DIALY OF OCTOBER 1998


10月 29日(木) 曇


すっげーまがる、それが普通

ようやくシビックが曲がる車になってきた。ガレージの社長いわく、「それが普通だ」で今までがひどすぎたのかもしれない。考えてみるとそーだよ、車なんだからハンドル切って曲がる。確かにそれが普通だよなあ。だんだん楽しくなってきやがった・・・と思って峠にいったら、サスペンションからコツコツと音がする。なんか外れたかな?

明日からまた会社だ。ほんとこの1週間仕事のこと、なーんも考えなかったな。考えたのはクルマのことだけ。サスペンションがどーたらかーたら。ようやく少しわかってきたかもね。


10月 27日(火) 曇り後雨


現金と秋葉原の危険な関係

自慢ではないが、お金の扱いが下手である。下手な理由は簡単で、小さい頃からお金を持たずに、お金を遣わずに暮らしてきたせいで、慣れてない。お小遣いはどうなんだと問われれば、非常に少ない額でやりくりしていたということになるが、少なすぎるとやりくりする以前に「遣わない」という選択肢しか残されてないため、お金を遣り繰りしたとはいえないであろう。つまりお金を使う時に「思考の停止」状態に陥っていたのだ。つまりお金を使うのが下手というのは、お金を適材適所に振り分けるだけの思考力がないということなのだ。

そーんなやつが、友人と秋葉原にでかけた。別に何を買うという目的も持たず、単純にいつものような「最近の動向」の見回りだ。たまにヨドバシカメラとT-Zoneにいけばだいたいの業界の流れが掴めるからだ。で、いった結果がこれ。

サンヨーマルチーズ

(上:Multi-z、下:固体、液体温度計)(右:VAIO 505との大きさ比較写真)

そう、サンヨーの最新デジカメ、Multi-z DSC-X100を買っちまったのだ。これは元々弟がデジカメ欲しいということで、これを買ってあげることにしていたので予定どおりといえば予定どうりなのだが、これがまたいい。すっげーいい。とにかくいい。何がいいって、まずその反応スピード。電源ONの速度、シャッターを切って次のシャッターを切れるまでわずか1.5秒、そして 85万画素CCDによる XGA対応。そして極め付けがAVI動画 60秒撮影だ。そして操作性も、画質もよい。なにより単3アルカリ電池2本駆動が可能で、スマートメディア8MB付属だ。これなら電池切れも、メモリ不足も怖くない。さらにさらに! サイズはあのサイバーショットの横幅と同じで、高さが約 2/3という小ささ。携帯性抜群。

なーんてすばらしいんだ。デジカメは最近なんか勘違いして、一眼レフと戦うんだとばかりにメガピクセル機にシフトし、重厚長大、撮影スピードは遅い。所詮デジカメ、まだまだ一眼レフの足元に及ばないのに背伸びばかりしてしまった結果、デジカメ本来の気軽さがどっかいっちゃったよ。まあ藤原紀香を1280x1024ドットで綺麗にとれるという価値はもちろんあるが、そればっかりという最近の傾向には飽き飽き。どーして ソニー Cyber-shotのように、携帯性とデザイン、高速連続撮影できる気軽な、そう、「写るんです」のようなデジカメがでてこないんじゃー、、、

と叫んでいたところにサンヨー Multi-z。最初の DSC-X1のその高速性、単3アルカリ電池駆動可能にびっくりしたもんだ。これだよ、これ。おれはこれを待っていたんだー。でもね、X1はよかったんだけど 35万画素CCD。さすがにちょっとこれは、、、と思っていたところに動画対応のV1が発売、その時に 高画素モデルX100の発表があったのが5月。その時からずっとまってきたかいがあったもんだ。

分を知る

X100を評価する理由は色々あるが、一番のポイントは「分を知っている」ということだろう。つまり、デジカメであることだ。QV-10がどうして評価され、ヒットを飛ばし、女の子までもが買うモノになったか。それをちゃんとわかった上での筋が通ったコンセプトをうまくパッケージングしてある。つまり、「フィルムだと普通は撮らないけど、消せるからとっちゃえ」とか「気軽にとって、気に入らないから消しちゃえ」と思え、実行できるような商品にしている。同じことをいっているようだけど実は深い意味があるのだ。というのは、デジカメであればこれはなんでも可能のようだけど、実はそうではない。まず起動時間。たとえば「写るんです」で写真をとるときはダイアル回してフィルムを送り、シャッターを切る。この準備時間は約3秒程度だ。デジカメの起動時間が3秒以上ある場合、そのデジカメは「写るんです」に気軽さで負けている。そして「あ、もう一枚!」と思った時。やはり「写るんです」はダイアル回してシャッター切るだけだから約3秒。デジカメが撮影からjpeg圧縮かけ、メモリに入れるまでが3秒以上ある場合、そのデジカメは「写るんです」に連続性で負けている。それじゃあなんのためのデジカメなの? リボルバー拳銃があるのに、火縄銃を使っているようなもんだ。

FUJIの FinePix 700は思わずかいそうになった。手に握った瞬間物欲が沸き上がり、もう少しでカードを出すところだった。しかし、シャッターを切った瞬間、いや正確には10秒後に、気持ちが萎えた。いくら藤原紀香が綺麗にとれるといっても、10秒たたないと次が撮れないというのでは藤原紀香の美しい表情の一瞬を切り取ることなんて不可能だ。ということは、綺麗にとれない。画素的に、コントラスト的に、つまりはスペック的にいうならば確かに撮影することは可能だが、それは本当に綺麗にとるということを意味しない。カメラは元々連続する時間の断片を切り出し映像化する機械だが、その断片の切り出しのタイミングをユーザーが決められないのでは存在価値がない。ということで、FinePix 700も、500も手を出さなかったのだ。

似て非なるもの

現時点で自分にとってのデジカメの理想形の DSC-X100。あと光学ズームがつけばいうことなし。さて、この DSC-X100になーんとなく似ていて、似ても似つかないものがこの世に存在する。それは、、、意外と毎日面白い「Ruvi」だ。これは静止画がとれ、動画も20分(?)くらい撮れる、世にも不思議なカメラだ。しかし中身は8ミリビデオのメカニズムそのまま。無理矢理サイズを小さくするためにヘッドドラムとテープを内蔵した、専用カートリッジを開発している。そしてコンピュータにつなげられるとウソぶいた、入魂のエセデジカメだ。8ミリテープを使っているため画質はボロボロ、コンピュータにはキャプチャカードで取り込むという詐欺まがいのアナログカメラだ。こんなんだったら、2インチディスク使ったマビカの方がよっぽどよい。メーカーの良心を疑うような商品だよな。こんなの売るのは詐欺だし、罪だね。唯一の救いはCMの国分佐智子がかわいいことだけ。

(左:机)(右:温度、湿度計)

てなわけで、Multi-zのほかに今日は机と固体、液体温度計、温度&湿度計を買ってみた。 固体、液体温度計はセンサーが棒になっていて、これを測りたいものに接触させるらしい。何に使うかって? それは路面温度とか、タイヤの温度とかはかりたいなーって思って買ってみた。実際使い物になるかは不明だねえ。温度&湿度計は単純にどうもエアコンをつけると咳がでるので測ってみたくなったのだ。咳は湿度が下がるとでるものらしい。次は加湿器でもかってくるか。

で、ふと気づくとお財布の中がなくなっていたのだ。これだからお金の使い方知らない奴は困るよね。で、普通はあまり困らないんだけど、明日はジムカーナの練習会にいくので、そのお金がないと困るのだった。しかも受け付けは銀行が開く前だし。今回はぎりぎりお金が残っていたのでなんとかなりそう。

今 NSXが熱い

まあ明らかなことなんだけど、自分の車には結構お金がかかっている。どれくらいかというと、中古でNSXが買えるのだった、あたた。あの憧れのスーパーカー NSX。人生設計の中では60歳くらいになり子供も独り立ちしたころにそんな車をゆっくりと優雅に乗るのがあこがれだったんだけど、どうやら中古でなら今でも夢ではないらしい。ジムカーナ車両にかけたお金だけ集計したことあるけど、それだと新車でNSXが買えたらしい。あいやー。でもねえ、アクセル踏めない 280psスーパーカーより、アクセル全開できる大衆競技車の方が好きなんだよねえ。

さて、それはともかく、自分が中古NSXを買うわけではない。車の買い替えを検討している友人にこの話をしたらいたく魂が揺さ振られたらしく、しきりに唸っていた。あの調子だと買うかな?いや、買って欲しいな(^^) 買って乗せてくれー。

まとめ

お金は使わないだけが能じゃない。使うところは使う、使わないところは使わない。ちゃんと思考して判断しないとね。


10月 24日(土) 雨


理系のための「オブジェクト指向社会学」

突然だけど、今思い付いた。人や社会はオブジェクト指向(object oriented)だねえ。オブジェクトの概念の特徴的なのは、publicと privateというものを持ち、内部アクセスにはメソッドを使うところ。publicになっていないメソッドを外部から使うことはできない。

なーんで、こんなことを考えたかというと、人間社会においてなんか気になるというか、気にするというか、怒るというか、不愉快になる時は例外アクセスがあることに気がついた。つまり、社会というオブジェクトに対して、publicなアクセスじゃなく、privateなメソッドを使ったアクセスがある時におや?と思うのだ。例えば、自分の部屋でゴミを散らかすことはOKでも町中でゴミを捨てたりすること。やっていること、物理的には同じことでも社会では駄目なのだ。で、駄目な理由付けとして普通はマナーを持ち出すんだけど、実は社会には「ゴミを散らかす」メソッドはない、もしくは privateなことなのだ。だからやったらエラーになるわけだ。

通常自分の部屋でゴミを散らかすことはOKでも、 家族がいて、家族の共有スペースで散らかすと普通怒られる。こうやって publicとprivateなメソッドの区別をまなんでいくものなんだろう。

ジョグダイアル人間工学

昨日友達の TU-KAの携帯、TH271をちょっと触ったところ、なんとなく違和感があった。TH271は今使っている TH281の前のモデルで、前使っていた TH261の後継機だ。つまり自分は1世代とばしたわけなんだけど、TH281では感じなかった違和感を TH271で感じたのだ。それは何か。ジョグダイアルの位置である。

ご存知の通りソニーの携帯の特徴はジョグダイアルであり、ソニーの携帯を持つということは即ちジョグダイアルを使うことに他ならない。

で、写真を見てもらいたい。特に右の写真での、ジョグダイアルの位置である。写真は左から TH241,TH261,TH271,TH281,たまぴっちであるが、TH271だけジョグダイアルの位置が高いのだ。

そう、携帯をもったときにTH271は親指がジョグダイアルに届かず、回しづらかったのだ。携帯ってのは持って使う機械なわけだから、インターフェースが重要だ。それでジョグダイアルを採用しているはずなわけだから、このような些細なことでも気になる。大きさは TH261よりも小さく、軽いTH271だが、TH261よりも大きな印象を受けてしまう。TH281になると、小さすぎるので携帯を握るというより、手のひらの上に乗せるような感じで融通がきく。

そもそもデザイナーが違うのかな?TH261とTH281はデザインテイストが似ているけど、TH271だけがちょっと違うような気がする。きっとデザイナーの手が大きかったに違いない。

ドライビングポジジョン

車を運転する時に、一番重要なのはドライビングポジションなのはいうまでもない。そして車を操作すること考えたときに、ドライバーの体格にあっているかいないかは危険にも関わるわけだから絶対に見逃せない。

服にはサイズや、オーダーメイドがある。これは服というものが体格に合わないとおかしい、機能的ではないからわざわざ合わせるわけだ。車もそう。腕が長いひと、短い人、足が長い人、短いひと、座高が高いひと、低い人、背中が広いひと、狭い人。色々いるのに、車のシートはなーんで一種類しかないのか?

最大公約数をとって設計されているだろうが、平均は即ちだれにも合わないことも意味する。身長 150cmの女性と、身長185cmの男性が同じシート、同じハンドル径で対応できるのか? 確かに調整機構が備わっているものも多いが、その調整の範囲で収まらないこともあるし、そもそも今の時代、自分の車を持つことが多く、人に貸すということは少ない。 そう考えると服と同じように、採寸してちょうど合うシートや、ハンドル、ペダル位置の調整をしてもいいんじゃないか?

レースの世界ではシートをその人の体に合わせて作ったり、ペダル位置を調整することは常識だ。数ミリの差でも 1/1000秒を争う競技には関わってくるからだ。考えてみればスキーにしても、自転車競技にしても、テニスラケットにしても、ゴルフクラブにしても、器具を使うスポーツはすべて、その人に合わせるのが常識だ。普通に車を運転することはスポーツではないが、危険を伴うことを考えるとスポーツ以上に重要なことだ。

そこで提案。車のドライビングシートはサイズを SS, S, M, L, LLくらいを用意すること。ハンドルも 330, 350, 370φを用意すること。どーせボルトでついてるんだから、交換することは容易だ。どーせたくさんシートをデザインして作っているんだから、そんなに高くないんじゃないかな。

女性がダッシュボードからちょこっと目だけ出して運転するからこするんじゃないかな。女性にレカロシートとかいっても通用しないから、シャネルデザインの女性専用シートとか作ればうけないかな? 安全とファッションの両立になると思うだけどね。


10月 22日(土) 曇


英会話リデビュー

4ヶ月ぶりに、英会話スクールへいった。ふげー、すげーストレスだったあ。最初に英会話スクールへいくよりもずっとずっとずーっとプレッシャーがかかるね。今までの人生で、一回行かなくなってから、行った試しがないから、そう考えると凄い進歩。いや、プレッシャーを撥ね退けるだけの違うプレッシャーがあったからに違いない。

課長さんは留学済

2日前、ヨーロッパから来客があった。UK人とドイツ人と日本人。会話はもちろん英語。こっちの布陣はアメリカ赴任帰りの人、課長、自分を含めた担当者2人。担当者2人以外は全員べらべら。課長はUKに留学していたのはきいてたけど、話すのを見るのは初めてだ。で聞いてみると、綺麗な発音でぺらぺらと語っていた。おそるべし。これでうちの部は部長から課長まで英語達者フルラインナップだ。ということは、英語できないとエンジニアとはいえ、どーしょーもないってこと。新しい統括課長にいたっては、「英語はエンジニアの basic な skillだ」とまで言い切るし。やっぱ Javaや、 VC++とかじゃなくって、englishかあ。

It's now or never

こないだ買った腕時計、spoon webでは英語の諺がたまに表示される。その中ででてきるフレーズで好きな言葉がこれ。気持ち的に後ろ向きであっても、この諺を思い出して、無理矢理にでもやる。それは今のモットー。「いまやるか、一生やらないか」。明日やるという選択肢はない。


10月16日(金) 雨


first impact

嵐のような一週間だった。これほど自分のやった仕事に対して、速効で、膨大なレスポンスがあったものは初めてだ。普通仕事ってのは締切に納入してお終いということになり、その後は残務整理をしたりなんかして、ゆっくりと過ごせる時間があるものだ。とっころが、締切からすべてがはじまった。嵐のような登録メール、サーバーダウン、停電、リターンメールの洪水、メールサーバーダウン。残務整理どころか、新しい仕事が怒涛のように現れて、1週間かけてようやくなんとかなった。まさに first impact。Internet watch, pc watch, 日経biztech, 窓の杜、そしてとどめは日経新聞に掲載。メディアの力は強いねえ。

second impact

さーて、次は iMac版でインパクト与えちゃろ。

third impact

まだあるんかーっていわれそうだけど、仕込みはOK,third impactが真打ちなのさ。ずいぶん先の話になりそうだけどね。


10月 11日(日) 超晴れ


凄いぞ Chat Vision

98年上半期のすべてを注いだ Chat Visionがついに 10/9にリリースした。半年という期間はあっという間だった。やれなかったことはたくさんあるけど、工数も、予算もないから日夜知恵を搾った成果だ。かなりいけてるんじゃないかな。オープン当初から予想を上回るアクセスがあり、2日目には早くもサーバーダウン。多分このぶんだと今月中に飽和するね。ふーん、予想以上の出来栄え。ま、話もしやすいってもんだ。早くも次の一手を打たなきゃね。え、考えるんじゃないの?? いや、もう考えてあるんだな、これが。

突然読み切り小説シリーズ「敬さんののどかな一日」

今日はいい天気だねえ。やっぱり天気のいい、秋の日は気持ちがよいなぁ。敬さんは久々に朝早起きし、茅ヶ崎に釣りにでかけたのだ。敬さんは朝日を浴びながら、ちょっと寝ぼけ眼で同僚と語りながら釣り糸を垂れていた。同僚のごんさんは敬さんにこういった。

ごんさん:いいかい、敬さん。釣りってのは、釣ろうと思って釣れるもんじゃない。釣りにはポイントってのがあってね、獲物がいるのはもちろん、その獲物が食いつかなきゃ釣れないんだ。だから獲物がいて、食いつくポイントに釣り糸を垂れてれば、ほら、かかってくるんだよ。

敬さん:ほー、そんなもんかい。おや、なんか来たようだよ。

ごんさん:やってね敬さん、ヒットだよ。さあ、釣り糸を引くんだ。

ごんさん:おお、こりゃ派手だねえ。白と青と銀色の獲物だよ。しかもかなりの大物だ。すごいね、103kmだよ。

敬さん:わはは、ごんさん。重さをいうならキログラム(kg)でしょ。それくらい、シロウトの私だってしってるよ。

ごんさん:いいんだよ、kmで。これはネズミ釣りだからね。


ってなわけで、捕まっちまいました、、、はっはっはー。ちなみにごんさんは言とかきます。

50km/h制限の2車線道路(県道30号)を 103km/h、53km/hオーバー。4年ぶりの速度超過違反、4年前とまったく同じ速度。計器おかしんじゃないの? どんなときでも 103km/hしか出さないとか。それまですごく大人しく走っていたら、前にトレーラーが3台いて、国道134号になる前に追い越せるかなー、あ、ここなら追い越せるぞぉと加速した頂点で計測された。しかし警察官も命懸け。100km/hで走ってくる車目掛けて止まれの旗もって2人も飛び出してきた。こっちも超びっくり、思わず初動でブレーキロックさせ、すぐに解除、でもまた最後にロックさせて停めた。ロックさせたからタイヤスモークはばりばり、臭いがでて、警察官いわく「くせーなー」だとさ。

なんか超のどかな朝の風景で、仕事している警察官は約10名。どこにレーダーおいたのときくと、ちょっと前の中古車屋のとこだという。何キロから止めるときくと、20km/h以上オーバーだけど、余裕みて 25km/h以上だと捕まえるらしい。今日は神奈川県下一斉取り締まりで、朝から夜まであちこち移動しながら取り締まるとのこと。普通こんだけオーバーしていると説教のひとつや二つ、くれてもいいところなんだけど、まさに事務手続きが淡々と行われる。とゆーか、「よっしゃ、捕まえたるでー」という気合がない。「社会を乱す悪党どもを律してやる」という正義感もなさそうだ。天気のいい秋の日の、朝6:30、のどかだね、って感じだった。さすがは神奈川県警茅ヶ崎警察。のほほん。

どれくらいのほほんかっていうと、レーダーの配置場所もだ。帰りがけにレーダーをおいてあるところをみたら、まあ、堂々と中古車屋 の前に機材をデーンとおいて、隠れもせず警察官がパイプ椅子に腰掛けている。普通に歩いていたらすぐにわかるほど、目立っている。なーんでこんな間抜けな取り締まりに捕まっちゃうんだろうねえと、我ながら呆れた。今まで捕まったのはだいたい、「きったねー」とか、「そりゃないよ」とかいう、ワナ系が多かったんだけど(なぜ多い)、今回はまさにポイントに負けた。どう考えても、追い抜きかけるのに安全な場所。路上駐車なし、横道なし、見通しよし、天気よし、空は青く、海まで300m。

ほんとは箱根にいくつもりだったんだけど、「箱根かあ、そっちでも取り締まりやってるから気をつけてね」 とのこと。

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敬さん:さっきのは大きな獲物だったのに、なんでかえしちゃうんだい?

げんさん:そりゃ、これはゲームフィッシングだからだよ。キャッチ&リリースっていうだろ?

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またキャッチされたら、免許取り消しだ、しゃれにならん。速効で帰ってきちゃったよ。罰金9万、免許停止 90日、講習受けて 45日ってとこか。痛い出費だ、、、


10月 6日(火)雨


バッテリ雑感

携帯をかえたことは以前報告済みだ。今回の TH-281は連続通話 120分、待ち受け 200時間を標榜している。さて実際にはどんなかんじかというと、待ち受け2日(48時間)、通話60分ってとこか。待ち受け換算だと 150時間程度ということになる。まあ実際的な数字だろう。ただ明らかに以前使っていたモデル、TH-261よりも圧倒的に短い感覚だ。で、しょーもないことにバッテリを調べてみた

機種 電圧 容量
TH-241 6.0V 650mAh
TH-261 3.6V 1000mAh
TH-271 3.7V 750mAh
TH-281 3.7V 550mAh
たまぴっち 3.6V 550mAh

我ながら、暇人だよな。いま午前2時だってーのに。なるほど、TH-261に比べるとTH-281は容量は約半分で、実際には 2/3ほど持つわけだから、内部回路の消費電力は低くなっていることがわかる。それにしても初期の TH-241の電圧の高さ、容量の少なさは目立つね。Liイオンじゃなかったからなあ。それだけ Liイオンがすばらしいバッテリということだ。履歴も少ないしね。

踊る大捜査線

ヒューマン刑事ドラマ。ドラマをやっているときは全然見なかったんだけど、スペシャルはみたね。多分以前、これについて書いたことがあるはずだ、、、と思って検索したら、なさそうだ。あっれー。

ドラマハンターとしては、このドラマを見逃す手はない。脚本的な面白さ、演出的な面白さの両面を楽しむことができる。カット割り、音響効果の面も実に練ってあって1分1秒見逃すことができない。

演出的な面で面白いのが、移動カメラの使い方。時間の連続性を出すためにカメラ1台でずっと主人公を追ったシーンや、空間的な連続性を出すために群集をクレーンを使った俯瞰から主人公達へのアップまで追ったシーンが特徴的だ。固定カメラでいいところを、移動カメラを使って緊迫感を出してみたり、絶妙なカメラワークだ。

SEについては、エヴァンゲリオン風なBGMで緊迫感を出している。まあこれはかなりトラッドな手法ではあるけど、今ここで見る限りはエヴァの影響かねえ。映画の予告編の映像も文字、もじ、モジが氾濫しているカットが多用されるし、内容自身も精神面を描いていそうなところが近いのかもしれない。とにかく面白ければいいんであって、映画は是非見に行こう。誰か僕のもっている mask of zoroのチケットと交換してくれないかな(^^)

ストーリーは、、、まあいいや。基本的には正統派ヒューマンドラマ。久々にみた大塚寧々は色っぽかった。

入力モノ

Oh!Xがインスパイアの宝庫なのは、今も昔も変わりがないらしい。コンピュータ雑誌な割りにはゲームやら、理論やら、グラフィックやら、なんにも境界がなくって、「パーソナルコンピューティング」を追求しているように思う。目的を達成するための手段としてのコンピュータ。コンピュータが目的となっている、つまらない記事ではなく、人の創造性を喚起するテーマに対して掘り下げ、それに関連づけるか、達成する手段として関わるコンピュータ。これがOh!Xの身上であろう。

今回インスパイアされたのは、Gamer's Eyeの「ゲームデザインのすすめ」。当たり前のことなのだけど、実によく整理して書いてある。こう考えると、ゲームというのは非常に高い次元の作品であり、一朝一夕ではできるはずもないことがよくわかる。練ってねって叩いて、叩いて、磨き上げることが大事。クソゲー作るのはすっごいカンタンなんだけど、そのクソゲーになってしまう理由を分析することがこれを読むと容易になる。

その中でも今回注目したのは「入力」ということ。入力とは、人間が判断した結果をコンピュータに知らしてあげる、いわゆるインプットの部分である。インプットが正確にできないインターフェース、もしくは難しいインターフェースは駄目である。これはゲームに限らず、コンピュータモノはすべてそう。

例えば携帯、PHS。コマンド入力のように複雑なコードを入れるものはじきに使われなくなる。思い通りにインプットできず、間違いが多いのも同じく、使わなくなる。入力に時間がかかるものかったるい。例えば漢字変換が昔の8bitマシンのように、数秒もかかってたらどうだろう。漢字いれなくなってしまう。

同じ理由で、モバイルWin95マシンでメール送受信はありえない。起動、終了に時間がかかるからだ。resume機能が正常に働いていたらそれを使うが、だいたいresumeがまともに動くノートPCを見たことがない。それにバッテリが心配だ。

モバイルメールマシンとしては、ROMマシンがよい。例えば ザウルス、PalmPilot、Windows-CEマシン。これは電源ONですぐ起動。すばらしい。ただ問題なのは、これらはすべてペン入力なのだ。ペン入力は時間がかかるし、なにより片手で使えない。片手である必要性はモバイルである限り、座れる保証がないということから来ている。座れないということはつまりスタンディングポジションで使えなければならない。

携帯のPメール機能がすばらしいのは、すべて片手で入力できるところだ。タバコ吸いながら、ジュースのみながら入力可能だ。ちょっと入力方法は面倒だが、原始レベルのコミュニケーションには十分だ。

意外といいせんいっているのがメールチャチャチャでおなじみの、ポケットボード。あの価格、スケルトンデザイン、モバイルメールマシンの中では抜群のセンスだ。ペン入力ではなく、キーボード入力なのもよい。ただ大問題なのは、携帯との接続がコードであること。コードだと携帯とポケットボードの2つを同時に持つ必要があるので、スタンディングポジションでは厳しい。だいたいモバイルマシンを持っている時は、必ず鞄を持っているからだ。これがコードではなく、本体にがちゃこん式で合体すれば、片手で楽に持て、片手で入力が可能だ。

ペン入力がよくない理由として、見ながらしか使えないという点もある。ボタンであれば、デザインがよいものであればブラインドタッチが可能だ。触感で電光石火のごとくボタンを押し、操作をする。うーん、かっこいい。これが片手でできればなおよい。とにかくモバイルメールマシンに求められているのは、スピード。そしてかっこよさ。

今新しいモノを考えている。自分の部署では実現できないから、喋っておこう。こんなのが欲しい。

携帯+社員証+携帯ゲーム+メールマシン+カメラ

うちの会社はセキュリティとしてカードリーダーをつけているので、どこへいくにも社員証(カード)が必要だ。なので、四六時中身につけている。なんといって、トイレにいくのにも必要なのだから、その重要性は高い。あと身につけるものといえば腕時計と携帯くらいなもの。あと財布か。で必要なものと楽しいものを合体させて、そのシナジー効果を期待している。状況はこんなかんじか?

モノの基本型は携帯。首からぶらさげるストラップの先に携帯がついている。前面液晶はもちろんカラーで通常は名前と自分の写真が映し出されている。社員証だね。電話をかける、かかってくるのはもちろん、biff機能(メールチェック機能)でメールが入っると鳴り、メールを読むことが可能。カメラがついているのでTV電話もできるし、もちろんメールに写真をつけて送ることも可能。しかも暇な時は定番テトリス、昔はやった 数字消すゲームができる。ゲームはカートリッジで供給可能。しかもネットワーク対応でマルチユーザー対戦。当然音楽もきけて、形式はMP3とMIDIのストリーミング。ヘッドフォンつければ迫力のサウンドだ。液晶はグラストロン方式で覗き込むことで高解像度モードにすることができる。入力装置は通常のボタンの他に、十字キー、さらにマウス機能として、本体を傾けることで操作が可能。これはGセンサーをX,Y軸につけることで加速度と角度で位置を決定する。このテクノロジーを応用すると自立航法も可能なので、地図上に移動した軌跡をつけることもできる。電池はもちろん単三2本駆動。kioskで補充ができる。

なーんてことかいていると、VAIO PCG-C1って感じ(^^;しかし、しかしだ。大きく違い、重要なことがある。それはOSだ。何がいけないって、そりゃ、Win98なんてもんはモバイルとしては使えない。Windows-CEも同じ。look & feelを同じにするのは大切なことだ。しかしそれはモバイルの特性を活かした上でのはなしで、最初から共通にすることが目的となったしまったOSは、モバイルの本質を見失ってしまい、何ら見る影もない。640x240の白黒画面でカスケードメニューはないね。画面というリソースを不必要に食い尽しただけ。それがCE。カラー液晶化、高解像度化で待っていたのは高価格化。そしてlibrettoにユーザーを食われる。情けないを通り越して、憐れだ。

そう考えると理想のマシンに近いのはなんだろう。まあ、無いってのが結論なんだからいいんだけどさ、もうちょっと皆考えろよなあ。いま、一番モバイルに必要とされているのはOSであり、UIだよ。カーナビが独自OS、独自UIを持つのは、車を運転しながら使うという究極の状況でも使うためだ。これと同じ以上の軽快なOS、UIがモバイルには必要なのだ。そしてモバイル自身の必要性。別に持って歩かなくていいものは持たない。持って歩きたい、手放したくない、というか、持ってないと困るくらいなモノにならないといけない。

おっと3時だ。せっかく emacsと思考についても書こうとおもったのにぃ。また次回。


10月 5日(月)曇り


our dreams come true

これは NSX登場のときのキャッチコピー。HONDAにとって、ミッドシップスポーツを作ることは長年の夢だった。そしてそれが叶った時、新しい挑戦がはじまる。

open your mind

そして 1999年。ホンダの本格的FRオープンスポーツカー S2000が解き放たれる。ホンダのFR。魅惑の VTECとFRの持つ魔力のシナジー。環境対応しながら高出力な VTEC LEVエンジン、NSX譲りのダブルウィッシュボーンサスペンション、EGRステアリング。すべてが未来、21世紀のための必要不可欠な要素だ。NSXは 20世紀の集大成、S2000は21世紀の魁である。

Oh!X

20世紀にはさまざまなコンピュータが存在した。その中で異色なのが、X68000だろう。X68000のキャッチコピーは忘れたが、確か"dreams come true"のような内容だったと思う。やはり dreamだ。今のコンピュータには夢も希望もない。あるのは実利主義と、効率だけ。いかに早く、いかに利益を生み出すか。そのための道具に過ぎない。

MPU 68000 10MHz, 2MB memory, 1MB G-RAM。たったこれだけのスペックが、なぜ人を虜にしたのだろう。スペックでは語れない可能性を秘めていたのである。そしてこの X68000専門紙、Oh!Xが再び蘇るということは、誰も予想できなかったに違いない。休刊になった雑誌が、しかもハードウェアはもちろん消滅したはずのものが復活するということは、雑誌業界でも異例な事態に違いない。そんなことを成し遂げるのが、X68000の秘めた可能性のなせる業のひとつであろうか。

dreamを語るということ

今のご時世、目で見たものがすべての世の中で目に見えないことを語ることはあるだろうか。日常に埋没する毎日、過ぎて行く時間と季節。どこから来て、どこへ行くのか不安になる今日このごろ。道標は見えない、いや、見てない。毎日足元を見て、転ばないように歩くだけ。そんな自分、そんな人たち、そんな世の中、そんな世界。不安に圧迫されることを恐れ、安心を求める。そんな対症療法的なことをやっても毎日同じことの繰り返し。そして心は疲弊し、体は病む。

そんなことになってないかい?

そう、気を緩めるとなっちゃうのだ。危ない危ない。原因は単純。目線が手前過ぎ、足元しかみてない。足元ばかり見ていると、石ころがたくさん転がっていて、大きな石ころがあって足をぶつけたり、くじいたりしそうな気がする。でもそれは実はたいしたことがない。顔をあげよう。顔を上げた先に何かが見えるはず。見えるものは未来ではなく、あなたの気持ちであり、想像だ。

未来を予測することは難しい。しかし未来を作ることはカンタンだ

だれかはそういった。これを実践しているのが小室哲哉であろう。別に音楽的には画一的で、どうってことない小室musicがどーして毎回チャートを賑わすのか。それは音楽性ではなく、商品性だ。お金を出したい人に対して、欲しがっているものを供給しているだけに過ぎない。お金を出したい人、つまり消費者が欲しがるものを予め用意しているだけ。全部仕込みなんだよね。未来がどうなるかを予測してるんじゃなくって、未来を仕込んでいる。誰もが小室哲哉の敷いたレールの上に乗せてもらっているし、乗りたがっている。才能があるとすれば、センスがよい。このセンスは英語の sense、感じる力。 そして実行力。

シアワセは歩いてこない、だから歩いてゆくんだ

青い鳥ではないが、シアワセはどこかにある。絶対にある。そのシアワセに向かって、一直線で進むことができればシアワセの時間が増える。それにはシアワセを具体化し、方向性を定めることが重要だ。それには顔をあげなければならない。顔をあげ、前をみつめ、シアワセの形を実在化してそれに向かうこと。

夢を持ってる? 夢を語れる?
自分の夢について、3時間くらい語れないとホンモノじゃないね(^^) ちなみに、わたくしめの夢とは。

真のネットワーク社会の到来

dynabookのアラン・ケイや、xanaduの テッド・ネルソンの片棒を担ぎたいのだ。ホームページじゃ語り尽くせん。

にしても、なんでこんな神妙な話になっちゃったんだろう、、あ、Dreamweaverがいけないのだ。いまいち dreamな使い心地じゃない(^^;


10月 4日(日)晴


Dreamな Dreamweaver

本日から ホームページを Dreamweaverにチェンジ、、、してみようかとやってる。仕事では Dreamweaverに転向したけど、家ではどうかねえと思いつつやってみたら、あれ、まだフレームがおかしいね。様子をみつつ、リニューアルしようっと。

WORLD PC EXPO

昨日WORLD PC EXPOへいってきた。久々の幕張。最近はめっきり足が遠のいた。というのも、大手の出展社の情報はほとんどホームページではやく、詳しくゲットできるから。今回はとあるソフトハウスの LogHouseというのが目当てでいってきたけど、ブースをみつけるまでに時間がかかってしまった。最初からちゃんと社名をチェックすべきだったね。

それにしてもなんでまあ、おねーちゃんが水着でやってんでしょうか。カメラ小僧もあちこちにいて、雰囲気かわったよなあ。

組織変更

まーた、組織変更したよ。今回は課が吸収合併、課長はいなくなっちゃった。すべてが中途半端なままどっかいっちゃうなんて、無責任だよな。まあ、自分がいじめすぎたってのもあるかもしれないけど、異動する2日前にいうってのもなあ。どうりでやる気ねーなーと思ってたんだ。そりゃ異動するのわかってたら、気合も入らないか。

また新しい課長に今までやってたこと、これからやりたいこと、問題点などを伝えないといけない。これが大変な作業なのだよ。レギュラーワークならだいたい察しがつくけど、どこにも分類不可能な仕事だからかなり大変。今日は報告書作りで1日が終わった。


10月 1日(木)雨
TU-KA TH-281

携帯をチェンジした。TU-KAの最新携帯、TH-281。ソニーのデジタル携帯、3代目。さて、その遍歴は以下のとおり。

携帯電話 携帯電話

左から TH-241, TH-261, TH-271, TH-281, たまぴっち(松下PHS)。 色はバイオカラーがお気に入りなので、青系統が多い。 TH-241はソニーの記念すべき初めての携帯電話で、TU-KAの立ち上げのCMで使われていたもの。もっくんが猿から進化するCMが印象的だった。この携帯の特徴的なのは、ジョグダイアルの前身である、ダイアルが着いていたこと。これはまだ回すダイアル式ではなく、スライド式の発展型。たくさんのメモリを進めるには右に回し、戻し、を繰り返さなきゃいけないので、面倒だった。TH-241を買って1ヶ月後に 次機種TH-251が出て、 TH-251はダイアル式となって、「くるくるぴっぴ」の大ヒットになったわけだ。 デザインはともかくとして、ジョグダイアルは非常に悔しかったなあ(^^;

TH-241は重い、大きかったものの、TH-251より薄く、ポーチに入れるには良かったのでまあ我慢していたわけだ。そうこうしているうちに更に次の TH-261が出た。TH-261の特長はそれまでデータ通信が 2400bpsだったのが、DoCoMoなみの 9600bpsに進化したこと。電池が Li-ON(リチウムイオン)となり、飛躍的に電池寿命が延びた。TH-261は連続待ち受け時間が270時間と、10日以上もってしまう。余裕で1週間充電しなくて済む、スタミナモデルだ。しかしその当時は携帯も PHSなみの 100グラム以下モデルがヒットした時期だ。さらに携帯のマナーが謳われはじめた時期でもあり、バイブレータ機能がないTH-261は TH-251なみのヒットとはならなかった。TH-261は社内販売で 4800円でゲット。 それから3ヶ月くらいで TH-271が出てきた(^^; またもやすぐ古いモデルになってしまった。TH-271は 100グラム以下で、バイブレータ機能付き。バッテリーは小さくなったがゆえに少し容量が小さくなり、待ち受け240時間。 時間はともかく、バイブレータ機能がついているのが羨ましかった。

ちょうど TH-271が出てすぐ、たまぴっちが出たので、ちょっと買ってみたりして。 やっぱりネットワークものは押さえておかないとね。このたまぴっちは機能的には普通のPHSなみ、会社のVictorのPHSと比べると感度は悪く、着信率(ヒット率と呼んでた)が非常に悪かった。DDIはαデータ32で PIAFSやαデータで32kbpsのデータ通信が可能なのが売りで、これは非常に重宝した。 あとPメール機能が楽しくて、かなり遊べたもののヒット率が悪すぎて使わなくなり、結局半年で解約。

TH-271は友人が一時期使い、余ったのでとくれた。しかしまた携帯をかえてすぐに新しい機種がでて悔しい思いをするのもいやだったので、新機種を待っていたわけだ。そしてTH-281が出て、すぐというわけじゃないが、1ヶ月くらいたって購入したわけだ。

今回のTH-281の売りは「3Dジョグダイアル」。従来のプッシュ機能のほかに、奥(横?)へスライドさせるアクションを取り入れたもの。これはどういう場面で使うかというと、文字入力の際、ダイアルで 母音を選択、スライドで子音を選択、プッシュで決定、というUIとなる。電話をかけるときに、1スライドさせるとリダイアルモード、2スライドさせると着信リマインドモードに入る。文字入力はダイアルでやるよりも、従来の数字をプッシュする方が早い。リダイアルモードもリダイアルボタンでいいじゃん。 着信リマインドモードは、従来の「コール*1」とかいう謎のコマンドよりはいいが、それのためだけにというのもねえ。マウスなみにX軸回転、Y軸回転と2軸回転できるようにすれば使い勝手が向上するのに。ちょっと中途半端な仕様だ。きっと使わないんだろうなあ。

さて、その他の機能はといえば、漢字が使える、グループ分けができる、着信音が増えた、といったところだろうか。特にグループ分けのアイコンはかわいくてつい設定しちゃう。 着信メロディは、クラシック系、ディズニー系、アニメ系が取り揃えてある。アニメは、 ハイジ、フランダースの犬、ムーミン、ガッチャマンと、ターゲットユーザーが限定されちゃっている。多分開発者もなんだろうけど、30代前後に受けそうなナツアニメメロだ。あと異色なのが、can you celebrate? ポップスはこれ1曲のみ。これは20代の庶務さんの趣味か?

さて、なんでまたこんなにソニーの携帯ばかり買いつづけているのか。それにはちゃんとした理由がある。まずデザインがすき。ジョグダイアルがついた、左右非対称形で機能的なのはソニーくらいなもの。次に操作系が継承されていること。TH-241は使いやすかったので、気に入っていたのもあるが、それが機種が変わってもマニュアルなしで使いこなせる。松下のPHS、VictorのPHSを使っていたが、ほんとサイアクなUIだった。Victorのほうに至っては、ほとんど無線機のようなコマンド主義。系統だっていないUIのおかげで、覚えるのも困難。松下はまあまあだったが、いかんせん、セレクトがボタン式なのでたくさんボタンを押さなければならない。ここはダイアルにはかなわない部分だ。

比較的まともなソニーのUIだが、気に入らない点がある。それは「キャンセル」がないことだ。メニューは明らかに階層構造になっているのだが、ジョグダイアルのプッシュにより深い階層へいくものの、キャンセルして元の階層に戻ることができない。例えばグループ毎に着信音を設定できるが、一つのグループの音を設定し、他のグループの音を設定しようと思うと、また最初から同じ操作を繰り返す必要があるのだ。これがキャンセル、元に戻るボタンがあれば一つだけ階層を戻り、別のグループを選択して音を選ぶということができて非常に軽快だと思う。これだけはなんとかしてもらいたいものだ。

それにしても、軽く、小さくなったもんだ。


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