがあるから、コンセントにはヒーター以外さすなって? なんでやー。2口コンセントにも駄目とのこと。そしてテーブルタップ(延長コード)は使えないだと? じゃあよっぽどACコード長いのかと思いきや、約2mくらいしかない。空いているコンセントの近くに置くしかない。意外と不自由だ。

そして電源おーん。たしかにじわじわとあったまってきて、なかなかいい感じだ。しかしなんだろう、なんか音がする。かちっ、かちっ。安物の時計の秒針のような音だ。とその音はヒーターからなっている。そう、このヒーター、タイマーがついているが、このタイマーの音なのだ。タイマーはいまどき珍しい、機械式。昔、エアチェックに使ったACコンセント内蔵のタイマーのように、15分単位のスイッチが 24時間分ついていて、電源ONする時間のスイッチを ONにするという機構。うわー、アナクロだ。なんかさすがイタリア製ってかんじ。日本製ならば、絶対に電子タイマーだよね。でもこれが意外とわかりやすく、誰にでも使えるという気もするが、タイマーの音は気になるね。

中学、高校は一貫教育だったので6年間同じ校舎だった。6年間、冬の暖房といえば、スチーム暖房。スチームはその名のとおり、水を沸騰させ、それを循環させて一気に全室を暖房しようというもの。スチームの設置場所は窓際だった。学校は山の上にある上、校舎は南向き。日当たりはよく、冬でも暖かい。そこへスチームの強力な暖房で、窓際の席は超熱かった。その一方、廊下側は日光はあたらず、そして足元から隙間風ぴゅーぴゅーで、超寒かった。熱循環の加減で、どう考えても廊下側の足元が一番冷たいよねえ。多分、教室内で数度は違ったに違いない。

そんな昔を思い出させる、このオイルヒーター。やっぱり同じことが起こった。ヒーターで暖まった空気は部屋の上にあがり、足元はさむいまま。椅子に座るとか、立っているとこだといいんだけど、こたつに座って生活するのには適してないみたい。やっぱ日本には床暖房が一番いいかなー。そういえば学校ではよくスチームの上にお弁当をおいて、あっためていた。でもスチームってぞうきんもかわかすんだよね。ぞうきんの上に弁当おいちゃったりして、ちょっと妙な臭いがついたりしたこともあった。電子レンジなどないころの、生活の知恵。

大地のうた

TVを何気なくみてたら、美食礼賛フランス紀行という番組をやっていた。フランスはブルゴーニュ地方、漁村や農村を訪ね、家庭料理を食べたり、有名レストランを訪ねたりというもの。あれ、よく考えるとフランス版食いしん坊万歳だな、これ。その中で、レポーターとして出ていた女性がいた。見た目が綺麗なので、モデルさんかと思ったが、どうやらピアニストらしい。名前は西村らしいというのもわかった。

で、早速 infoseekで検索(^^; こういう時って、超便利だよね。ピアノはもちろん、TV,CM、BGMなど多岐に渡って活躍してるということがわかり、早速CDを買ってきた。ピアノソロアルバム。

ピアノ弾けるのっていいよね。子供のときに無理矢理やらされていたときは、嫌で嫌でしょうがなく、途中で辞めてしまったけど、今思うと続けておけばよかったなあと思う。まあそれは学生の時の勉強と同じだな。だからといって諦めず、今からやってみたいね。

このCDを見ていたら、サウンドプロデュースのところに目が止まった。仕事であった人の名前がそこに。うー、その人に曲を作ってもらったんだけど、実はまだ使ってない(^^; こんなところで仕事 を思い出すとは。すいませーん、今年度中にはなんとかします。

そう、CDの方はどうかというと、結構気に入った。なんといっても早送りしないでそのまま通しできける。今2巡目。


1月 21日(木)晴


UNIX&インターネットセキュリティ

さーて、本日の読書はこないだとうってかわって、セキュリティ。いやぁ、天使と悪魔の書籍を両方読んでいるような感じで、なかなか楽しいね。この本はUNIXの基本知識、UNIXのユーザーの概念とかもわかるので、意外と初心者向きかもと思っている。しかし値段とページ数は伊達じゃないな。7500円する本は初心者じゃかわないよなあ。

linux再び

さーて、昨今の車屋サーバー立ち上げにはじまり、ハッキングするとなってくるとやはり手元に Unixマシンが欲しくなってくる。特にCGIプログラムをかくときは、どうしても onlineで開発するのはレスポンスも悪いし、なによりテレホーダイタイム以外はコストもかかる。ということで、ようやく家に linuxマシンを導入することに決めた。

家の構成は、ダイアルアップルーターとして MN128SOHOがある。PC-UNIXな人たちは、こんな軟弱なルーターなぞかわず、TAとPC-UNIXを組み合わせて ルーターや、プロクシをさせるのが定番。

そういうことだから、MN128SOHOがある環境下での、Linuxマシンの設定情報があまりWEBにのっていない。みんな SlackWareで、pppd設定して、DNS設定してーの、メールサーバー、ファイルサーバーまでやらせーのという硬派な情報ばかりだ。自分はマニアじゃないし、家にまさか Unixマシンをおくなんて考えてなかったから、もちろん MN128SOHOをチョイスしたわけだ。しかしこういうとき不便だね。

で、仕方なしに自分で頑張って設定してみたのだが、どうも外へでられない。GATEWAYの設定がおかしいらしい。/sbin/route add default gw 192.168.0.1 してみたら上手く動く。しっかしなあ、GATEWAYの設定はちゃんとやったはずなのだが、、、とよーくファイルをみてみたら、 198.168.0.1になってた。そりゃ動かないわけだ。

ということで、うまく動くようになった。ちなみに linuxマシンは DEC HiNote UltraII( Pentium 120MHz, 40MB memory, 1GB HDD)。やっぱこれからの時代はノートPCサーバーだね。


1月 19日(火)曇り、ニワカアメ


悪のマニュアル

ネットワーク社会が浸透してきている。最近のニュースをみると、薬物の売買にインターネットが使われていたり、すっかり電話、携帯電話、車などと同等に、犯罪のインフラとして確立してきた感がある。それにともない、警察やマスコミのとりあげかたも過熱気味で、ちょっとしたブームになっているキライがある。

そんな昨今、コンピュータ書籍売り上げ No.1をゲットした本がこれ、「コンピュータ 悪のマニュアル」。ハッキング、クラッキング、その他アンダーグラウンドの四方山話を満載した、ちょっと宝島な単行本だ。これを先日 UNIX&インターネットセキュリティ(オライリージャパン出版)と一緒に買ってきた。やっぱりセキュリティとハッキングは両方知っておかないとね。

悪のマニュアルに載っている内容は、なかなか興味深い。やられると不愉快なことから、犯罪行為まで、実話と経験とに基づいた、ノンフィクションの読み物であり、ハッキングの指南書ともなっている。こういう本が出回ると、間違いなく興味半分で真似する奴がでてくるのは確実。仕事柄、対策しておかないといかんからねえ。といいきかせて読んでいたら、すっかり自分がハッキングしたくなっていた。うわー、影響されやすー。ふむふむ、 ac, coドメインがねらい目か。そりゃそうだろうなあ、だって、自分がいた大学のネットワークなんて管理はなかったのでセキュリティなんてなし。コンピュータルームには理系学生から一般学生までがアカウントを持ち、違法コピーのソフトのコピーでウィルス感染しまくりとか、それはもう荒れていたからね。まあそれはそうと、早速 so-netの sendmailとお話しようと telnetかけたら、お話してくれなかった。ははは、さすが前に痛い目みただけのことはある。そう簡単にはクラックできないや。

じゃあ、どこをねらうかというと、やっぱ社内だよね。社内なら社会的影響も少ないし、なにより先ごろうちのネットワークをネットワーク管理部署からクラックされたことがある。ふーざーけんなー。社内ネットワークを作る部署がだよ、よその部署のネットワークを攻撃するなんて、ふつーやるかあ? まあ、そんなことやるのはそこだろうと確信してその部署の同期に探りをいれたらとぼけてる。で、証拠をつきつけたらこういった。

銀行の防犯訓練

ようするに、本当の犯罪者に襲われないように、事前に防犯訓練をするという目的らしい。ふーん、でもさあ、それを事前に何もいわずにやるかあ? しかも海外の会社に委託したのか、経由したのか、comドメインからのアタック。こっちは本当のクラッカーだと思って対処したし、そのために貴重な時間と工数を費やしたのだ。防犯訓練なら、防犯訓練とちゃんと事前に連絡するのが筋で、抜打ちでやるのであれば、正当防衛で返り討ちにあっても致し方ないだろう。

ということで、そのネットワーク管理部署には恨みがあるのだ。いや、実はこれだけではなく、wwwをつけないホストは httpd動かしちゃいけないだと、DNSの設定がうまくできないとか、DNSの設定を1週間もほったらかしにして、締切の日に部署全体で飲み(新年会)にいかれたとか、恨みつらみは切りがないのだ(^^;

ということで、内部からクラックしてやるー。いやぁ、ひとんとこのネットワークをクラックするくらいだから、 さぞ君たちのところのセキュリティはしっかりしてるんだろおねえ。クラッカーは社外だけじゃないんだということを思い知らせてくれるわ。

ただし、暇ができたらの話だ。そんな暇ねー。


1月 17日(日)晴


トレノ完成

天気いいね、毎日。ちょっと寒いけど。本日は暇だったので久々にプラモデル作りの続き。ん?前やったのは夏だったよな。なんだか4ヶ月ぶりくらいに触った。で、本日ようやく AE86パンダトレノが完成。シビックの方はグループ4カラーになるよう、マスキングして塗装。思いっきり塗料の粉末を吸ってしまったらしく、気管支がうげーって感じ。

不定期連載・中国をみて、日本を知るシリーズ最終回:「一手先主義」

たった3泊4日の中国旅行で、1ヶ月もホームページのネタになれるとは、やはり中国という元共産主義社会の摩訶不思議と 4000年の歴史の厚みのなせるわざ。最終回の今回はバブリー北京と時間意識に触れよう。

北京、北京郊外問わず、建設ラッシュが続いているらしい。古い建物を取り壊し、高層ビルががんがんと古い街並みの横ににょきにょきと建っている。しかしそのうちの何割かは、どうも建設がストップしたくさい廃虚がある。ツアコンの人によると、このような開発はすべて借金で建て始めるらしい。もちろん借金は返せないので、また借金をする。その繰り返しで資金繰りするとのこと。そしてその資金繰りが止まったときに、建設がストップするようだ。これはどこぞやの国で見た光景。そう、日本のバブル経済の時によく似ている。日本の場合、バブル経済の借金につぐ借金で実際の資本より見かけ上多く見えていたためかなり無駄遣いと土地の高騰を呼んだわけだが、中国も例外ではないらしい。土地の相場もかなり上がっているとのこと。しかし構造は日本のバブル経済と似ていても、中国の場合は少し異なる。

ねこの毎日

ねこは朝がわかる。朝は起きて、朝ご飯を食べる頃だにゃーん。ねこは昼がわかる。昼は昼ご飯をたべて、昼寝する頃だにゃおん。ねこは夜がわかる。夜は夜ご飯をたべて、ふらりと密会にいく時間だにゃんにゃん。そしてまた朝がくるにゃん。

さて、ねこはこのように毎日を過ごし、ねこには一日の感覚があるわけだ。しかーし、昨日と今日と明日の区別がない。つまり、ねこにとって今日しかないのだ。だから毎日毎日「今日」という日を生きる、それがねこの時間感覚らしい。

ここでねこを引き合いに出した理由は明白。そう、中国人はねこなのだ。明日のことなんちゃー考えてない。いつも一手先しか見ないのだ。道路上の車線変更もそうだ。その車線に留まっていれば、結局早く着くのにもかかわらず、少しでも空いている車線へ車線変更してしまう。ビルもそうで、ここにビルを建てればどれくらい儲かるかとか、いくら収入があがるとか、考えちゃいない。とにかく「建てる」のが目的で、建て始めちゃう。お金がなくなりゃ、借金。借金できなくなったら、止める。万里の長城もそう。建て始めたら、方向や効率なんて考えずにとにかく作りつづける。今日作ったから、毎日作る。その無駄の集大成が great wallになるわけだ。きっとどこの国でも同じような感覚で動いている部分はあるのだろうけど、国自体、国民性全体がどうもこの一手先主義なような気がする。 二手三手先なんて読まない。きっと読めるんだろうけど、読まずに行動。瞬間的な判断力と行動力は恐れ入るばかり。逆にそれだからこそ、年10%以上の成長を続けているに違いない。・・・ちょっと待てよ、この国って、数字アバウトだったよな。10%という数値があてになるとは思えん・・・(^^;

それはともかくとかく、二手三手先を読みすぎて、堂々巡りでデッドロック、なーんも行動できなくなっちゃう今日この頃、少し見習うべき部分があるようだ。それに今年はノストラダムスの年。もしかしたら、来年がないかも知れない。それを考えたらよりアクティブに行動していいよね。


1月 15日(金)曇


グループ4新春キャンペーン本日から開催中

車に興味ある人。お店にいかなくとも、とりあえずWEBはみてってーな。131枚のデジカメ画像を載せるのはとっても大変なのだ。誰かいっぺんに画像サイズを変更できるツールって知らない? 結局 linux上でやってしまった。こういう時はとっても Unixが便利。


1月 14日(木)晴


グループ4新春キャンペーン開催中

というわけなので、車を改造したいあなた、タイヤをかいたいあなた、オイルを交換したいあなた、ちょっと冷やかしに覗いてみたいあなた、どうぞお店までいらしてくださいませ。中古、展示品処分など、大特価販売もあり。もしかしたらのまにも会えるかも。あわなくてもいいって。

イニシャルD旋風

イニシャルDの影響は大きなものだ。プラモデルの他にも、ゲームにもなったし、ミニカーもでている。そのミニカーをようやく手に入れることができた。6台セットのものと、2台セットのもの、2セット。各々 2500円だから、結構いいお値段また使ってしまった。うー、しげの秀一と講談社の思うつぼだ。

最近505の赤外線ポートの調子が悪く、サイバーショットの画像が読めないので写真は割愛するが、ミニカーの方は通常のミニカーモデルをベースに、塗装をかえたものらしい。あとステッカーをシルク印刷してあるのかな、細かくはいっている。こういうシルク印刷って高いのかなあ、安いのかな。ワンオフでやってくれるとこないかな。自分のプラモデルにやってもらいところ。

6台セットのほうはそういうわけだから、縮尺がばらばら。1/55, 1/59, 1/61が混じっているから、1/61のトレノは小さくなって貧相に見える。別の機会に NSX-R(1/59)をかっていたのだけど、こっちのほうは結構細かいところまでできているのに対して、対照的だ。

それにしてもミニカーって、相場が変わらない。一台 380円。自分が小学生だったころも、300円くらいだったと思うから、さほどかわってないね。やはりこういう子供相手のものって、値段あげられないんだろうなあ。モデルはすべて MADE IN CHINA。やっぱ中国だよね、人件費は安い、細かい作業は得意。高度成長期の日本みたいだ。オトナになってこういうものを買うのって、凄く楽だ。なんでも収集できちゃうからリミットがなくって怖い。このままコレクターになりそうな衝動に駆られる。実はイニシャルDの横には、なんとGT(グランツーリスモ)のセットもあり、これもかっちまおうかと思ったくらい。こっちもスペシャルモデルがメインで、塗装も特別なのかな。それにしても SCEが出した GTがイニシャルDと同じ扱いというのも、なかなか感慨深いね。イニシャルDは物語だけど、 GTはストーリーもなにもなく、しかも実在する車がでてくる、ただのドライビングゲームだからね。GTであるという差別化が弱いのだ。86だけでは特別な存在ではないが、「藤原とうふ店」というステッカーがはってあると、秋名のパンダトレノということになり、強烈にアピールできるのとはやはり対照的。その弱さで買わなかったんだろうなあ。でもまたお店いって、やっぱりかっちゃったりして。そうなると家はミニカーだらけだ。やばい、コレクターへの道まっしぐら。

そうだ、おもちゃ屋にいった本当の理由は、サーキットの狼のプラモデルを探しにいったのだった。ロータスヨーロッパ吹雪裕矢仕様が欲しくてねえ。そうしたら、 ARIIから湾岸ミッドナイトのプラモがでていた。しかーしそこはやっぱり有井製作所。パッケージデザインはイニシャルDと違い、マンガからとってない、手書きのもの。モデルの作りはどうかはわからないけど、パッケージの手書きがどうもバチモンくさくって、買おうという気にならなかったな。やっぱり本物らしさというのは、そういう細かいところからくるんだと思うんだけどねえ。


1月 12日(火)晴


インターネット直結Linux

すっかり車屋ホームページを作っていて、自分のサイトはお留守な自分。予定では今月中に新しいサーバーへ移行する予定だけど、なかなか遅々として進まず。DNSの登録がまだだったり、メールの設定してなかったり。

それにしても久々にインターネット直結Unixを手に入れた。会社のやつって、LANで、ファイヤーウォールやらなにやらがあって、自由にできないので不便きわまりない。OCNにつながっているマシンは全部 PCだから、Unixとは違って自由がきかない。やっぱりインターネットは Unixだよなあ。これから「悪のマニュアル」を買って、ハッキングの勉強をしなきゃ。自分のサーバークラックされる前に手口は知っておかないと(^^)

不定期連載・中国をみて、日本を知るシリーズ:「日本人の権利意識」

日本では「空気と水と安全はタダ」とよくいわれる。日本人旅行者が外国で被害にあいやすいのは、国内で危険に対する意識を持ってないためともいわれる。だからといって、危機意識を持ちあわせてないひとを責めるわけにもいかない。なぜなら育った環境において、必要がないことだったからだ。それをいきなり海外旅行にいったからといって、すぐに意識を変えられるほど人間は器用じゃない。とはいえね、逆に浮かれていつも以上に無防備ってのもいけないが。

そんなわけで、日本にいては気付かないことが中国にいって気付いた。たとえばサービスに対する意識だ。サービスとは奉仕という言葉の代替のようだが、実際に日本語でいう「奉仕」とサービスとはニュアンスが違うようだ。ここでいう「サービス」はMOSバーガーいって、店員がお客に対して気配りをしたりする「サービス」を指す。他でいうとインターネットでのホームページとかチャットサービスもサービスだ。

サービスと苦情

世の中には苦情をいう人種がいる。苦情とは自分はこう思う、こうあるべきなのにそうなってない、なんとかしろ!ということをここでさす。ところで苦情とは、いつ、どこで、だれが、だれにいうものなんだろう。

例えばお金を払って買ったものの、商品が届かなかった。そういう場合は苦情をいうだろう。例えば懸賞葉書を送ったものの、景品が届かない。そういう場合は苦情をいうだろうか? 当然はずれたということだから、苦情なんていわない、いや、いう人はいるかも知れないが、まあ普通はいわない。ここがポイント。苦情をいうには権利が必要なのだ。商品を買う、お金を払うということで、商品を受け取る権利を得る。そしてお店は商品を渡す義務が発生する。しかしその義務をお店が果たせないときはじめて買った人に苦情をいう権利が発生する。そして苦情をいっても駄目な場合、最後は裁判沙汰ということになる。

さて、ここでサービスの場合はどうだろうか。マクドナルドでは「スマイル 0円」とメニューに載っている。別にこれは商品なわけではなく、サービスを明示的にした例。つまり基本的にサービスとはお金の取り引きが発生しないものをさす。だから銀行であれこれと説明して、誘導してくれるおじさんにはお金を渡すわけではない。

こんな状況にあったからだろうか、日本人はだんだんとサービスを只のことだと思い込みはじめたように思う。そうなってくると気付かないうちに、サービスという名のもとに「なにかしてくれる」権利を主張しはじめる。だから何かしてくれないと怒るのだ。

面白いというか、運営しているほうは全然面白くないはなしなのだが、インターネット上のサービスの多くは無料だ。メンバーズになって、色々な情報が得られても、会費はない。ここでサーバートラブルが発生して、サービスが停止すると、ユーザーからこんなメールが送られてくる。「サーバーがおかしい。いますぐなんとかしろ」。だーかーらー、君はお金払ってないでしょ。権利を主張するなんて100万光年早い。なにより、礼儀がなっちょらん。書くなら「サーバーがおかしいようです。なるべく早く対応していただけると幸いです」でしょ。だいたい正月はお休みだ。早くもなにも、対応できませーん。

こんな感じで権利だけ主張する、一人前気取りの半熟モノもいる中、「いつもお世話になっています。これからも頑張って下さい」なーんて励ましメールが来ると、感涙でむせび泣いちゃうよね。うぅぅ。

話を戻そう、夜も更けてるし。自分が育った環境、普通の環境だと思っている特定な条件、特定の場所での一つの特殊な環境でしかない。環境が変わる時はそれを認識しとかないとね。

そういう意味でチップの相場や渡し方がどーもわかんないんだよね。諸外国はサービスが有料(チップ)なのだ。香港のトイレで用を足した後、ニコニコした人がよってきて、蛇口はあけるわ、タオルは渡してくれるわで至れり尽くせり。別にチップくれくれ光線を出しているわけではないが、そこで立ち去る勇気もないから小銭を渡す小心者の自分。こんなことじゃ小銭がいくらあってもたりん。あとハウスクリーニング、ベッドメイキングもそうだよね。枕元においとこうと、小銭がなかったので同じ額の札をおいたら、もっていかなかった。どうやらコインじゃないとだめらしい。


1月 11日(月)晴


2流3流

プレイステーション版、イニシャルDを買ってしまった。ああ、最初っからクソゲーの香りがぷんぷんしていたが、まさにその予感的中。モデルは汚い、処理は遅い、操作性サイアク、イニシャルDという名前がついてなかったら絶対に売れないソフト。いまでは誰でもプログラムを組み、誰でもゲームを作れるようになったが、一流と三流の差は歴然。このあとにGTをやると、超一流とはこういうものだなあと実感する。ゼルダなどもそう。普段一流のソフトに触れていると、三流はきっついものがあるね。とはいうものの、一応我慢してストーリーモードをクリア。我慢してまでやることないよな。うー、5800円返してくれー。

R34 GT-R

今世紀最後のGT-Rがとうとうでた。今回はなかなか goodなかんじ。デザインの押し出しの強さもいいし、6速ミッション、デフューザーつきエアロなど、R32から受け継いだ良い伝統はそのままに、洗練と熟成を重ねた結果だ。なによりサスペンションの動きが良さそう。コーナーを抜けるときの姿勢が理想的な感じがする。はやくビデオをみたいところ。

これで 600万円の値段というのは高いのか、安いのか。ふつーの乗用車の外車がそれくらいの値段することを考えると最新テクノロジー投入の超高性能車でこの値段は安い! 誰かかって! そして乗せてくれー(^^)


1月 10日(日)晴


グループ4ホームページ

現在これを作ってる最中。


1月 9日(土)晴


運転シミュレータ

運転シミュレータについて、友人より以下のコメントが転載されてきたので、ご紹介しよう。

以下転載

[Dec.14.'98]

 免停講習なる、実にいかがわしくも忌まわしい行事に参加することと相成った。  既報 の通り、通知がしつこいので出頭に至った訳だ。

 この日、ひとつだけ興味深いものがあったので報告しておく。  それは運転シミュレータによる講習だ。  実は、朕もこの日の行事の中で実施されるシミュレータの操作を心待ちにしておっ た次第。  シミュレータ室に連行されると、そこには数十台もの三菱自動車製シミュレータが 並んでいた。  早速コックピットに身を委ねる。  スクリーンには、3Int程度の貧弱な動きをするポリゴン映像が力無く展開されてい た。  が、もっとひどいモノを想定していたのであまり幻滅はしなかった。

 とはいうものの、マシなのは映像だけで、操作感覚などは最悪。  ペダル類の感触はただのバネ、シフトレバーはただのスイッチなのだ。  自動車の運転を経験した者ならば理解できると思うが、ペダル類とシフトレバーは 複雑な機械構造および油圧で作動しているので、バネ仕掛けの感触とは全く異なる。 こんなものでは運転すらおぼつかん。

 我慢しながら運転を続けると、周囲のシミュレータから「ガチャン」という効果音 があちこちで鳴りだした。  何だろう?と思い運転を続けるが、側方から突然 バイクが突撃 してくるではない か!  周囲から聴こえていた効果音は、講習者のほとんどが バイクに攻撃されていた 音 だったのだ。  安全講習もへったくれもあったものではない。あれでは 敵車だぞ!

 というわけで、仮に免停講習を受講する機会を得た國民諸氏がいれば、 シミュレータでは全開走行せよ!! 敵車を蹴散らせ!!

 念のため補足をするが、シミュレータの結果は行政処分の結果には反映されん。 思う存分暴れてこい!

転載以上

まあ、実際そうなんだけど、ちゃんとやっとかないと自分自身の欠点がみえてこないからねえ。一応まじめに受けることをおすすめします。ちなみに、ブレーキ反応速度を早めるために左足ブレーキを使うとちゃんと反応時間が計測されないので気をつけましょう。


1月 8日(金)晴ちょっと雪


初雪

今日は冷えて、今シーズン初めての雪をみた。「どこまでもー」(DEPERTURES by globe)という雰囲気で、情緒があるね。

ふふふ

部署でドリキャスを買うことになった。口実は「家庭用インターネット端末の評価」。そして「通信対戦ソフトウェアの評価」ということで、セガラリー2も買うことに。いやぁ、楽しみだね。

共産主義的意識

いうまでもなく中華人民共和国は共産主義の国であった。今は市場経済を導入したために資本主義となるのだろうか、しかしまだまだ共産主義の名残、常識に依存している。考えてみると、教科書で習った共産主義というのは、土地は国有、貧富の差が少なく、労働と収入が保証され、社会保障が手厚いというイメージだ。このイメージはあくまでも資本主義である日本に住んでいる我々が想像したもので、本当なのかは不明だ。 その共産主義の環境で育った人の意識は計り知れない。

共産主義で非常に大きな意味をもっているのは、土地だ。 日本では土地の値段が異常に高いというのは周知のことで、日本においては土地は担保になることからもわかるようにイコール資産、財産である。土地は所有者がいて、それは個人か、国のものだ。そしてこの土地の値段が日本の物価に反映される。一方共産主義では土地は国のもので、個人のものではない。個人、事業主は国から土地を借りて住んだり、事業を行う。この土地を借りる値段は以前いったように非常に安い。安いために土地から産まれる物品、例えば農作物などは同様に安くあがる。それはともかく、すべての土地は借り物であり、個人のものではないのだ。

さて、ここが重要。土地が誰のものでもないということにより、スペースに対しての所有の意識がない。

例えば路上駐車。北京はいたるところに路上駐車をする。日本は普通、路肩に寄せて路上駐車をするが、北京は違う。3車線の真ん中、交差点の真ん中でも止めるのだ。停止ではない。ドライバーがいない車があるのだ。故障ではない、なぜなら1台だけではないからだ。日本であれば、「ふざけるな!」ということで怒髪天な行為であるが、中国では何事もなかったかのようだ。

例えば露天商。露天商はいうまでもなく道路上にお店を広げるものだ。まあこれなら日本でもあるが、日本では場所は誰かのものなので、その誰かにお伺いをたてるか、文句をつけられない場所でしかお店を広げられない。北京では路上はだれのものでもなく、国のものなので当然関係なしだ。ただ、ここで重要なのは、お店を広げたスペースはカリソメでもその露天商の占有スペースにならない。なので例えば他からクルマがきて、じゃまになったりするとすぐにどく。日本であれば暗黙の了解で「先にいた」ものに優先権があり、後から来たものは邪魔であっても避けて通るのが普通だ。

日本でなにげなくやっていること、例えば花見、花火の場所取りで顕著にわかる。早くから場所をビニールシートで囲んで占有をアピールする。先に場所をとってしまうとその人の占有スペースになる前提があるからだ。

また他にも食堂での座る場所。いつもここに座っているからというので同じところに座るひとがいる。日本では定常的にその場所をよく使うということで、占有する権利が発生するのだ。そうなると、その場所はその人のものとなってしまう。そのことを知っている人はその場所に座ることを意識的に避ける。またそのしきたりを知らない他の人がそのスペースに入るといつも使っている人の癇にさわる。

つまり日本では、なーんでもかんでもカリソメに所有、、占有、権利化してしまう。道路を走っていても、ここは自分の車線だという意識が芽生える。公園でもそうだし、飲み屋でもそう。自分がそこにいる時点でそこは自分のなわばり、占有スペースになるのだ。満員電車の中もそう。あんなに他の人とくっついていても、占有スペースはあるのだ。携帯電話が迷惑なのは、スペースではなく、音という飛び道具で占有スペースを犯されるからだ。

そう考えると中国の交通事情は合点がいく。ようするにその場所にいても、その場所は占有スペースではない。走っている車線も自分のものではない。なので、「割り込み」されても怒る道理はないのだ。あくまでもその瞬間に自分がいるところに自分がいる。 自分がこれから先にいくであろう先は未来の話でしかない。つまりいまここにいるだけのこと。スペースは共有で今仮に自分が存在するだけなのだ。そしてスペースを私有化しないし、権利化しない。そのために慣れると非常に清々しい。

中国って凄いなあ、なかなかネタがつきないや。次回こそまとめだ。


1月 5日(火)晴


免許停止処分短縮講習事情パート2

本日は運転シミュレータの2回目と、適性検査結果、シミュレータ結果発表がメイン。今日落ち着いてシミュレータをみてみるとテクスチャマッピングはあった。なんだけど、使っている場所が少ないので気付かなかった。道路はあるものの、それ以外の建物などのオブジェクトが少ない。普通の街ではビルなどの建物のほかに街路樹やガードレール、電信柱などの雑多なオブジェクトがあるのだけど、それが再現されてない。感覚としては北海道の道路に近く、臨場感に乏しい。臨場感に乏しいということは、つまりは速度感を再現できないし、本当の意味でのシミュレータ、バーチャルリアリティには程遠いということになってしまう。北海道のさびれた街で歩行者やバイクが飛び出ししてこないよね。人間ってそういう臨場感といった、動物的な感覚で危険を察知するものだから、このシミュレータではなかなか危険を感じなかった。

さて、シミュレータの診断結果はすべてAで最良。シミュレータは運転のほかに反応時間測定というのもやる。反応時間測定のやりかたは非常に妙で、道路を走行していると、3種類、赤、青、黄色の標識が左、前方、右側のいずれかに突然表示される。赤だとブレーキをふみ、青だと何もしない、黄色だとクラクションを鳴らすというもの。まあもぐらたたきみたいなもんだよね。出た瞬間に色を判断して操作を行うんだけど、これが本当に運転の動作に相応するんだろうか。ちょっとゲーム的要素が強いようだ。そのためか、この反応時間測定ではクラストップの反応速度をたたき出した。実は先月の体力測定で「全身反応時間」というテストで40代という診断結果がでて、かなり自信喪失してたんだよね。このテストはランプが光った瞬間にジャンプして、全身の反応時間を計るもの。これが遅いってことは、競技には不向きだからねぇ、今回の反応時間測定で早かったから少し自信回復。よしよし。

適性検査では総合判定は5で、最良。状況判断や動作の速さも最高だったんだけど、診断結果は「動作が速すぎる」とのこと。あと問題なのは自己顕示性が強い。ようは「おれって運転うまいんだぜぇ」といってスピードを出すタイプだということ。まあ競技やるってことはそういうことだから、まさに当たり。よくできているよ、このテスト。


1月 4日(月)晴


免許停止処分短縮講習事情

三が日はあけ、本日から二日間講習を受けに府中の運転免許場へ通うことになった。講習は4年ぶり、いつもながら気が滅入るものだ。なにがいやーって、けむいんだ。もうタバコの煙りもくもく。こういう前世代的システムのところは分煙がちゃんとされてないし、というか喫煙者優先だし、こういう講習を受ける人の喫煙率は高い。そしてみーんなストレスたまっているから、吸うわ吸うわ、まるで焚き火で焼きイモのような状態。もー、アジアだよ、アジア。戦後だな、まだここは。とても先進国たぁ思えない。まー仕方ないか。

講習の1日目の中身は「適性検査」「シミュレータ」「テスト対策」「交通事故ビデオ鑑賞」。適性検査はいくつかの図形の中から同じものを選ぶ(または違うものを選ぶ)右脳チェック問題とか、ボールペンで四角のなかに斜め線をひいたり、三角形をたくさん書くような、手先の素早さをチェックする問題ばかり。計算(引き算)問題もあったから、左脳チェックもあるかな。久々にこういうのをやると脳みそ疲れるねえ。普段本当に脳みそ使ってないんだなとわかった瞬間。いま仕事だと秒単位でこなすものってないから、短時間に集中してがーっとやるような作業は慣れてない。

シミュレータはゲームセンターのセガラリーのようなもので、運転席を模したものに乗って、操作をシミュレーションをする。4年前に受けた時はちょーしょぼいもので、ビデオを再生しただけのものでドライバーの操作は全然反映されないものだった。今回のは最新鋭型で、3Dでモデリングした町並みをドライブするもの。もちろんハンドル操作もちゃんと反映されるし、ポリゴンの歩行者とかいる。ずいぶんと進化したものの、プレイステーションとかドリームキャストとかとは比較にならないくらいチープな感じ。テクスチャマッピングされてないし、NINTENDO64みたいにアルファブレンディングなんてまだまだ。

実際のシミュレーションを開始すると、スピーカーから指示が出る。「発進してください」「スピードをあげてください」とか、「右折してください」とか。指示どおりに走行するんだけど、これがなかなかあなどれない。交差点の右折時に対向車線にバスが停止しているのが見えるからこちらも停止しようとするとスピーカーがこういう。「バスが譲ってくれています。曲がりましょう」。はて、このシチュエーションは・・・と思っていると、あちこちから「キー、がしゃん」という効果音が聞こえてくる。そう、これは右直事故の再現なのでバスの脇からバイクがでてくる設定なのだ。効果音はこの指示にだまされたほかの人の事故の音だったのだ。自分は発進がゆっくりだったので少し皆より交差点に遅れて到着したので、時間差で皆の事故の音が聞こえたわけだ。それがわかってからは、発進はゆっくりとやり、ガチャンという音が聞こえたら気をつけるようにした。これじゃなんにもならないか(^^;

しかもあなどれないのは、復習ということで同じように右折をやることになった。もちろん今度は皆バイクにはぶつからない。ほら、完璧だよと進行しようとすると今度は右から自転車が突っ込んできた。自分はすんでのところでぶつからないで済んだけど、やっぱりあちこちから「キー、ガチャン」の音が・・・。いやあ、油断もすきもないぜ。

3Dポリゴンでやっているので、頭上カメラからの再現映像をみせてくれる。するとこのバイクや、自転車はなんと自分の操る車が停止すると、あわせて止まり、動き出すと動くという、もはや「当たり屋」状態。これじゃ普通はぶつかるよな。

ということで、意外とシミュレータは楽しめた。プレイステーションとかでこういうゲームがあると面白いかもね。当たり屋天国の街を通りぬけるという設定で、事故を起こさずにクリアできるかというゲーム。もちろん制限速度もまもらなきゃいけない。ドライビングシミュレータ「GT」があるから、こんどはセーフティドライビングシミュレータというのがいいな。

中国コスト感覚

中国では手間がかかっているものが非常に安い。例えば工芸品。手彫りの印鑑、水晶の中に模様をペイントする置物、ぬいぐるみ、手彫りの扇子。ぜーんぶ500円以下で買えるものばかり。作りは荒いものの、十分手間がかかっている。なるほどねえ、こんなに安く作れるからUFOキャッチャーとかのぬいぐるみは全部 made in chinaになるわけだね。あと最近はペイントしてあるビニールモデル(というのかな)のガンダムとかがよくあるんだけど、これも made in china。ちょっといい加減なものの、十分色分けして塗ってあるんだよね。

中国人権事情

食事の値段もそうなんだけど、結局中国では「人件費」という概念が非常に薄い。ほとんどただか、あっても破格値で安い。これは人口が多く、元共産圏という土壌があるからだろう。人が多く、人件費がただ同然のところでは人自身の価値が下落してしまっているようだ。人口増加を抑える一人っ子政索も、実際のところは中絶が多くあるというし、そうなってくると人権自身の価値も下落気味になるのではないか。

そう考えてみると、中国自然博物館の人体標本もうなづける。あれは絶対に人体を標本にする目的で取り引きしている。そうでないと、あれだけバラエティの富んだ展示はできないはずだ。そんな、たまたま死んだから、さあ標本にしましょうなんて臨機応変なことはそうそうできまい。

中国土地事情

日本と大きく違うのは土地事情で、基本的に土地は租借するものらしい。つまりすべて国有地で、そこの土地を安く借りる。土地もただ同然なのだ。土地がただ同然ということは、土地に由来するコストも安い。例えば野菜。畑からとれるものは土地がただで、人件費がただだから、ただ同然だ。

そーんなこんなが見て取れると、だんだんと中国の常識が見えてきたような気がする。

LEGEND OF ZELDA - ocarina of time -

ようやく NINTENDO64版ゼルダの伝説〜時のオカリナ〜が終わった。よくも悪くも、いつもの「ゼルダの伝説」。スーパーマリオ64でもスーパーマリオなように、スターフォックス64がスターフォックスなように、やっぱりゼルダ64はゼルダなのだ。つまり完全相似形。期待を裏切らないんだけど、感動もするんだけど、新鮮味がない。N64の表現力、特に炎の表現は非常に綺麗で素晴らしいし、使い方もうまい。でもN64の限界、ポリゴン処理能力の低さ、ROMカセットの容量の制限が今となっては厳しいね。いまやキャラクタがムービーで喋りまくるのが常識だからねえ。

作品としてみたとき、このゼルダの伝説はやはりゲーム史上に残る名作だ。そのへんのゲームとは一線を画したクオリティの高さがある。このクオリティはステータスの高さであり、いい意味でのプライドの高さの表われでもある。ということでお勧めだ。このためだけに N64を買う価値はある。


1月 2日(土)晴


2000年問題より年越し問題

1999年から 2000年に年越しするとき、コンピュータの日付計算が下2桁のために動作がおかしくなるという問題が 2000年問題。まあ単なる境界条件によるバグなんだけど、システムが西暦下二桁しか対応してないものだと仕方ないよね。しかし少なくとも停止するとかして異常な動作は回避するってえのが、ソフトウェアエンジニアでしょう。

とはいうものの、普段と違う、想定してないときは予想外のトラブルが発生するね。年越しもやはり普段と違う。まず So-netの DNSサーバーが落ちてる(^^; おいおい。あるチャットサーバーも落ちているらしい。そこでのまさんよろしくね、といわれて、自分のとこのサーバーをチェックしてみたら、やってしまったよ。ライセンスが切れてログインできなくなってた。またやっちまったよ、毎年毎年忘れちゃうんだよね。ライセンスを更新するためにまたサーバールームへいかなきゃ。

中国雑誌事情

本スタンドとでもいうのだろうか、よく新宿や、新橋などで、拾ってきたような雑誌を広げて売っているスタンドがあるが、あんな感じのスタンドが北京での標準的な雑誌売り場である。KIOSKのように、ちゃんとした建物になっているものは、建物の壁という壁に雑誌が張りつけてあり、TSRショップのような小さな窓口で雑誌の名前をいって、雑誌を買う。雑誌はだいたい 10ゲンから 20ゲンくらいで、カラー印刷のものは少ない。

(左:音像世界 AUDIO & VIDEO WORLD、瑞朋(?)、右:Rayの日本ページ?)

日本でいうところのRayを買ってみたら、ASIAN BEAUTYが結構載っていた。しかし記事の半分以上は日本の Rayそのままらしく、日本でみたことがあるようなモデルがほとんどだ。ファッション雑誌以外はもはや同人誌感覚で、かろうじて表紙だけはカラー、なかはガリ版印刷よりちょっとましな印刷、わら半紙よりちょっとましな紙質といった感じだ。日本と比べると圧倒的に安い値段だが、こちらで10ゲンというとかなり高価といったところだろうか。

音像世界では華原朋美の特集が組まれていて、音楽、映像文化もかなり日本から輸入されていることがわかる。


1月1日(金)晴


こんにちは1999

旧年中はたくさんのアクセスありがとうございました。今年もアクセスをよろしくお願いします。

このページは今月中に引っ越しすることになりました。これで5MBの容量制限もなく、ますます怪しいページになれると思いますので今後ともよろしくお願いします。


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