DIALY OF December 2000


12月 23日(土)雪


雪やコンコン霰やコンコン

こんこんってなんだ??

NYは雪です。外は17度F。もうすでにわけわからない状態に突入したので、調べてみました。

℃ = ( F - 32 ) * 5 / 9

ってことで、−8度くらい、、、げげ、寒すぎる。

forget broadband
we are talking MEGABAND

これはバス停に貼ってあるRCNの宣伝ポスターのコピー。凄いよ、もう家庭でも 1.5Mbpsの時代に突入するよん!ということである。実際upstream 320kbps/downstream640KBは当然であるからして、当然といえば当然の成り行きだろう。その点、日本は常時接続すらままならない、インターネット後進国だからなあ。DigitalTVとか時代錯誤のトボケタことやっているから遅れるのも当然だろう。

broadbandで出来ること

今一番熱いのが www.shoutcast.com の Techno放送である。128kbpsの、MP3と同等の高音質で音楽がただで楽しめるインターネットラジオ局なのだが、broadbandであるとなんとこれをつなぎっぱなしで、ftpやhttpをしても全然問題ない。まあ、考え方はむかーしの鉱石ラジオで電源もお金もいらず音楽が聞けるようなレベルなのだが、タダで高品質なエンターテインメントを得られるという点では非常に素晴らしい。

次に熱いのが www.ifilm.comの、ビデオ放送である。405なんて、実に内容が素晴らしい。そのストーリー、CG技術など最高峰だ。まあタイタニックを作ったスタッフが暇なときに作ったわけだからその技術力は当然といえば当然。しかしそれがまたタダで見られるのが凄い。

何がいいって、日本のサイトがびゅんびゅん見れるというのも特長だろう。mega-channel.comも軽い軽い。

ただdownstreamが早いだけではない。upstreamももちろん活用できる。それは、個人でサーバーを立ててサービスすることが容易だということだ。例えば www.real.com から RealServerを使い、映像配信も可能だし、 www.shoutcast.com の serverを使ってラジオ局も簡単だ。実際 RealServerを使ってアメリカのテレビをCCDカメラで撮影、日本の友人に配信することに成功した。

放送概念の帰化

元々放送とは自由なものである。しかし20世紀初頭、放送が効率よく多くの民衆にメッセージを伝える手段として使われる利点があることから放送と政治活動とは密接な関係となり、政府による許可制度、つまりコントロールされるようになった。放送とは限られた人間が作り、大衆がそれを見て洗脳されるという図式をとる状態が長く続いている。これは強引な解釈かもしれないが、実際そのような概念の延長上にあるSci-FiのTV番組 マックスヘッドルーム・network23 というのがある。是非この奇想天外な設定のSFを見て欲しい。未来が見えるだろう。

そして今、われわれは新しいメディアを手に入れた。

RealServerと RealProducer、ビデオキャプチャカードを用意し、ビデオ入力にTVの出力をつなげるだけで、あっという間に放送局の出来上がりなのだ。アメリカのケーブルTVを放送することがいとも簡単に出来てしまう。これは何を意味するか。現在FIAの公認をとり、F1の放送権を日本でもっているのはフジTVである。他の局はフジの許可を得なければ映像をまったく流すことはできない。そしてそのフジTVはF1をろくに生中継をしない。必ず深夜枠においやってしまう。鈴鹿といえどもそうだ。

アメリカではどうか。アメリカではケーブルTVで生放送で行う。これはアメリカで映像を作ってないため、ヨーロッパの生放送をほとんどそのまま流しているから、生放送となるのだ。

そこで、このケーブルTVの出力をコンピュータに入力するだけで、、、、あっという間に放送局の出来上がりだ。日本のF1ファンは生中継で映像はもちろん手に汗握る生の感動を手に入れることができるのだ。

これはもちろんlegalではない。なぜなら、法律でそんなことは想定すらしてないからだ。しかし、誰にでも出来てしまう。今はこんなことをやるのは本当に数限られた人だけだろうが、1,2年後は規制できないくらいポピュラーなこととなるだろう。これは誰にも止めることはできない。今MP3の違法性が取りざたされているが、2年後には確実に映像に関して同じことが起きているはずだ。

とりあえず・・・

やったモン勝ちだよな。来年からのF1生放送に乞う御期待??


12月 2日(土)晴


ブロードバンドでブロロロロー、ブロロロロー、ブロロロロー by 水木の兄ぃ

って一体何の歌??

それはともかく、ケーブルインターネット入りました。いわゆるブロードバンドネットワークって奴だね。up to 640KB/sといっていて、大学のマシンからのftpでは6MBのファイルを30秒で転送したので、約 200KB/sくらい出た。今は www.shoutcast.comにある、128kbpsのtechno musicをliveで聞いているがほとんど途切れない。こんなのが24時間、使いたい放題で$40。これが会社や学校ではなく、家で使えるんだからインターネットの発想変わるのもムリはないよな。

お誕生日おめでとう

そーだった、今日は自分のお誕生日だ。おめでとう。ありがとう。そんなわけで昨日は楽しいブロードバンドネットワーク、今日は楽しいお買い物で、毛皮(shearling)のコートを買った。ついでにレザーの手袋にカシミアの帽子も買った。自分へのお誕生日プレゼント? いやいや、防寒装備で必需品。今年は素材、肌触りと性能で服を選ぶことにした。なのでカシミアがいたくお気に入り。ニューヨークで買う方が日本より安いでしょう、、、といってあれこれ買ったのだが、目が飛び出るほど高かったぁ。しかしボーナスも出るし、車の出費もないし、まあいいかと強制的に納得。

今度はカシミアのセーター、マフラーに、レザーのパンツ、ブーツが欲しいところ。いや、ほんと、さむいんすよ、マジで。今日も零下5度くらい。コート売り場には上にでっかく「-15°F」「20°F」とか書いてあるプレートが下がっていて、どうもこの温度に対応できるコートをおいてあるらしい。それにしてもマイナス15°ファーレンハイト? 一体何℃なんだ?? それよりも服が「性能」で区分けされているというのを初めて見た。

マイナス20℃くらいには平気でなるらしいから、凍える前に本気で備えなければ。


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